子どもが迷子になったらどうする?ママ・パパが知っておきたい対処法と予防法をチェック

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家族でお出かけ中、「少し目を離した隙に子どもがいなくなった!」という状況になったことはありませんか? 
子どもは一瞬のうちに迷子になってしまうことがあり、思わぬ事件・事故に巻き込まれてしまう可能性もあります。ママ・パパや周囲の大人が対策をして、迷子になるリスクを減らすことが大切です。

そこで今回は、子どもが迷子になりやすい状況や迷子になったときの対処法、迷子にならないための子どもとの約束や予防法についてご紹介します。大切な我が子の安全を守るためにも、ぜひチェックしてみてください。

子どもが迷子になりやすい状況とは

子どもが迷子になりやすい場所や状況は以下のとおりです。

混雑している場所・人混み

休日のショッピングモールや遊園地、お祭りやイベント会場など、混雑している場所は子どもが迷子になりやすく、注意が必要です。人混みに流されてしまったり、ママ・パパの視界から消えたりしてはぐれてしまう可能性が高いといえます。
また、子どもがママ・パパと見間違えて他人を追ってしまい、行方が分からなくなることもあるでしょう。

子どもの関心を引くものが多い場所

スーパーやショッピングセンター、遊園地には、お菓子やおもちゃ、キャラクターなど子どもの関心を引くものがたくさん並んでいます。子どもは好きなものや気になるものを見つけると一目散に向かうことがあるため、子どもがひとりでどんどん進んでいき、ママ・パパから離れてしまうことも珍しくありません。

旅行先や子どもが初めて行く場所

子どもが初めて行く場所では、「あそこには何があるんだろう?」と子どもが勝手に進んでいってしまい、ママ・パパを見失ってしまうことがあります。
旅行先などママ・パパも初めて訪れる場所の場合、土地勘がなく迷子になった子どもを探しにくいこともあるので、入念に対策をしておく必要があります。

何度も行ったことがある場所

何度も子どもを連れて行ったことがある場所なら安全なように思えますが、慣れているからこそ「いつも行っているから大丈夫」と油断してしまい、子どもが迷子になってしまうこともあります。たとえ行き慣れている場所でも、ママ・パパが気を抜かずに予防することが大切です。

ママ・パパがほかに気を取られているとき

メールや電話の対応、地図の確認、レジでの精算、受付の手続きなど、ママ・パパがほかのことに気を取られている間に子どもが離れてしまうことはよくあります。
メールや電話の対応など、スマホを使う用事の場合、用事が済んでもつい画面を見続けてしまうことがあるため、とくに注意が必要です。

子どもが迷子になったときの対処法

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子どもが迷子になったと気づいたら、落ち着いて冷静に対処することが大切です。

落ち着いて状況を整理する

「子どもがいない!」と焦ってしまうと、パニックに陥ってしまいます。まずは落ち着いて状況を整理しましょう。
最後に子どもを見たのはいつ・どこか、その場所にあった施設や看板を思い出し、周辺で子どもが行く可能性のある場所を予想してみましょう。

名前を呼びながら周辺を探す

大きめの声で子どもの名前を呼びながら周辺を探します。子どもから返事があれば、居場所を見つけやすくなります。
子どもは意外と近くにいたり、かくれんぼのつもりで隙間に隠れていたりすることもあるため、いないと気づいた場所の近くから、それまでに来た道を戻るようにして探してみてください。

スタッフや警備員に相談する

5〜10分ほど探しても見つからない場合は、施設のスタッフや警備員に相談しましょう。館内放送やほかのスタッフとの情報共有などで、探すのを手伝ってもらえることがあります。
施設によっては迷子センターが設置されていることもあり、担当のスタッフがスムーズに対応してくれます。

なお、迷子をねらう犯罪の危険もあるため、素性のわからない人に相談することは避けたほうがよい場合もあります。子どもが迷子になったときは警察やお店のスタッフ、警備員など、信頼できる人を選んで相談しましょう。

友人や知り合いに子どもの情報を伝える

友人や知り合いに迷子になった子どもの捜索を手伝ってもらう際には、子どもの名前・年齢・身長・髪型・服装・最後に見た場所・保護者の連絡先などの情報を共有します。「ポニーテールの髪型」「帽子をかぶっている」「キャラクターのTシャツを着ている」など、見た目の特徴を詳細に伝えておくと家族以外の人も探しやすくなります。子どもの写真を共有するのも一案です。

近隣の店舗や交番にも声かけする

施設内でスタッフと一緒に探しても見つからない場合や、街中で迷子になった場合は、近隣の店舗や交番にも迷子になったことを伝え、見つけた際には保護してもらうようお願いしておきましょう。子どもの行く可能性があるところへ声かけをしたら、警察やスタッフの指示に従って捜索を続けてください。

迷子にならないための子どもとの約束

迷子を防ぐために、子どもには以下のような約束ごとを事前に伝えておきましょう。
「もしも迷子になったらどうしたらいいかな?」「どうして外では手をつなぐのかな?」など、子どもと一緒に考えて約束を決めることが大切です。

