子どもの習い事はいつから始める? 定番の習い事とそれぞれの特徴、選び方もご紹介

子ども 習い事

「子どもに習い事をさせたい!」そう考えているママ・パパは少なくないでしょう。
しかし、一言で「習い事」といってもさまざまな教室があるため、いつからどのようなことを習わせたらよいのか悩んでしまいますよね。

そこで今回は、習い事を始めるタイミングや定番の習い事、沖縄で人気の習い事などをご紹介します。習い事の選び方についても解説するので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

子どもの習い事っていつから始める?

子どもに習い事をさせるなら、何歳からがよいのでしょうか? なかには「せっかく習い事に通わせるなら早いほうがよい」と考える方もいるでしょう。

結論からいうと、習い事を始める時期として正解はありません。お子さんが自ら「通いたい」といったときや、ママ・パパが「通わせたい」と思ったときが始めどきといえます。

2024年1月に行われたベネッセの調査によると、子どもが習い事を始めた年齢としてもっとも多いのは4歳で22%、次いで3歳・5歳が19%、6歳が14%という結果になっています。
このことから、多くのお子さんが小学校に入る前に習い事を始めていることがわかりますが、調査結果を見ると0歳・1歳から習い事を始めた家庭がそれぞれ4%、反対に7歳から習い事を始めた家庭も5%であることがわかっています。

習い事を始める時期は各家庭によって異なるため、子どもの年齢やタイミングはあまり気にする必要はないのかもしれません。

参照:習い事、何歳から始めてる?初めての習い事やきっかけは?【保護者のホンネ】|ベネッセ

子どもの定番の習い事

子ども 習い事

子どもの習い事にはどのようなものがあるのでしょうか?
以下では、定番の習い事をご紹介します。

スイミング

最近は0歳から親子で参加できるスイミング教室もあります。
ある程度大きくなると「泳げるように」という目標を掲げてスイミング教室に通うことが多いですが、0歳など小さなうちは「水に慣れさせる」という意味合いが大きくなります。水に慣れることができれば、お風呂に入るときも水を怖がらなくなるため入浴が楽になるかもしれません。

また、スイミングは全身を動かして呼吸法が学べるスポーツであることから、長く続けることで基礎体力や心肺機能の向上が期待できるといわれています。

なお、沖縄県内にあるスイミングスクールの平均月謝は週1回で8,000円程度、週2回で11,000円程度です。

リトミック

リトミックとは、音楽にあわせて身体を動かす習い事です。
比較的年齢が低いお子さん向けに展開されていることが多く、0〜1歳のうちは親子でスキンシップをとりながら一緒に身体を動かして、理解力がついてくる2〜3歳には先生の指示にあわせてリズム遊びをします。リズム感や表現力を身につけながら、運動能力も高めることができるのがポイントです。

また、リトミックでリズム感や表現力を身につけて、ある程度年齢を重ねたらピアノを始めるというお子さんもいるようなので、将来的にピアノを習わせたいと考えている場合はリトミックから始めてみるのもよいかもしれません。

なお、沖縄県内にあるリトミック教室の平均月謝は、週1回で5,000〜7,000円程度です。

英会話

2020年から小学校でも必修科目となっている英語も、子どもの習い事の定番です。

「小さな子どもに英語を習わせて意味があるの?」と思われるかもしれませんが、幼少期は吸収速度が早いため、「英語に慣れさせる」という意味ではおすすめの習い事です。小さなお子さんには音楽やゲームを通じて英語を教える教室が多いため、苦手意識を持ちづらくなるともいわれています。
さらに、教室によっては英語を使って発表をする機会もあるので、積極性を養うことにもつながります。

なお、沖縄県内にある英会話教室の平均月謝は、週1回で10,000円程度です。

ダンス

ダンスは音楽にあわせて踊る習い事です。
リズム感や表現力を身につけることができるだけでなく、基礎体力の向上も期待できます。イベントへ出演したり、発表会を行ったりと人前で踊ることで自信がつき、自己肯定感を高めることにもつながるでしょう。

「ダンス」と一言でいっても、ヒップホップダンスやチアダンス、バレエなどさまざまなジャンルがあるので、お子さんの興味にあわせて選んであげるとよいかもしれません。

なお、沖縄県内にあるダンス教室の平均月謝は5,000〜10,000円程度です。ジャンルや子どもの年齢、練習回数によって大幅に異なります。

ピアノ

ピアノを習うことで、音感やリズム感、集中力を身につけることができます。
というのも、ピアノを演奏する際は楽譜を見ながら両手で違う動きをして、足も動かし、耳で聴く必要があります。音感やリズム感、集中力がなければ演奏することができません。さらに、発表会に出て人前で演奏する機会もあるので、表現力も身につき自信がつくでしょう。
ピアノは大人になっても続けることができるため、長期的にできる習い事を探している場合はピアノがおすすめです。

