赤ちゃんの人生初のヘアカットを「ファーストカット」といいます。
産まれたままの髪の毛「ファーストヘアー」をカットする特別なイベントなので、きちんと情報を集めて挑みたいと考えているママ・パパも多いでしょう。
そこで今回は、ファーストカットの時期や場所、カットのコツなどをご紹介します。
あわせて、カットした髪の毛を記念に残す方法もご紹介しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
もくじ
赤ちゃんのファーストカットはいつごろにする?
髪が伸びる速さは人それぞれなので、「生後何か月になったら切る」という目安はありません。「髪の毛が耳にかかり始めたら」「前髪が目に入りそう」というような、髪の量や長さを目安に切ってあげましょう。
また、季節も考慮してファーストカットのタイミングを決めるのもおすすめです。
とくに、夏場は汗ばむことが多く、髪の毛があまりに多いと汗疹などの肌トラブルの原因になるかもしれないため、ファーストカットのタイミングとして望ましいかもしれません。
赤ちゃんがすっきりとした気分で過ごせるよう、ママ・パパが「そろそろかな?」と思ったタイミングでファーストカットしてあげるととよいですね。
どこでファーストカットしたらよい?
ファーストカットのパターンには、主に「自宅でママ・パパがカットする」「美容室でカットする」の2つがあります。
自宅でママ・パパがカットする
自宅でママ・パパがファーストカットをする場合、カット道具を揃えるための初期費用がかかりますが、前髪カットなどこれから短いスパンで髪の毛を整えることを思えば経済的です。
リビングなどのお部屋やお風呂場など、カットする場所は各家庭で異なりますが、基本的には赤ちゃんがリラックスできる場所を選ぶことが大切です。
もし赤ちゃんが「なんだかいつもと違う」と察知してしまうと、緊張して泣いたり暴れたりする可能性ががり、なかなか切れなくなってしまいます。
なるべくリラックスした環境で、さりげなく、遊びの延長のような雰囲気で切ることを心がけましょう。
なお、自宅でファーストカットをするときのポイントは後述しているので、そちらもぜひ参考にしてみてくださいね。
美容室でカットする
美容室へ出向く場合、プロの美容師さんにカットしてもらえるため仕上がりがとてもきれいになります。また、カット道具を準備する手間も省くことができます。
ただ、腰がまだすわっていない赤ちゃんや、人見知りの激しい赤ちゃんの場合、カットしてもらうのは難しいかもしれません。
後者の場合は、お気に入りのぬいぐるみやおもちゃを持ち込んだり、タブレット端末でアニメを見せたりすることで対処できる場合もあるので、あらかじめ美容室に相談しておくとよいでしょう。
ちなみに、沖縄ではおきなわ子育て応援パスポートの応援店を目安に美容室を探すことができます。おもちゃ・絵本の有無や授乳室・キッズルームの有無がわかるほか、ミルクのお湯を提供してくれるかどうかも確認できるため、とても便利ですよ。
興味がある方は、ぜひ公式ホームページをご覧ください。
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自宅でのファーストカットに必要なものは?
自宅でファーストカットをするときに必要なものは以下のとおりです。
・目の細かいくし
・散髪バサミ
・すきバサミ
カットする場所によりけりですが、必要に応じて下に敷く新聞紙や霧吹き、ケープなども用意するとよいでしょう。
目の細かなくしは、前髪や襟足など、髪の毛をまっすぐ揃えたいときにあると便利です。まっすぐ揃えず、ナチュラルな感じにしたいときは必須ではありません。
散髪バサミには、ベビー用品店などで売られているベビー用ハサミを使うとなお安全です。赤ちゃんは突然首を振ったりするなど、予想外の動きをするので、刃先が丸いベビー用ハサミが重宝するでしょう。
すきバサミを使用するとカットしたラインが目立ちづらくなるので、カット初心者でも簡単に自然なヘアスタイルにすることができます。
最初に散髪バサミで大まかにカットし、最後にすきバサミで毛先を整えるという方法もおすすめです。
赤ちゃんの髪を上手にカットするポイント
上手にカットするポイントを押さえると、仕上がりがきれいになるほか、安全かつスピーディーにカットすることができます。
赤ちゃんの気をそらす
ファーストカットの際は、赤ちゃんの気をそらす工夫をするのがおすすめです。
たとえば、テレビでアニメを流すことで、に赤ちゃんの気をそらすことができます。アニメに夢中になっているとき、赤ちゃんは比較的じっとしているので切りやすいでしょう。
おもちゃや絵本で気を引くのもよさそうですね。うつむいて遊んでいるときは、襟足などを切るチャンスです!
