青く澄んだ海に、どこまでも広がる青い空。沖縄の大自然はお子さんにとって最高の遊び場ですよね。しかし、それと同時にママ・パパを悩ませるのが、痛いほどに降り注ぐ強烈な「紫外線」です。
学校の登下校や少しの公園遊び、部活動、そして大好きな海やプール。外から帰ってきたお子さんの肌が真っ赤に焼け、お風呂で「しみるー!」と泣かれて胸が痛んだ経験はありませんか?
「沖縄の強い日差しから守りたいけれど、赤ちゃんや子どもに大人用の日焼け止めを使っても大丈夫?」「肌荒れしないやさしい成分ってどう見分ければいいの?」と、ドラッグストアの日焼け止めコーナーの前で立ち尽くしてしまうこともありますよね。
じつは子ども(赤ちゃん)の皮膚は大人の約半分ほどの薄さしかなく、バリア機能も未熟です。だからこそ、沖縄の過酷な紫外線から肌を守るためには、子ども専用の正しい日焼け止め選びとケアが欠かせません。
この記事では、失敗しない子ども用日焼け止めの選び方から、ムラなく塗る方法、肌荒れを防ぐ落とし方のコツまで解説します。ぜひ参考にしてみてください。
| この記事の要点 |
| ・子どもに紫外線対策が必要な理由は、大人の半分の薄さで未熟な子どもの肌を、本土の最大2倍とされる沖縄の強烈な紫外線から守るため ・肌やサンゴにやさしいノンケミカルを最優先し、日常用や海用などシーンに合わせた数値を使い分ける ・点置きしてやさしく伸ばし、首の後ろなどの塗り忘れに注意しながら、2〜3時間おきに塗り直す ・泡でやさしく洗い流し(強力なものはオイルで浮かす)、お風呂上がりは5分以内に徹底して保湿する |
もくじ
すごくデリケート!子どもの肌に紫外線対策が絶対必要な理由
「子どもは元気に日焼けしているくらいが健康的!」というのは、もう昔の話。とくに沖縄では、子どものころからの紫外線対策が重要視されています。その理由は以下のとおりです。
表皮の薄さは大人の約半分!バリア機能が未熟
子ども(赤ちゃん)の肌は、キメが細かくて一見プルプルしているように見えますが、じつは水分を蓄える「表皮」の厚みが大人の半分程度しかありません。そのため、紫外線の刺激が肌の奥深くまで届きやすく、少し日を浴びただけでも赤みや腫れ、乾燥、ひどいときには水ぶくれを起こしやすいのです。
将来の健康リスクの予防につながる
生涯に浴びる紫外線量のうち、かなりの割合を18歳までの若年期に浴びるといわれています。子どものころに細胞レベルで受けた紫外線のダメージは蓄積され、大人になってからの深刻なシミ・シワだけでなく、将来的な皮膚がんや白内障のリスクを高める原因になります。今の日焼け止め対策は、お子さんの「将来の健康な肌」を守るための大切な投資なのです。
沖縄の紫外線量は本土の最大2倍にも
緯度が低く太陽との距離が近い沖縄は、本土に比べて紫外線量が多く、時期によっては関東地方の約2倍に達することもあります。つまり、沖縄で暮らす子どもたちは、日常の通園・通学やほんの30分の公園遊びだけでも、本土の真夏並みの強いダメージを頭皮やお肌に受けているのです。
どれを選べば安心?子ども用日焼け止めを見極めるチェックポイント

お店に行くと、棚にズラリと並ぶ日焼け止め。「子ども用」「ベビー用」と書かれていても、どれを選べばいいか迷ってしまいますよね。失敗しないための4つの基準をマスターしましょう。
1.紫外線吸収剤不使用(ノンケミカル)を最優先に
日焼け止めの成分は大きく分けて2つあります。
紫外線吸収剤は、肌に届く紫外線を吸収し、熱などのエネルギーに変換して放出させる成分です。デリケートな子どもの肌には刺激が強く、肌荒れの原因になることがあります。
紫外線散乱剤は、肌の表面で紫外線をパウダーのように跳ね返す成分(ノンケミカル)です。
肌に負担をかけないため、子どもの日焼け止めは必ず「紫外線吸収剤不使用」や「ノンケミカル」と明記されたものを選びましょう。
なお、ノンケミカルの日焼け止めを選ぶことは、海のサンゴを守るうえでも重要です。
2.シーンに合わせた「SPF・PA値」の賢い使い分け
