希少性が高い「龍涎香(りゅうぜんこう)」とは?沖縄の海で探してみよう!

龍涎香

一時期、沖縄県のニュースで取り上げられた「龍涎香(りゅうぜんこう)」。どのようなものかご存じでしょうか?
もしかすると今後、沖縄で龍涎香探しがブームになるかもしれません……!

今回は、龍涎香の概要や特徴などをご紹介します。ぜひチェックしてみてください。

希少性が高い「龍涎香(りゅうぜんこう)」とは?

龍涎香

龍涎香とは、マッコウクジラの腸内で発生する結石のことです。一説によると、マッコウクジラはタコやイカを主食としていることから、これらの固い部分が消化されずに残り、分泌液で結石化させたものといわれています。
クジラの消化管のなかに3~4年滞在し、排出されてから何年か海上を漂わないと龍涎香はできないそうです。排出が早い場合は、ただのタコやイカである可能性があります。

龍涎香は、灰色や琥珀色、黒色などさまざまな色をした大理石状の模様をしているのが特徴です。生成されたばかりの龍涎香は酸化されていないため、悪臭がするといわれています。しかし、酸化後の龍涎香は香りがよくなることから香料として用いられています。じつは、シャネルの5番にも龍涎香が用いられていたそうです!

龍涎香はかなり希少な香料なので、ものによっては数百万円の値がつくこともあります。2023年に発見された龍涎香の重さは268gで、なんと442万円の値段がついたそうです。

参照:龍涎香で人生変える?国内最高値発見!!/ビジネスキャッチー|QAB 琉球朝日放送

龍涎香(りゅうぜんこう)は沖縄の海で見つけられる!

龍涎香は、沖縄の海で見つけることができます!

実際に沖縄県内では、2018年に戦後初めて龍涎香が発見され、直近だと2023年に発見されています。2023年に発見されたもので戦後以降、沖縄県内では4例目となるそうです。

商業捕鯨が行われてからは、クジラの解体時に龍涎香を入手することができました。しかし、1986年以降は商業捕鯨が制限されたため、海岸まで流れ着いたものしか入手できなくなっています。つまり、龍涎香はこれまでに4度も沖縄の海に流れ着いているのです!

もしかすると、もうすでに5度目となる龍涎香が沖縄の海に流れ着いているかもしれません。沖縄の海の新しい楽しみ方として、龍涎香探しをしてみてはいかがでしょうか?

参照:貴重な「竜涎香」、沖縄の海岸で見つかる 〝抹香〟クジラの結石、268グラムで442万円|産経デジタル

海で遊ぶときは龍涎香(りゅうぜんこう)を探してみるのもおすすめ

龍涎香

沖縄は、国内で龍涎香が発見されている地域です。戦後以降4回しか発見されていないため、なかなか出会えないかもしれませんが、見つけると歴史的瞬間に立ち会うことができます! そのため、海で遊ぶ際はぜひ龍涎香を探してみてください。

龍涎香は水よりも比重が軽く、陸に打ち上げられることがあります。そのため、探す際は砂浜を中心にチェックしてみるとよいかもしれません。
龍涎香らしきものを見つけた際は、水に浮くか、独特な香りがするかを確認しましょう。もし水に浮いて香りがする場合は龍涎香の可能性が高いといえます!

龍涎香探しはまるで宝探しなので、子どもも楽しみながら探してくれるかもしれません! 沖縄の海の新しい楽しみ方として、ぜひお子さんに提案してみてください。

ちなみに龍涎香探しは、夏休みの自由研究のテーマにもぴったりかもしれません。見つかった場合は大発見ですし、見つからなくても龍涎香の歴史や特徴を紐解くことで有意義な研究になります。
もしお子さんが自由研究のテーマに悩んでいるようなら、ママ・パパから提案してみてはいかがでしょうか?

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龍涎香(りゅうぜんこう)探しで思い出づくりを!

龍涎香はマッコウクジラの腸内で発生する結石です。長い年月をかけて生成されるため、希少性が高いとされています。
そんな龍涎香は、沖縄県内でも発見されています。子どもと海に行く際は、海水浴やマリンアクティビティとあわせて、ぜひ龍涎香探しも楽しんでみてください!

 


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ぱるる

沖縄生まれ沖縄育ち。10歳と4歳の2児のママ。
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