自主性や創造力を育もう!夏休みの宿題におすすめの工作アイデアをご紹介

夏休み 工作

夏休みの宿題は、子どもにとってもママ・パパにとっても悩みの種になりがちです。とくに工作の宿題に「何を作ったらいいの?」とお悩みの方もいるのではないでしょうか。

そこで今回は、夏休みに工作に取り組むメリットや夏休みの宿題にもおすすめの工作アイデアをご紹介します。工作を選ぶポイントや工作する際の注意点についてもまとめているので、ぜひ参考にしてみてください。

夏休みに工作をするメリットとは?

夏休みに工作をするメリットは、「自分で決めた課題に時間をかけて自由に取り組める」という点が大きなポイントです。完成させるために試行錯誤することで自ら考えて行動する力が身につき、子どもの自主性や創造力、集中力を育むことができます。また、自分で作品を完成させることで自信がつき、新しいことにチャレンジする意欲や積極性にもつながります。

さらに「工作は形に残る」という点もメリットのひとつです。作品を部屋に飾ったり、遊びに活用したりと完成後も楽しめます。子どものそのときだけの感性が表現された作品は、家族にとってのすてきな思い出にもなるでしょう。

このように、夏休みに工作に取り組むことにはメリットがあります。宿題でもそうでなくても、この夏はぜひ親子で工作に取り組んでみてはいかがでしょうか?

夏休みの工作を選ぶポイント

以下では、実際に工作をする前にママ・パパが知っておきたい工作選びのポイントをご紹介します。

子どもの年齢やスキルに合わせて選ぶ

工作は使う道具や作り方によって、難易度に差があります。

たとえば、カッターやノコギリを使ったり、アイロンや火を使ったりする場合は、年齢によっては扱いが難しかったり、ケガをしてしまったりする可能性があります。作品を完成させるために複雑な計算や細かい作業が必要になることもあるかもしれません。
そのため、工作を選ぶ際は、子どもの年齢やスキルに合わせて無理なく完成できるものを選ぶことが大切です。

危険な作業や複雑な工程は大人が代わってあげるのもひとつの方法ですが、工作においては子どもが自分で考えて作品を完成させることも大切です。大人の助言やサポートがあればできる程度の難易度を選ぶことで、より子どもの成長につながりやすくなるでしょう。

子どもの興味があるものを選ぶ

ママ・パパが「簡単そうだから」「評価してもらえそうだから」といった理由で選んだものでは、子ども本人のやる気を削いでしまうかもしれません。工作は子どもが自ら進んで取り組めるよう、子ども自身の興味があるものを選ぶことが大切です。

子どものやりたいものが見つからないときには、おしゃれが好きな子ならアクセサリーや手芸に取り組んだり、スポーツが好きな子ならボードゲームを作ってみたりというように、本人が楽しんで取り組めるものを一緒に考えてみるとよいでしょう。

身近な材料を使う

せっかく工作をするなら、特別な材料を買い揃えるよりも、身近なものを活用するのがおすすめです。
たとえば、割り箸や牛乳パック、段ボールといった普段から家にあるものを使えば、費用をかけずに数多く用意できます。また、身近な材料なら失敗しても再度チャレンジしやすいので、子どもが納得いくまで取り組めます。

このほか、草花や貝殻、石など自然の材料は自分で集めることができ、色合いや形などからイメージして工作することで創造力もアップします。夏休みにレジャーで海や山、川へ出かけた際に集めて工作に活用すると、さらに思い出深い作品になるでしょう。

夏休みの宿題におすすめ!工作アイデア

夏休み 工作

以下では、夏休みの宿題におすすめの工作アイデアをご紹介します。

牛乳パックやペットボトルで!貯金箱づくり

貯金箱づくりは子どもの工作としては定番ですが、使う材料や作り方次第でいろんな表現ができるため、年齢を問わずおすすめです。小学校高学年の場合は、木材や段ボールなどを使って本体から制作するのもおすすめです。

材料

・牛乳パックまたはペットボトル
・お好みの飾り(紙粘土、毛糸、ボタン、ビーズなど)

道具

・カッター
・絵の具、マーカー など

作り方

作り方は簡単で、本体となる牛乳パックやペットボトルにカッターなどでコインの投入口となる穴を開けたら、あとは好みの飾り付けをすれば完成です。

動物などモチーフを決めて、投入口の位置やパックを使う向きを工夫するとより個性を出すことができます。単に色を塗るだけではなく、紙粘土で包んで好きな形を作ったり、毛糸やボタンなどの素材を貼り付けたりといった工夫をしてみるとよいでしょう。

集めた貝殻や石を使って!フォトフレーム作り

夏休みに海や川へ出かけたら、貝殻や星砂、石を拾って工作に活用しましょう。

以下では、オリジナルフォトフレームの作り方をご紹介します。

材料

・段ボール
・写真
・貝殻、石、星砂など
・お好みの飾り(ビーズ、毛糸など)

道具

・カッター
・のりまたはボンド
・絵の具 など

作り方

段ボールを写真よりも一回り大きい四角形に切り、同じサイズを2枚用意します。
1枚は中央に写真を貼り付ける用、もう1枚は中央を写真の大きさに切り抜いて枠として使います。

枠用の段ボールに色を塗り、貝殻や石、ビーズなどを貼り付けて飾り付けます。その後、2枚の段ボールを貼り合わせれば、フォトフレームの完成です!