外出先ではママ・パパから離れない

迷子を防ぐには、ママ・パパと子どもがお互いに離れないことが基本です。「遠くに行かないでね」「お外では手をつなごうね」などと声かけしておきましょう。

迷子になったらその場を動かない

迷子になったときに、子どもがパニックになりママを探して周辺を動き回ったり、家に帰ろうと施設を出たりしてしまうことがあります。その場合は探すのに時間がかかるだけでなく、ほかの事件・事故に遭ってしまう可能性も高まります。

こうした事態を避けるためにも、「もし迷子になったら、動かないでママを呼んでね」「迷子になってもお店から出ないでね」などと約束しておきましょう。待ち合わせ場所を決めておくのも有効です。

迷子になったらスタッフや警察に声をかける

子どもには、迷子になったらお店の人や警備員、警察に声をかけるように伝えておきましょう。知らない人に助けを求めると、誘拐やそのほかの犯罪に巻き込まれてしまう危険があるため、必ず店員や警備員といった信頼できる人に声をかけるよう教えることが大切です。
「迷子になっても知らない人にはついていかないでね」「お店の人にママを探してもらってね」などと伝えておくとよいでしょう。

自分の名前や年齢を覚えておく

迷子になった際に、子ども自身がスタッフなどに自分の名前や年齢を伝えられると保護者を探しやすくなります。普段の生活のなかで自己紹介の練習をしておきましょう。
まだ名前を言えない場合や心配な場合は、子どもの名前に加えて保護者の名前・連絡先を紙に書いて持たせておくという方法もあります。

迷子にならないための予防法

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以下では、子どもが迷子にならないための予防法についてご紹介します。

待ち合わせ場所を決めておく

出かける前に、大人も含めてはぐれてしまった場合の待ち合わせ場所を決めておきます。インフォメーション前や大きな時計の下など、子どもにもわかりやすく、迷わず行けるような場所を選びましょう。事前に決めておくことで、迷子になった場合もスムーズに再会できるようになります。

目立ちやすい服装を選ぶ

明るい色や派手な柄など、子どもに特徴的な服装をさせておくことで、人混みのなかや遠くからでも見つけやすくなります。親子でお揃いのペアルックなら周囲の人から見ても親子とわかりやすく、迷子になった際に探しやすくなりますよ。

当日に写真を撮っておく

目立ちやすい服装をすることに加えて、当日の服装で写真を撮っておくと、スタッフや警察に子どもの見た目を写真で伝えられるため、探しやすくなります。
遊園地やお祭りなど迷子になりやすい場所・イベントへ行く際は、意識して子どもの写真を撮るようにしましょう。

施設情報を確認しておく

テーマパークや大型のショッピングモール、イベント会場などの迷子になりやすい場所では、事前に地図や案内板をチェックしておきましょう。迷子になった際に子どもが立ち寄りやすい場所や最寄りの交番がどこにあるのか確認しておくことで、いざというときに迷わず直行でき、時間を無駄にせずに済みます。子どもと一緒に「迷子になったらここに行こうね」と指差しで確認しておくのもひとつの方法です。

子どもから離れない・手をつなぐ

子どもを迷子にしないためには、親子で離れずにいることがなにより重要です。混雑した場所ではしっかり手をつなぎましょう。
商業施設でカートがある場合は、子どもが自由に歩き回らないよう座らせて移動するのも一案です。

定期的に声かけ・目視で確認する

「あそこにいるからしばらく動かないはず」とママ・パパが油断していると、一瞬のうちに子どもがどこかへ行ってしまう可能性があります。また、子どもは何かに夢中になっていると声かけが耳に入らないこともあります。お出かけ中は定期的に子どもに声をかけて返事をさせ、必ず目視で居場所を確認するようにしましょう。

迷子防止グッズを活用する

最近では子どもの迷子を防止するグッズがたくさん販売されているため、場所や子どもの性格に応じて取り入れてみるのも一案です。
代表的なものには、子どものかばんにつないでママ・パパから離れるのを防ぐ迷子紐や、名前や連絡先のメモを子どもの服やバッグに付けられる迷子札、スマホで居場所を確認できるGPS端末などがあります。

ただし、こうしたグッズが迷子を必ず防いでくれるわけではないため、基本的な対策もしっかり行いましょう。

迷子の子どもを見かけたときは?

もしも街中で迷子になっている子どもを見かけたときは、「どうしたの?」「ママとはぐれちゃったかな?」など子どもに声をかけつつ、お店のスタッフや警備員、警察などに知らせて対応してもらいましょう。
手つなぎや抱っこ、車に乗せるなどの行為は避け、周囲にも協力してもらいながら複数人で対応すると、不審者と疑われにくくなります。

スタッフを待つ間、子どもが泣いてしまった場合は、「もう大丈夫だよ」「いまママを探しているからね」などと声をかけて安心させてあげてくださいね。

子どもは一瞬で迷子に!予防と対処法を知って安全を守ろう

子どもは一瞬の隙に迷子になってしまうことがあります。お出かけの際はママ・パパが万全の対策・注意をして子どもの迷子を防ぎましょう。
万が一、迷子になってしまった場合は、今回ご紹介した内容を参考に落ち着いて対応してくださいね。

また、子どもの迷子を防ぐには、日頃から予防法を徹底したうえで「迷子にならないためにはどうしたらよいか」を子どもと一緒に考えることも大切です。この機会にお子さんと話し合ってみてはいかがでしょうか?

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みちる

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