子どもに伝わる上手な叱り方とは?NGな叱り方・叱ったほうがよい場面もご紹介

子ども 叱り方

「何回も同じことをいっているのに子どもに伝わらない」という経験をしたことがあるママ・パパは多いでしょう。もしかすると、その原因は叱り方にあるかもしれません。

今回は、子どもに気持ちが伝わる叱り方のポイントやNGな叱り方をご紹介します。子どもが悪さをしたときにどう叱るか悩んでいるママ・パパはぜひ参考にしてみてください。

「叱る」と「怒る」は違う?

子ども 叱り方

叱るは愛情を持って注意すること、怒るは相手に感情をぶつけることです。そのため、叱ると怒るはまったくの別物です。
何度注意しても子どもがいうことを聞いてくれないとき、もしかすると怒って伝えている可能性があります。感情をぶつけるだけでは子どもに気持ちがうまく伝わらないため、いうことを聞いてくれないのです。

こんなときは子どもを叱ることが大切

子どもにのびのびと育ってもらうためにはあまり叱らないことも大切ですが、以下のときはちゃんと叱る必要があります。

危険なとき

道路の近くで遊ぶ、火遊びをするなど、子どもが危険な行為をしたときはちゃんと叱ることが大切です。叱らないと同じことを繰り返してしまう可能性があり、最悪の場合は命に関わる恐れがあります。
小さいうちからしっかりと叱り、危機管理能力を高めるようにしましょう。

周囲に迷惑をかけたとき

コンビニやスーパーで走り回る、物・人を傷つけるなど、周囲に迷惑をかける行為をしたときも叱ることが大切です。
子どもが小さいうちは、やっていいこと・悪いことの区別がついていません。周囲に迷惑をかけたときに叱らないと、大きくなっても同じことを繰り返す可能性があります。

子どもに気持ちが伝わる叱り方のポイント

子ども 叱り方

子どもを叱るときは、以下のポイントを意識してみましょう!

子どもの気持ちに寄り添う

叱るとき、つい否定から入ってしまうことがあるかもしれません。しかし、否定されると子どもは聞く耳をもたなくなります。子どもにしっかりと話を聞いてもらうために、否定ではなく肯定から入るようにしましょう!

具体的には、「〜したかったんだよね」と伝え、それからやってはいけない理由を伝えます。そうすれば、子どもがママ・パパの言葉に耳をかたむけてくれるでしょう。

子どもと同じ目線で話す

ママ・パパが立った状態で子どもを叱ると、威圧感を与えてしまいます。これでは子どもが恐怖を感じ、しっかり話を聞いてくれません。
話を聞いてもらうために、叱るときはしゃがんで子どもの目を見て伝えましょう。

短い言葉でわかりやすく伝える

子どもを叱るとき、長くなってしまうと何を伝えたいのかがわからなくなり、理解してもらえなくなります。また、子どもが途中で飽きてしまい最後まで話を聞いてもらえなくなってしまうでしょう。これでは、叱ったところで同じことを繰り返してしまう可能性があります。
子どもに理解してもらうために、短い言葉でわかりやすく伝えることが大切です。

改善したら褒める

子どもを叱ったあと、子どもが改善できていたら褒めるようにしましょう。褒められる成功体験を繰り返すことで、「ママ・パパに褒められたい」という思いからいうことを聞いてくれる場合もあります。また、愛情を感じることで子どもの自己肯定感アップにもつながります。

子どもにやってはいけない叱り方

間違った叱り方をすると、子どもはいうことを聞いてくれないどころか、かえって傷ついてしまう可能性があります。そのため、叱るときは以下のポイントに注意が必要です。

人格を否定する

「ダメな子」「悪い子」など、子どもの人格を否定するような叱り方はNGです。人格を否定すると、子ども自身がそのように思ってしまいます。自信がなくなり、消極的な子どもに育ってしまう可能性があるため、否定的な言葉は避けることが大切です。

ほかの子と比べる

子どもを叱るとき、「◯◯ちゃん(くん)はできているのに」というように、ほかの子と比べるのは避けましょう。自己肯定感を低下させてしまう可能性があります。
また、ほかの子がいる前で比較するのもNGです。ほかの子は褒められたと感じますが、自分の子どもは比較されたうえに人前で叱られたことにより、自尊心が傷ついてしまう可能性があります。

感情的になる

大声で怒鳴られると、恐怖心から子どもは叱られている理由がわからなくなってしまいます。これでは根本的な解決になりません。
また、恐怖心からママ・パパの顔色を伺うようになってしまうことも考えられます。自ら考えて行動する子どもに育ってもらうためにも、感情的にならないことが大切です。

とはいえ、どんなに気をつけていても感情的に怒鳴ってしまうことがあるかもしれません。もし怒鳴ってしまった場合は、子どもに謝るようにしましょう。しっかりと謝ることで、良好な親子関係を築きやすくなります。

手を出す

決してやってはいけないのが、子どもに手を出してしまうことです。どんなにイライラしても手を出すことは暴力であり、子どもを恐怖で従わせる行為です。
根本的な改善にならないどころか、子どもはママ・パパの真似をするためほかの子にも暴力をふるってしまう恐れがあります。子どもの将来の可能性をつぶしてしまわないために、手を出すことは絶対に避けましょう。

上手な叱り方のポイントを押さえて子どもの成長を見守ろう

子育てをしているとイライラしてしまうこともありますが、怒鳴ったり手を出したりするのはNGです。「なぜ怒っているのか」が子どもにしっかり伝わらなければ意味がないため、気持ちに寄り添ってわかりやすく叱るようにしましょう。

 


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ぱるる

沖縄生まれ沖縄育ち。10歳と4歳の2児のママ。
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