保育園や幼稚園などを利用せずに、保護者が自宅で子どもを育てることを「自宅保育」といいます。
子どもが小さいうちは、保育園に通わせるのと自宅保育のどちらがよいか迷っているママ・パパもいるのではないでしょうか?
そこで今回は、自宅保育のメリット・デメリット、自宅保育を楽しむためのポイントをご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
もくじ
自宅保育とは?
自宅保育とは、保育園や幼稚園などの施設を利用せず、保護者が自宅で子どもを育てることを指します。
かつては、子どもが幼稚園に入る3歳まで親が自宅保育をするのが当たり前でした。しかし最近は、共働きの増加や核家族化に伴って保育園・幼稚園の利用が増え、自宅保育の割合は減りつつあるのが現状です。
両親が共働きで仕事をしていると自宅保育が難しいため、もし自宅保育をするなら育休の延長や退職なども視野に入れる必要があります。家庭の経済状況にも関わってくるため、子どもを自宅保育にするかどうかは夫婦でよく話し合って決めるとよいでしょう。
自宅保育のメリット

自宅保育のメリットには、以下の点が挙げられます。
子どもの成長を近くで見守れる
自宅保育なら、子どもの成長の一つひとつを一番近くで見届けることができます。歩いたり言葉を話したり、子どもの初めての瞬間をともに過ごせるのは自宅保育ならではのよさといえるでしょう。
子どもに合わせた生活ができる
保育園や幼稚園では集団生活が基本となりますが、自宅保育なら子どもの性格やペースに合わせて生活することができます。食事や昼寝・就寝のタイミングを調整でき、発達や好みに合わせて日々の遊びを選べるため、子どもものびのびと過ごすことができるでしょう。
病気のリスクを減らせる
保育園や幼稚園での集団生活では、風邪や胃腸炎などの感染症にかかってしまうこともあります。感染症にかかることは免疫力を高めることにもつながりますが、子どもが小さいうちは「できるだけリスクを減らしたい」と考える方もいるでしょう。
その点、自宅保育なら感染症のリスクを減らすことができ、もし体調が悪くなっても親が付きっきりで看病できます。
子どもの自己肯定感を高められる
自宅保育で親子の時間をたくさん設けることでママ・パパとの絆が深まり、「ママまたはパパがいつもそばにいる」という安心感を与えられます。
安心感は子どもの自己肯定感を高めることにつながり、その後の人間関係や学びにもよい影響をもたらすとされています。
自宅保育のデメリット
自宅保育のデメリットには以下の点が挙げられます。
保護者の負担が大きい
自宅保育は、子どもと毎日一緒に過ごす親の負担がかなり大きくなります。
毎日ひとりで食事や遊びを用意して子どもの相手をするだけでも、体力が必要です。また、ひとりの時間が取れないことでストレスを感じやすいうえに、子育てのプレッシャーや孤独感から精神的につらいと感じてしまうこともあるかもしれません。
育児ノイローゼなどに陥らないためにも、ときには子どもを預けて出かけたり、友人と会ったりして親がリフレッシュする機会をつくることも大切です。
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子ども同士で遊ぶ機会が少ない
保育園や幼稚園に通う場合と比べて、自宅保育では子ども同士で遊ぶ機会が少なくなります。
集団生活では、順番を待つ、友達と協力するといったことが自然と身につきますが、自宅保育では社会性やコミュニケーション能力を身につける機会が比較的少なくなります。
また、同じ年の子を見る機会が少ないため、ママ・パパが我が子の成長・発達が順調なのか心配になることもあるでしょう。
年の近い親子と交流する機会を増やすには、公園や子育て支援センターなどに積極的に足を運ぶのがおすすめです。
自宅保育を楽しむポイント

自宅保育を親子で楽しい時間にするためには、以下のポイントを意識しましょう。
さまざまな遊びを取り入れる
自宅保育で同じ遊びばかりを繰り返していると、親も子も飽きてしまいます。新鮮に楽しめるように日々さまざまな遊びを取り入れましょう。
たとえば、料理や工作で手先を動かすのがおすすめです。工作の場合、ペットボトルや厚紙を材料に活用すると、お金をかけずに楽しめますよ。
積極的に外へ出て他者と交流する
自宅保育では家族以外との関わりが少なくなりがちです。積極的に外に出かけて同じ年代の子どもやママ・パパ以外の大人と交流する機会をつくりましょう。外出することで子どもに家ではできない経験をさせてあげることができ、親のリフレッシュにもなります。。
外出する際は、バスや電車など公共の乗り物に乗ってみるのもおすすめです。交通ルールやマナーを学ぶ機会にもなります。
自分の時間をつくる
自宅保育により子どもとずっと一緒にいることで、親がイライラしてしまっては子どもによい影響を与えません。自宅保育の時間を笑顔で楽しむために、ときには子どもをほかの家族に預けたり保育サービスを利用したりして、ママ・パパの自分時間をつくるようにしましょう。
自宅保育は親子の時間を楽しもう
保育園や幼稚園を利用しない自宅保育では、子どもの発達や性格に合わせてのびのびと過ごすことができます。ただし、子どもとずっと一緒に過ごすことになる分、親の負担が大きくなるためリフレッシュする時間を設けることも大切です。
日々さまざまな遊びを取り入れたり、積極的に外に出たりしながら自宅保育を楽しんでくださいね。
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