子どものイヤイヤ期にどのように対応すればよい?うまく乗り越える方法をご紹介

イヤイヤ期 対応

何に対しても「イヤ!」と怒りだす、子どものイヤイヤ期。どのように対応すればよいのか困っているママ・パパは多いのではないでしょうか?

そこで今回は、子どものイヤイヤ期が始まるタイミング・終わるタイミングやイヤイヤ期の対応の仕方、イヤイヤする子どもに対してやってはいけないことをご紹介します。これから迎えるであろうイヤイヤ期に備えておきたい方も、ぜひご覧ください。

子どものイヤイヤ期はいつ始まっていつ終わる?

個人差はあるものの、イヤイヤ期が始まるのは1歳半ごろからといわれています。早いと、生後半年からイヤイヤ期が始まることもあるそうです。
そもそも子どもが「イヤイヤ」するのは、自分の気持ちを言葉で伝えることができないから。また、思い通りにならないことも理由のひとつといわれています。

一般的には2歳ごろにイヤイヤ期のピークを迎え、3歳ごろになると落ち着いてきます。3歳ごろに落ち着く理由は、子どもが自分の気持ちを言語化できるようになるからです。

成長していくにつれてイヤイヤ期は落ち着いてきますが、なかには5歳まで続く子どももいるようです。ちなみに、筆者の4歳の娘はまだイヤイヤ期中です。

子どものイヤイヤ期をうまく乗り越える3つの対応の仕方

イヤイヤ期 対応

続いて、子どものイヤイヤ期をうまく乗り越える対応の仕方をご紹介します。

1.子どもの気持ちを代弁して共感する

子どもが「イヤ」と泣いて怒る理由は、自分の気持ちをうまく言語化できないからです。感情がぐちゃぐちゃになっている状態なので、子どもが泣いて怒っているときは、ママ・パパが代わりに気持ちを代弁しましょう。
たとえば「このおもちゃで遊びたかったの?」「ブロックが崩れて悲しいの?」というように、子どもが怒っている理由をママ・パパが言葉にして確認していきます。

怒っている理由がわかったら、「ブロックが崩れて悲しいね」というように共感しましょう。そうすれば、子どもはママ・パパにわかってもらえたことで安心し、落ち着くようになります。

2.選択肢を与える

子どもが「イヤ」と怒っている場合は、選択肢を与えるのもおすすめです。
たとえば「洋服を着たくない」と怒るときは、2着の洋服を準備して子どもに選ばせるようにしましょう。選択肢を与えることで子どもは選びやすくなりますし、自分で選べたことに対して満足感を得られます。これにより、子どもを落ち着かせることができます。

選択肢を与える際は、子どもがどれを選んでもよいものを準備するのがポイントです。もし選んでほしくないものを子どもが選んだ場合、「こっちのほうがいいよ!」と反対しかねません。そうなると、子どもは自分の意見が通らず余計に怒ってしまいます。子どもを落ち着かせるためには、どちらを選んでもママ・パパが反対しないことが大切です。

3.ほかのことで気を紛らわせる

イヤイヤ期のとき、子どもは自分が納得するまで泣きながら怒り続けるので、ママ・パパからするとかなり大変です。なるべく早く子どもを落ち着かせたいときは、ほかのことで気を逸らすとよいでしょう。
気を逸らす方法には、「好きな動画を見せる」「子どものお気に入りのおもちゃを渡す」「外に遊びに連れて行く」などがあげられます。子どもが落ち着いてくれれば、ママ・パパのストレスも緩和されるでしょう。

子どものイヤイヤ期にやってはいけない3つのこと

イヤイヤ期 対応

子どものイヤイヤ期はどのように対処すればよいのでしょうか? まずはやってはいけない3つのことをご紹介します。

1.頭ごなしに否定する

イヤイヤ期とわかっていても、毎日のように「イヤ」といわれると気が滅入ってしまうもの。そのため、つい頭ごなしに否定することがあるかもしれません。
話を聞かずに否定した場合、子どもが「話を聞いてもらえない」「話しても無駄」と思ってしまう可能性があります。将来、自分の意見をいえなくなってしまう可能性があるので、頭ごなしに否定するのは避けましょう。

2.突き放すような行動を取る

子どものイヤイヤについ苛立ってしまい、「もう置いて行くからね」と突き放すような行動を取ったことがあるママ・パパは少なくないでしょう。
苛立って子どもに強く当たってしまう場合は物理的に距離を取るのもひとつの方法ですが、離れすぎるのは望ましくありません。ママ・パパの姿が完全に見えなくなってしまうと、子どもが強い恐怖を感じてしまう可能性があります。そのため、子どもを突き放すような行動は取らないようにしましょう。

3.叱り過ぎる

イヤイヤ期に入ると、たとえば「あのパンが食べたい」といっていたから購入したのに、家に帰ると「このパンはイヤだ。いらない」といわれるような、理不尽な出来事もしばしば起こります。そのため、つい叱り過ぎてしまうこともあるでしょう。

しかし、叱り過ぎると子どもの自己肯定感が低くなり、人付き合いがうまくできなくなってしまう可能性があります。子どもの将来に悪影響をもたらすため、叱り過ぎないように心掛けることが大切です。

筆者が試しているイヤイヤ期の対応方法

最後に、筆者が試しているイヤイヤ期の対応方法をご紹介します!

野菜を食べてくれないとき

筆者の娘は、気分によって野菜を食べてくれないときがあります。そのときは、野菜の気持ちになって裏声でアテレコをしています。たとえば「甘くておいしいよ〜」というと、うれしそうな顔をしながら野菜を口にしてくれます。その後も「ママ、野菜さんになって」とリクエストして次々と食べてくれるので、効果絶大です。

前髪を切るのを嫌がるとき

前髪を切るのを嫌がるときは、「プリンセスになろう!」といってお風呂場に誘っています。これは筆者の娘がプリンセス好きだからできることなので、もしお子さんの好きなキャラクターがあればそのキャラクターで誘ってみるとよいかもしれません。

また、前髪をカットしお風呂に入れてドライヤーで髪を乾かしたあとは「プリンセスみたい!」と褒めています。これを繰り返したことで、最近は「ちゃんとプリンセスみたいにしてよ」と嫌がることなく前髪を切らせてくれるようになりました。

さまざまな方法を試して子どものイヤイヤ期をうまく乗り切ろう

個人差はありますが、子どものイヤイヤ期は1歳半ごろから始まり、3歳ごろまで続きます。イヤイヤ期はいずれ終わるものの、数年間毎日続くとママ・パパは疲れてしまいますよね。

疲れが溜まると心に余裕がなくなり、怒ることが多くなって子どもに悲しい思いをさせてしまうかもしれません。子どもに悲しい思いをさせてしまわないためにも、今回ご紹介した「子どもの気持ちを代弁して共感する」「選択肢を与える」「ほかのことで気を紛らわせる」など、さまざまな方法を試してみて子どものイヤイヤ期を乗り越えてくださいね。

 


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ぱるる

沖縄生まれ沖縄育ち。10歳と4歳の2児のママ。
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