日焼け止めは、数値が高ければ高いほどよいわけではありません。数字が大きいものはそれだけ肌への密着度が高く、落としにくいため負担になります。そのため、子どもには以下のように使い分けることをおすすめします。
| 毎日の通園・通学、散歩 | SPF15〜20 / PA++ 程度(みずみずしいジェルやミルクタイプがおすすめ) |
| 長時間の公園遊び、キャンプ | SPF30 / PA+++ 程度 |
| 沖縄の海・プール、炎天下での部活動 | SPF50 / PA++++(水や汗に強いウォータープルーフタイプがおすすめ) |
3.お湯や石けんで落とせるタイプを選ぶ
日焼け止めが肌に残ることも肌荒れの原因になります。そのため、日常使いにはいつものベビーソープや泡石けんでサッと洗い流せるタイプを選びましょう。「石けんでオフOK」と書かれたジェルや乳液タイプは、毎日の大人の負担も減らしてくれます。
4.低刺激処方(無香料・無着色・アルコールフリー)をチェック
赤ちゃんのデリケートな肌や敏感肌のママも一緒に使えるよう、余計な添加物が入っていないものを選びましょう。とくにお肌が乾燥しやすいお子さんには、ヒアルロン酸やセラミドなどの保湿成分が配合されたものを選ぶと、沖縄の強い日差しによる乾燥からお肌をみずみずしく守ることができます。
5.サンゴへの配慮も忘れずに
沖縄に住んでいる以上、肌だけでなくサンゴへの配慮も忘れたくありません。
肌とサンゴのどちらにもやさしい日焼け止めを選ぶ際は、「ナノ粒子を含んでいないか」を確認することが重要です。ナノ粒子はサンゴの成長を阻害する恐れがあります。粒子の大きいものであればサンゴが吸収する心配がなく、肌の奥まで浸透しづらいため洗い残しによる肌荒れも防げます。
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子どもの肌をムラなく守る!正しい塗り方と塗り直しのコツ
よい日焼け止めを買っても、塗り方が間違っていると効果は半減してしまいます。子どものデリケートな肌を傷つけず、鉄壁のガードを作るためには塗り方にも注意が必要です。
点置きしてやさしく広げる
手のひらに日焼け止めを広げ、子どもの顔をゴシゴシと擦り付けるように塗るのは摩擦ダメージの元。まずは日焼け止めを、子どものおでこ・両頬・鼻・顎の5箇所にチョンチョンと点置きします。そのあと、ママ・パパの指の腹を使って、内側から外側へ向けてやさしくトントンとタッピングするように伸ばしていくと、薄くムラなく均一に塗ることができます。
見落としがちなうっかり日焼けスポットを狙い撃ち
子どもが日焼けして真っ赤になりやすい、とくに塗り忘れの多い要注意スポットがこちらです。
| 耳の後ろ・耳たぶ | 髪の短い男の子や髪を結んでいる女の子は、耳が太陽に晒されやすい |
| 首の後ろ・襟元 | 下を向いて砂遊びや虫捕りをする際、無防備になりやすい |
| 足の甲・手首 | サンダルを穿いた足の甲は、うっかり日焼けの定番 |
お出かけ前に、これらの場所も意識してひと塗りしてあげましょう。
2〜3時間おきの塗り直しが鉄則
「朝しっかり塗ったから安心!」は禁物です。どんなに強力な日焼け止めでも、子どもが汗をかいたり、顔をごしごし手で擦ったり、タオルで汗を拭いたりすると、2時間程度で簡単に落ちてしまいます。とくに汗っかきな子どもたちの肌を守るには、効果の強さよりも「2〜3時間おきにこまめに塗り直すこと」がもっとも効果的です。スプレータイプやスティックタイプを持っておくと、外出先での塗り直しが楽になりますよ。
肌荒れを防ぐために重要!日焼け止めの正しい落とし方とアフターケア

日焼け止めは、塗ることと同じくらい、1日の終わりに「きれいに落としてお肌をリセットすること」が大切です。
たっぷりの泡で包み込み、ぬるま湯でやさしく流す