切った髪の毛が目に入ったり、皮膚について不快になったりすると、赤ちゃんが遊びに集中できなくなるので、髪の毛はタオルや霧吹きなどで湿らせるのもポイントです。
一気に切ろうとしなくてOK
親が「ファーストカットをするぞ! 」と準備万端だったとしても、赤ちゃんはまとまった時間じっとしてはくれないものです。そんなときは、「今日はここまでにしておこう」「今日は前髪だけ切ろう」とポイントカットするとよいでしょう。
前髪や耳上の髪は、赤ちゃんが寝ているときに、下にバスタオルなどを敷いてささっとカットできるかもしれません。
カットするときの姿勢を工夫する
カットしている間は、赤ちゃんにできるだけじっとしておいてもらいたいものです。そのため、ママ・パパどちらかが赤ちゃんを抱っこして、もう一方がカットする方法を試してみるのもよいでしょう。
ママやパパの腕に包まれることで赤ちゃんは安心しますし、少しぐずったときにはすぐにあやすことができます。
抱っこしている人がやさしく赤ちゃんの頭を固定することもできるので、結果的に素早くカットできるでしょう。
ファーストカット後の赤ちゃんの髪を記念に残す方法
「せっかくのファーストカットなので、髪の毛を記念に残しておきたい!」という場合は、以下でご紹介する方法をぜひ参考にしてみてください。
赤ちゃん筆
賢く育ってほしいという願いが込められた「赤ちゃん筆」は、カットした髪の毛を使った記念品として人気のアイテムです。
ファーストカットした髪の毛は、赤ちゃんがママのお腹の中にいるときから生えている髪の毛でとても柔らかいため、筆として適しているのです。
赤ちゃん筆は、自宅でカットする場合と美容室でカットする場合、どちらでも制作可能です。
自宅でファーストカットする場合は、髪の毛を郵送すれば筆を作ってくれるメーカーを利用することで、赤ちゃん筆として記念に残すことができます。
美容室でカットする場合は、あらかじめ赤ちゃん筆を作るメーカーと提携しているところを選ぶことで、スムーズに制作することが可能です。
赤ちゃん筆を作るためには、5cm以上の髪の毛が必要といわれています。そのため、自宅でファーストカットをする際は長さに注意してハサミを入れましょう。
フレームなどに飾る
色紙や厚紙に赤ちゃんの絵を描いて、そこにカットした髪の毛を貼って飾れば、オリジナルの記念アイテムができます。自分たちで簡単に作れるので、赤ちゃん筆に比べて制作コストが抑えられるでしょう。
「上手に絵を描く自信がない」という方は、ファーストカットアートのテンプレートなどがハンドメイドマーケットなどで売られているので、探してみるとよいでしょう。
もちろん、本格的な似顔絵などをプロに外注することも可能ですが、納期が長く価格が高めになりがちなので、その点を踏まえて依頼するかどうかを検討してくださいね。
ポイントを押さえてファーストカットにチャレンジしよう
赤ちゃんのファーストカットは、一度きりの特別なイベントです。自宅でママ・パパが自らカットすればより思い出深い時間になりますし、美容室でカットすればよりきれいな仕上がりにできます。どちらを選ぶにしても、赤ちゃんもママ・パパも笑顔で楽しくカットするために、今回ご紹介したポイントを押さえてチャレンジしてみてくださいね。
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