お好みで裏面に支柱を着けたり、上部に輪っかを取り付けるとお部屋に飾りやすくなりますよ。

頭も使う工作!ビー玉迷路作り

箱の中でビー玉を転がす「ビー玉迷路」作りは、迷路を考える必要があるので、頭も使う工作です。パズルやゲームが好きなお子さんにとくにおすすめです。

材料

・段ボールまたは空き箱
・ビー玉

道具

・カッター
・定規
・ボンド、テープ
・絵の具 など

作り方

まずは、A4〜A3程度の両手で持ちやすいサイズの段ボールや空き箱を用意します。
箱の天井部分があれば切り取り、4つの角を切り開いて平面の状態にしましょう。周囲の枠の部分を8センチほどの高さになるように切り揃えておきます。

スタートとゴールの位置を決めて、周囲の枠の部分にビー玉が出入りできるサイズの四角を描いておきます。
底の面には定規を使って線を引き、好きなように迷路を描きましょう。途中にいくつか落とし穴の四角も描いておくと、難易度が上がります。
迷路が描けたら、スタートとゴール、そして落とし穴の四角をカッターで切り取ります。

ここで全体に好きな色を塗ったり絵を描いたりしておくと、より楽しい作品に仕上がります。

幅5cmほどの段ボールを用意して、迷路の線の長さに合わせて切ります。これが迷路の壁になるので、迷路内のすべての線に合わせて作っておきましょう。
ボンドやテープを使って迷路の壁を貼り付け、最後に周囲の枠を貼り合わせたら完成です。

完成したら、実際にビー玉迷路に挑戦してみましょう! たくさん作ってより難しい迷路を考えるのも面白いかもしれません。

割って楽しむ!水風船アート

水風船の中に絵の具を入れて、白い紙に向かって投げつけることでアートができます。水風船の感触や割れる様子、色や音を五感で楽しめるので、小さなお子さんの感覚遊びとしても楽しめます。絵の具が飛び散ってしまうので、汚れてもいい場所と格好で行いましょう!

材料

・大きめの画用紙
・水風船
・絵の具
・水

道具

・爪楊枝
・ブルーシート、新聞紙など

作り方

水風船に好きな色の絵の具と水を入れて膨らませます。

大きめの画用紙をブルーシートや新聞紙の上に並べ、椅子や台などに登って高い位置から水風船を画用紙に向かって投げつけましょう。
水風船がうまく割れない時は、爪楊枝などを使って割っても構いません。カラフルな仕上がりに満足したら、完成です。

画用紙に飛び散った絵の具の色合いや形が何に見えるかを考えるのも、発想力や創造力につながります。水風船を投げるだけではなく、水風船の表面に絵の具をつけて押し当てるように描いてみたり、手のひらや足の裏で描き足したりするのもおすすめです。

夏休みの工作をする際の注意点

夏休み 工作

夏休みに工作をする際には、以下の点に注意しましょう。

安全面を考慮する

工作をする際には、危険を伴う作業が必要な場合もあります。とくに、はさみやカッターなどの刃物を使用するときや、アイロンなどの火や熱を伴う作業をするときは、ケガにつながるおそれがあります。子どもだけで作業するのは避け、必ず大人が見守るようにしましょう。

初めて使う道具があるときは、大人が正しい持ち方や使い方を教えてから子どもに渡すようにしてください。

親が手伝いすぎない

子どもが工作するのを見ていると、親は「もっとこうしたら?」「手伝ってあげようか?」とつい口を挟みたくなりますよね。しかし、上記でもお伝えしたとおり、工作は自分で試行錯誤しながら完成させることが大切です。

親が手伝いすぎてしてしまっては、子どもの作品というよりも親の作品になってしまい、子どもの自信や成長できる機会を奪ってしまいかねません。
親はケガがないように見守りながら、子どもから質問や相談を受けたときだけサポートする程度に留めておくようにしましょう。子どもがなるべく親に頼らず自分で取り組むことで、達成感や自信につながります。

夏休みは工作を自由に楽しもう!

夏休みの工作は、子どもの自主性や集中力、創造力を伸ばすよい機会です。
今回ご紹介した内容を参考に、子どもの年齢や興味に合ったものを選んで自由にチャレンジしてみてください。

工作は子どもが自分の力で完成させることが大切なので、周囲の大人は口を出しすぎず、安全に注意しながら見守るようにしてくださいね。子どもが作品を完成させたら、たくさん褒めてあげましょう!

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みちる

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