犯罪やトラブルのもと?子どもがSNSを利用するメリットと注意点をご紹介

子ども SNS 利用

現代の子どもたちは、幼いころからスマートフォンやタブレットなどが身近にあり、簡単に使いこなすことができます。最近ではLINEやInstagram、TiktokといったSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)のアプリを小中学生でも利用することが増えていますが、使い方を誤ると犯罪やトラブルに発展する危険性もあるため、注意が必要です。

そこで今回は、子どものSNSの利用状況や子どもがSNSを利用するメリット、よくあるトラブル例をご紹介します。子どもが安全にSNSを利用するために親ができることもまとめているので、ぜひ参考にしてみてください。

小中学生の3人に2人がSNSを利用中!

「株式会社NTTドコモ モバイル社会研究所」の調査によると、LINE・Instagram・TikTok・XのいずれかのSNSを利用している小中学生は63%でした。じつに3人に2人の割合でSNSを利用していることになります。

年代別にみると、中学生では96%、小学4年生〜6年生で58%、小学1年生〜3年生で36%でした。中学生になるとほとんどの子どもがSNSを利用するようになり、小学校低学年から利用しているケースも少なくないようです。

データにも現れているとおり、今や子どもがSNSを利用することは珍しいことではなくなってきています。

参照:【子ども】小中学生のSNS利用率上昇傾向続き、3人に2人が利用(2024年6月6日) |レポート|NTTドコモ モバイル社会研究所

子どもがSNSを利用するメリット

子どもがSNSを利用することには、以下のようなメリットがあります。

家族や友人と簡単に連絡が取れる

子どもがSNSを利用することで、電話やメールよりも簡単に家族や友人と連絡が取れるようになります。たとえば、親子で「これから帰るね」「何時に迎えるね」といった日々の連絡ができると便利ですよね。また、緊急時にすぐに連絡が取れるという点でも、子どもがSNSを利用していると安心です。
仲のよい友人同士でコミュニケーションが取れれば、さらに仲を深められるかもしれません。

学習や趣味にも役立つ情報が得られる

SNSでは常に新しい情報が更新されていくため、利用することで最新情報をいち早く入手できます。キーワードを検索して調べたり、ネット上で疑問を投げかけて回答をもらったりすることもできるため、子どもの学習や趣味に役立つ情報も得られます。
また、事件・事故などの発生情報も迅速に入手できるため、その点でもSNSの利用は緊急時に役立つといえるでしょう。

同じ趣味のつながりを持てる

たとえば「このキャラクターが好きです」「〇〇にハマっています」というように、SNSで自分の趣味や好きなものを示すことで、同じ趣味がある人とつながることができます。学校で趣味の合う友人が見つからなくても、SNS上で同じ趣味の仲間を作ることができれば孤独を感じずに済むかもしれません。

子どものSNS利用によるトラブル例

子ども SNS 利用

上記で述べたメリットがある一方で、子どもがSNSを利用することには「犯罪やトラブルに巻き込まれる危険性がある」というデメリットもあります。

以下では、よくある子どものSNSトラブルの例をご紹介します。

日常生活への影響

SNSを利用していると、大人でもつい時間を忘れて見続けてしまうことがありますよね。
子どもがSNSに夢中になるあまり、宿題や勉強をおろそかにしてしまったり、睡眠不足を招いたりといった日常生活によくない影響を与える可能性もあります。

子どもが自分でコントロールできるようになるまでは、日常生活に支障が出ないよう1日の利用時間を決めて、保護者が管理することも大切です。

ゲームや有料サイトでの高額な課金

子どもがSNSを利用するなかで、有料のゲームや商品の購入のために勝手に保護者のクレジットカード情報で決済し、課金してしまう可能性があります。なかには高額な請求が届いてから子どもによる課金が発覚するというケースも!

子どもがわざと課金したわけではなくても、気が付かないうちに有料サイトに遷移している場合や、広告をクリックしただけで高額な料金を請求される「ワンクリック詐欺」の被害に遭う場合もあります。
早めに対処できれば返金やキャンセルなどの対応ができる場合もありますし、詐欺の場合は不正請求でそもそも支払う必要がないこともあります。しかし、子どもが誰にも相談できずにひとりで抱え込んでしまうと発覚が遅れて対応が難しくなる可能性もあるため、注意が必要です。

いじめや人間関係のトラブル

SNSに友人の悪口を書き込んだり、1人だけ仲間外れにしたりといったことが原因で、深刻ないじめに発展してしまう可能性があります。軽い気持ちで投稿した内容が誤解を生み、相手を怒らせてしまい関係が悪化してしまうこともあるでしょう。

