妊娠線を予防する方法とは?できる原因やクリーム選びのポイントも押さえておこう

妊娠線 予防

妊娠すると気になる悩みのひとつに「妊娠線」があります。妊娠線はできてしまうと完全には消えないため、できないように予防することが大切です。

そこで今回は、妊娠線ができる原因や予防のタイミング、予防する方法、クリーム選びのポイントなどをご紹介します。妊娠線ができないように、しっかりケアしましょう!

妊娠線とは?できる原因は?

妊娠線とは、妊娠中に急激にお腹が大きくなることで、皮膚の内側にある真皮層が裂けてできる線状の跡のことを指します。妊娠初期には目立たなくても妊娠中期から後期にかけて、とくにお腹や太もも、胸、ヒップなどにできやすく、色は赤紫色から徐々に白っぽい線に変わっていきます。

妊娠線ができる主な原因は急激な体重増加だけでなく、ホルモンバランスの変化により皮膚が割れやすい状態になることも挙げられます。
妊娠中は「副腎皮質(ふくじんひしつ)」と呼ばれるホルモンが多く分泌されます。副腎皮質ホルモンには皮膚のターンオーバーを抑える働きがあるため、妊娠中に多く分泌されると伸縮性の弱まった肌が長く留まることになってしまいます。これにより、妊娠線ができてしまうのです。

また、副腎皮質ホルモンにはコラーゲンの生成を抑える働きもあります。コラーゲンは真皮に柔軟性を与える働きがありますが、副腎皮質ホルモンによって生成を抑えられると肉割れを起こしやすくなり、これが妊娠線となってしまいます。

参照:妊娠線はいつからできる?消えるの?原因や予防、ケア方法などの疑問を徹底解説!|札幌・石狩の産婦人科 エナレディースクリニック

妊娠線予防はいつからするべき?

妊娠線の予防は、妊娠初期から始めるのが理想です。妊娠線が目に見える形で現れるのは主に妊娠中期以降ですが、その前に皮膚の弾力性を高め、乾燥を防ぐケアを行うことが大切です。お腹が大きくなる前からしっかりと保湿をしておくことで、妊娠線ができるリスクを減らせます。

妊娠5か月目以降になるとお腹が急激に大きくなり始めるため、この時期にはさらに念入りなケアが必要です。また、体重の増加が急激であるほど妊娠線のリスクが高まるため、妊娠初期から適切な体重管理を意識することも重要です。
妊娠線はできてしまうと完全には消えないので、早めのケアを心がけましょう。

妊娠線の効果的な予防法は?

妊娠線 予防

妊娠線を予防するには「保湿ケア」「マッサージ」「十分な水分補給」「栄養バランスの取れた食事」「適度な運動」が大切です。

1.保湿ケア

保湿は妊娠線予防の基本です。専用の妊娠線クリームやオイルを使い、肌に十分な潤いを与えましょう!
とくにお風呂上がりの肌が柔らかくなったタイミングで塗ると、浸透率が高まります。お腹だけでなく、胸や太もも、ヒップなどにも忘れずに塗布することが重要です。

2.マッサージ

クリームやオイルを使用しながらマッサージを行うことで血行が促進され、皮膚の柔軟性が高まり、妊娠線ができにくい肌を作ることができます。
ただし、強くこすりすぎないように注意しましょう。強く押すと、子宮収縮につながるツボを刺激してしまったり身体やお腹の赤ちゃんに負担をかけてしまう可能性があります。また、お腹が張っているときはマッサージを行わないようにしてください。お腹が張っているときは子宮が収縮している可能性があるため、安静が求められます。

3.十分な水分摂取

体内の水分量が不足すると、皮膚が乾燥しやすくなります。妊娠中はこまめに水分を摂取し、肌の潤いを内側から保つよう心がけましょう。

4.栄養バランスの取れた食事

皮膚の健康を保つためには、ビタミンCやコラーゲンを多く含む食品を摂取することが効果的です。これらの栄養素は皮膚の弾力性を保つ役割を果たし、妊娠線の予防効果が期待できます。
また、急激な体重増加を防ぐために、カロリーコントロールも意識することが大切です。

5.適度な運動

妊娠中でも無理のない範囲でウォーキングやヨガなどの運動を行うことで血流がよくなり、皮膚の健康が保たれます。また、適度な運動は体重管理にも役立つため、妊娠線の予防に一石二鳥の効果があります。

妊娠線予防クリーム選びのポイント

妊娠線 予防

通常のボディクリームでも代用できますが、たとえば保湿成分が低いとあまり効果を実感できない可能性があります。そのため、妊娠線予防には専用のクリームを使用するのがおすすめです。
以下で妊娠線予防クリーム選びのポイントをご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

保湿成分が豊富なもの

妊娠線予防には保湿が重要です。ヒアルロン酸やセラミド、シアバター、コラーゲンなどの保湿成分が含まれているクリームを選ぶとよいでしょう。これらの成分は肌の水分を保持し、乾燥を防ぐ効果があります。

刺激の少ない成分

妊娠中は肌が敏感になりやすいため、香料やアルコールが含まれていない低刺激のクリームを選びましょう!
成分表を確認し、天然由来の成分が多いものを選ぶと安心です。

浸透力の高いもの

妊娠線予防クリームは皮膚の深部にまでしっかり浸透させることが重要です。クリームのテクスチャーや口コミを参考にして、浸透力の高いものを選びましょう。

継続しやすい価格帯

妊娠線ケアは毎日継続することが大切です。無理なく続けられる価格帯のクリームを選ぶことで、妊娠中を通してケアを続けやすくなります。

妊娠線は早めのケアで防ごう!

妊娠線は多くの妊婦さんが気にする悩みです。一度できてしまうと消えないため、早めのケアと日々の保湿、マッサージ、食生活の改善を心がけましょう。また、専用の予防クリームを上手に活用し、自分の肌に合った方法でケアを続けることが大切です。

 


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ぱるる

沖縄生まれ沖縄育ち。10歳と4歳の2児のママ。
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