なお、沖縄県内のピアノ教室の平均月謝は8,000〜15,00円程度です。レッスン時間や回数により大幅に異なります。

そろばん

「電卓での計算が主流になった時代にそろばん?」と思われるママ・パパもいるかもしれませんが、現代においてもそろばんは子どもの習い事として定番となっています。
そろばんは数字を目で追って指先を使って計算するため、脳の発達によいとされています。さらに、常に数字を計算することから、算数に対して苦手意識を持ちづらくなり、集中力も身につくそうです。

なお、沖縄県内のそろばん教室の平均月謝は週3回で5,500円程度です。習い事としては回数が多くリーズナブルな傾向にあります。

プログラミング

近年注目を集めているのがプログラミング教室です。2020年から小学校でプログラミング教育が必修化したことで、習い事としてプログラミングを選択する家庭が増えているようです。

プログラミング教室では、ロボットの仕組みやプログラミング言語を学び、簡単な組み立てやプログラミング技術を身につけます。クラスによってはアプリ制作やロボット制作を行うこともあるようです。
プログラミング教室に通うことで論理的思考力が身につくだけでなく、プログラミングという専門的な知識も身につけることができます。

なお、沖縄県内のプログラミング教室の平均月謝は10,000〜15,000円程度です。

沖縄で人気の習い事とは?

子どもの定番の習い事をご紹介しましたが、沖縄県内ではどのような習い事が人気なのでしょうか?
沖縄県内で子どもの習い事として人気なのは、空手とスイミング、そろばんです。

空手

沖縄は空手発祥の地ということもあり空手教室の数が多く、令和4年に沖縄県文化観光スポーツ部空手振興課が行った調査によると、令和4年7月時点で沖縄県内にある空手道場は364施設にものぼります。この背景から、沖縄では習い事として空手がポピュラーな傾向にあります。

空手は礼儀や挨拶を重んじるスポーツであるため、社会性を身につけながら精神面を鍛えることができるでしょう。

参照:令和4年度 沖縄空手実態調査業務報告書|沖縄県文化観光スポーツ部 空手振興課

スイミング

先ほどご紹介したスイミングも、沖縄県内の子どもの習い事として人気です。

「海に囲まれた沖縄でわざわざスイミング教室に通わなくても……」と考えるママ・パパもいますが、真夏の海は紫外線による影響が心配ですし、うちなーんちゅは「海は眺めたりビーチパティーを楽しんだりするところ」という認識が強く泳げない人が多いのだそうです。
スイミング教室に通うことで泳げるようになるだけでなく、基礎体力や心肺機能の向上が期待できるため、習い事として通わせている家庭が多いのかもしれません。

そろばん

沖縄県は「そろばん王国」といわれています。実際に、子どものころ「クラスにひとりはそろばんをやっている子がいた!」というママ・パパは多いのではないでしょうか?

全国珠算教育連盟によると、そろばんの最高段位である10段の取得者数は沖縄県が全国1位を記録しているそうです。さらに、沖縄県内の珠算検定受験者数は年間約6万人にものぼることがわかっています。

そろばんを習うことで算数に対する苦手意識を持ちづらくなり、集中力も身につくので、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか?

参照:沖縄は「そろばん王国」 10段取得者全国一|琉球新報

子どもの習い事の選び方

子ども 習い事

一言で「習い事」といっても、上記でご紹介した習い事以外にもさまざまなものがあります。
家庭の状況を考慮しつつ子どもに合った習い事をさせてあげるためにも、以下の選び方を参考にしてみてください。

子どもの意見を聞く

実際に習い事をするのは子どもなので、子どもの意見をしっかり聞くようにしましょう。
もし子どもの意見を聞かずに保護者が勝手に習い事を決めてしまった場合、やる気が出ず時間と費用だけが無駄にかかってしまう恐れがあります。こうした事態を避けるためにも、子どもが「興味のあること」「好きなこと」から選んであげるとよいかもしれません。

通いやすい距離にあるか

ほとんどの習い事は教室まで通う必要があります。自宅から近く子どもだけで通えることもありますが、終了時間が遅い場合や自宅から距離がある場合には保護者の送迎が必須です。
どれだけ内容がよく費用が安くても通いづらい距離にあると徐々に負担が大きくなってしまうため、通いやすい距離にある教室を選ぶことが大切です。

月謝を支払い続けることができるか

習い事には月謝がかかります。教室によっては入会金やユニフォーム代などがかかることもあるでしょう。金銭的負担が大きいと習い事を続けることができなくなるため、入会時にかかる費用や月謝だけでなく、都度発生する費用についても確認しておきましょう。

子どもに合った習い事で個性や長所を伸ばそう!

習い事は必ずさせなければならないものではありませんが、習い事をさせることで子どもの個性や長所を伸ばすことができます。さらに、習い事をすることで家庭や学校以外にも子どもの居場所ができるのも魅力です。交友関係が広がり、能力を高めることもできるので、ぜひ一度習い事について家族で考えてみてはいかがでしょうか?

 


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