お風呂の際、目の粗いタオルでゴシゴシ擦って落とそうとするのは絶対にやめてください。ベビーソープややさしく泡立つ固形石けんをしっかりと泡立て、手のひらでお子さんの肌を包み込むようにして、泡の力で日焼け止めを浮かせます。洗い流すときは、熱いお湯ではなく38℃前後のぬるま湯のシャワーでやさしく流しましょう。
ウォータープルーフを使った日は「ベビーオイル」を活用
海やプールに行って、水を弾く強力なウォータープルーフタイプを使った日は、いつもの石けんだけでは落ちきらないことがあります。そんなときは、お風呂に入る前に「ベビーオイル」や「ホホバオイル」をカサカサする部分にやさしく馴染ませてください。オイルが日焼け止めの成分を浮かせてくれるので、そのあとにいつも通り石けんで洗えば、肌を傷つけずにするりと落とすことができます。
お風呂上がりは徹底した保湿ケア
日焼け止めを落としたあとの肌は、水分が奪われてデリケートな状態になっています。さらに沖縄の夏は、室内のエアコンによって肌が想像以上に乾燥しています。お風呂から上がったら、5分以内に子ども用の低刺激なローションや乳液、保湿ジェルをたっぷり全身に塗って、水分補給とバリア機能の強化をしてあげましょう。
子どもの日焼け止めに関するよくある質問と回答(FAQ)
ここでは、子どもの日焼け止めについてママ・パパからよく寄せられる疑問を解消します。
Q.赤ちゃんには生後いつから日焼け止めを使える?
A.市販の「ベビー用」や「新生児から使える」と明記されたノンケミカル(紫外線吸収剤不使用)のものであれば、生後すぐ、または生後1〜3か月ごろから使用できるものがほとんどです。
ただし、生後間もない赤ちゃんの肌は非常にデリケートなので、生後3か月ごろまでは帽子やベビーカーの日よけを優先し、長時間の外出時に必要に応じて低刺激なものを選んであげましょう。
Q.曇りの日や雨の日でも日焼け止めは塗ったほうがいい?
A.はい、ぜひ塗ってあげてください。
曇りの日でも雨の日でも紫外線が地上に降り注いでいます。とくに沖縄は雲の間から急に強い日差しが差し込むことも多いため、天気が悪くても油断せず、通園・通学や少しの外出前にはSPF15〜20程度の肌にやさしい日焼け止めを塗る習慣をつけておくと安心です。
Q.虫よけスプレーと一緒に使うときは、どちらを先に塗るべき?
A.先に日焼け止めを塗り、しっかり肌に馴染んでから、上から虫よけスプレーを使用するのが適切です。
逆に塗ってしまうと、日焼け止めで虫よけの成分を閉じ込めてしまったり、効果が薄れてしまったりすることがあります。
最近では、日焼け止めと虫よけの効果が1本になった、時短できる子ども用オーガニックスプレーなども人気を集めています。
Q.去年買った使い残しの日焼け止めは今年も使える?
A.開封済みのものは、昨年の残りであれば使用を避けたほうが無難です。
日焼け止めは一度開封すると空気に触れて酸化が進み、雑菌が繁殖したり成分が劣化したりして、肌荒れを引き起こす原因になります。
とくに防腐剤などが無添加の肌にやさしい子ども用は劣化しやすいため、ワンシーズンで使い切るか、残ってしまった場合は大人が消費するようにして、お子さんには毎年新しいものを買い直してあげましょう。
沖縄の太陽を味方につけよう!正しい日焼け対策で健やかな肌をキープ
毎日の通園やお出かけの前に、動き回る子どもを捕まえて日焼け止めを塗る作業は、本当に骨が折れますよね。
しかし、お出かけ前のそのやさしい「ひと塗り」が、お子さんの今の健やかな肌を守り、さらには数十年後の大人になったときの美しく健康な肌を作っていきます。
日焼け止めに加えて、UVカット効果のあるラッシュガードや帽子、日傘なども上手に組み合わせながら、無理のない範囲で対策を続けていきましょう。「なんくるないさ」の気持ちを忘れずに、正しい知識を持って、沖縄の眩しく素晴らしい太陽と親子で仲良く付き合っていってくださいね。
あんまーるでは、沖縄で子育てをしているママとパパの声を大切にしています。
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