SNSは便利で楽しくコミュニケーションが取れる反面、こうした人間関係のトラブルの要因になることも理解しておく必要があります。

性的な写真・動画の送受信

SNS上で知らない人に「裸の写真を送って」と言われ、子どもが送ってしまうと写真がインターネットに流出してしまう恐れがあります。また、相手から一方的に性的な写真や動画を送りつけられる被害に遭うこともあります。
他人だけではなく、交際相手や友人・知人が性的な写真・動画のやりとりを求めてくる場合もあるため、被害を未然に防ぐためにもこうした事例があることを伝えておくことが大切です。

ストーカー、連れ去り、詐欺などの犯罪被害

SNSにアップした写真や文章の内容から子どもの容姿や学校、行動範囲、住所などが特定され、ストーカーや連れ去りの被害に遭う可能性があります。SNS上で同じ年代・性別として知り合った相手が、実際には子どもを狙う犯罪目的の大人だったというケースも後をたちません。
SNSは、素性がわからない相手とつながる危険性を充分に理解したうえで利用する必要があります。

プライバシーや著作権の侵害、情報漏洩

子どもがSNSを利用することで、犯罪被害者になる可能性だけではなく、子どもが犯罪に加担してしまうリスクもあります。たとえば、好きなキャラクターや有名人の写真などを許可なくSNSにアップしてしまうと、著作権侵害で訴えられてしまう可能性があります。
また、過去には子どもがお店で悪ふざけやいたずらをしている写真・動画をSNSにアップしたことで、企業に損害賠償を請求されるというケースもありました。

そのほか、他人の個人情報や写真を勝手にアップしてしまったり、事実ではないデマの情報を拡散してしまったり、誹謗中傷の内容を書き込んでしまったりした場合でも法的責任が問われる場合があります。SNS上にもマナーやルールがあり、違反すると罪に問われることを子どもにも伝えておくことが大切です。

子どもが安全にSNSを利用するために親ができること

子ども SNS 利用

犯罪やトラブルに巻き込まれないためにも、子どもがSNSを利用する際には以下のような対策をしておくことをおすすめします。

SNSの危険性について話しておく

上記のようなトラブルの例を参考に、SNSにはどのような危険があるのかを事前に親子で話しておきましょう。どんなトラブルがあるかを知ることで、子どもがSNSの使い方や善悪の判断を考えるきっかけになります。
SNSの危険性を知ったうえでなら、子どもも保護者が利用を制限する場合があることに納得しやすくなるでしょう。

SNSを利用する際のルールを決める

子どもがSNSを利用する際には、安全に利用するためのルールを明確に決めておくことが大切です。
「LINEやSNSは知っている人とだけやりとりする」「知らない人に写真を送らない」「会いたいと言われてもすぐに会いに行かない」「21時以降はSNSを開かない」というように、親子で具体的なルールを決めておくようにしましょう。

なお、SNSによってはアカウントの作成に年齢制限を設けているものもあります。アカウント作成が可能な年齢になるまではそのSNSを利用させない、というのも安全を守るためのひとつの方法です。

フィルタリングや制限機能を活用する

スマートフォンやタブレットには、「ペアレンタルコントロール」と呼ばれる保護者が子どもの端末を安全に管理するための機能がついています。

ペアレンタルコントロールでできることは、不適切なアプリやWebサイトへのアクセスを制限する「フィルタリング」や1日の利用時間の設定、アプリの購入制限などが挙げられます。こうした機能を活用することで、子どもの端末の利用を管理・制限し、SNSトラブルを未然に防ぐことができます。

ただし、成長するに従って自分で考えて行動する機会を与えることも大切です。「小学生のうちは操作できるアプリや時間に強い制限をかけて、中学生になったらゲームアプリの利用時間だけを制限する」というように、年齢や成長に応じて管理の内容を見直すようにしましょう。

トラブルを相談できる信頼関係を保つ

SNSで起きたトラブルが、子どもにとっては大きな悩みの種になることもあるかもしれません。困ったときにすぐに大人に相談できればよいのですが、「ママに言ったら怒られるかもしれない」「ひとりでなんとかしなくちゃ」とひとりで抱え込んでしまい、深刻な事態を招く可能性もあります。
こうしたケースを避けるためにも、日頃から何かあったときには相談できるような親子の信頼関係を保つことが大切です。

心配だからとママ・パパがSNSの利用を一方的に厳しく制限していると、子どもは隠れて利用するようになり、よりいっそう子どもの状況を把握できなくなってしまいます。
ルールの範囲内で自由な利用を認めたうえで、親子間でもSNS上の話をオープンにできるような関係性を築くようにしましょう。

子どもがSNSを利用するときは親子でルールを決めて安全に!

スマートフォンやタブレットが普及し、子どもでも気軽に利用するようになったSNS。しかし、子どもがSNSを利用することでトラブルや犯罪に巻き込まれるケースは少なくありません。
子どもがSNSを利用する際には使い方やルールを親子で話し合い、SNSのリスクや危険性を理解したうえで保護者が安全な環境を整えることが大切です。

今回ご紹介した内容を参考に、スマホやタブレットの使い方、SNSの使い方についてお子さんと話し合ってみてくださいね。

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