親子で考える「成人の日」!子どもとどう過ごす?

成人の日

大人の仲間入りをしたことをお祝いする成人式。2022年に成人年齢が20歳から18歳へと引き下げられたことで、「はたちの集い」や「二十歳を祝う会」として開催されるようになりました。

お子さんが小さい場合は「うちにはまだ関係ない」と思いがちですが、月曜日にもかかわらずお休みになっているため、お子さんによっては「なんで月曜日なのにお休みなの?」「成人の日ってなんの日?」などと訊ねてくることもあるでしょう。

そこで今回は、成人の日について解説するとともに、お子さんへの説明の仕方やおすすめの過ごし方をご紹介します。成人の日に何をして過ごそうか考えているママ・パパは、ぜひご参考にしてみてくださいね。

成人の日ってなに?

成人の日

大人の仲間入りを祝う成人の日は、国民の祝日として毎年1月の第2月曜日に設定されています。
成人の日になるとあちこちで袴姿や振袖姿の新成人を見るため、その姿を見て「懐かしいなぁ」と物思いにふけるママ・パパもいるのではないでしょうか。

そもそも成人式の始まりは、埼玉県蕨市といわれています。1946年に次世代を担う若い人々を励ますために行われた「青年祭」が徐々に全国へと広まって「成人式」となり、1949年の1月15日に「成人の日」が制定されました。

先述した通り、現在は毎年1月の第2月曜日になっていますが、じつは1999年まで成人の日は1月15日と決まっていました。
しかし、週休2日制がスタートしたことにより、国民の祝日を月曜日にして連休にするためのハッピーマンデー制度が導入されたのです。それに伴い、成人の日は毎年1月の第2月曜日になり、土日と合わせて3連休になりました。

ちなみに、2024年の成人の日は1月8日(月)、2025年の成人の日は1月13日(月)です。

成人年齢引き下げによって成人式はどう変わる?

2022年4月1日から成人年齢が18歳に引き下げられたことで、18歳・19歳も成人として扱われるようになったのは記憶に新しいでしょう。
成人年齢の引き下げにより気になるのが、「成人式はどうするの?」という問題です。

成人式の実施は各自治体の判断に委ねられており、「18歳が成人式をする」「これまで通り20歳で祝う」などのルールはありません。そのため、各自治体で「成人式をどうするのか」について話し合いが重ねられてきましたが、沖縄県内ではほとんどの地域が20歳のタイミングで式典を行います。
ただし、成人年齢が引き下げられたことで「20歳で成人」ではなくなるため、「はたちの集い」や「二十歳を祝う会」と式典の名称を変更して行われています。

沖縄と本土の成人式の違い

本土の成人式は、大きな会場で市町村ごとに分かれて行うのが一般的だそうです。
たとえば、千葉県安浦市の成人式はディズニーランド、千葉県成田市は成田空港で行われるのが有名ですよね!

沖縄県内でも市町村ごとに行われるのが一般的ですが、那覇市や豊見城市は卒業した中学校ごとに、各中学校の体育館で行われることになっています。同じ中学校を卒業した人のみで思い出の体育館に集まるため、ちょっとした同窓会みたいになりますね。

このほか、沖縄本島の一部地域や離島では、お正月の帰省のタイミングに合わせて行うところが多いようです。実際に石垣島や恩納村は1月4日(木)、宮古島は1月5日(金)に行われる予定です。

沖縄の成人式というと「やんちゃな人が目立つ」というイメージもあるかもしれませんが、近年は比較的大人しくなっています。実際に、成人の日には袴姿や振袖姿の新成人が国際通りなどでゴミ拾いをしている様子がテレビで放送され話題になりました。

参照:那覇市 はたちの記念式典(成人式)|那覇市
   2024年(令和6年)はたちの集い(成人式)開催のお知らせについて|豊見城市
   令和6年二十歳を祝う式典の開催について|石垣市
   令和6年「二十歳(はたち)を祝う集い」(旧称:成人式)の開催について|恩納村
   令和6年二十歳を祝う会(成人式)開催のお知らせ(追記あり)|宮古島市

小さなお子さんと過ごす成人の日

成人の日

お子さんに「成人の日ってなに?」と聞かれた場合、どのように答えるか考えていますか? また、祝日になっているためどのように過ごそうか悩んでいるママ・パパもいるでしょう。
そこで以下では、子どもへの伝え方やおすすめの過ごし方をご紹介します。

子どもにはどう伝える?

成人の日は小さなお子さんにとってあまり馴染みのないイベントです。年齢によっては「成人」という言葉自体、よく理解できないということもあるでしょう。
そんな小さなお子さんには、「大人の仲間入りをする日だよ」「綺麗な着物を着て大人になったことをお祝いする日だよ」と教えてあげましょう。

子どもとどう過ごす?

成人の日に家族で好きに過ごすのもよいのですが、せっかくなら成人の日ならではの過ごし方をしてみませんか?

「大人」ってなんなのか話し合ってみる

ママ・パパが思う「大人」と、小さなお子さんにとっての「大人」は意外と異なるものです。お子さんがどんな人を大人だと思うのか訊ねてみるとよいでしょう。
お子さんの年齢によっては面白い回答が返ってきたり、ママ・パパが思っているよりもしっかりとした答えが返ってきたりすることもありますよ。

成人式を見に行く

近くで「はたちの集い」や「二十歳を祝う会」などが開催される場合は、会場付近へ足を運んで袴姿や振袖姿のお兄さん・お姉さんを見るのもよいかもしれません。沖縄では交差点などに大きな横断幕で式典の告知がされるので、場所や時間をチェックしやすいでしょう。
ただし、会場は関係者以外立ち入り禁止になっている場合もあるため、あくまでも会場付近で見る程度に留めておきましょう。

将来の夢を聞く

大人になったら何になりたいのか、将来の夢を聞いてみるのもおすすめです。将来の夢を聞くことで、子どもがいつか自分も大人になるということを自覚できるかもしれません。

「将来」や「大人になったら」という言葉が難しい場合は、「ママ・パパみたいに大きくなったら何になりたい?」など聞き方を工夫してみましょう。
しっかり言葉を理解して会話ができる年齢のお子さんには、その理由や実現するためにやることなどを話し合って見るのもよいですね。ママ・パパが子どものころの夢についてお話をして、何をして叶えたのか、なぜ叶えられなかったのかまで話してあげるのも面白いかもしれません。

タイムカプセルを作る

成人の日に開けるタイムカプセルを作るのも一案です。タイムカプセルというと地中に埋めるイメージがありますが、お庭があるならお庭へ埋めて、埋めるのが難しければママ・パパが預かっておくのもよいでしょう。
大人になった自分への手紙や写真、今着ている洋服、おもちゃだけでなく、ママ・パパからお子さんへ向けての手紙も入れるとすてきです。これからの成長が楽しみになりますね!

成人の日も親子で楽しく過ごそう

お子さんが小さいと、「成人なんてまだまだ遠い」「成人の日はうちに関係ない」と思いがちです。しかし、成人の日について親子で考え、話し合うことで、お子さんの成長を感じるよい機会になるでしょう。今年の成人の日には、家族でお子さんの将来について話し合ってみてはいかがでしょうか?

 


あんまーるでは、沖縄で子育てをしているママとパパの声を大切にしています。

「こんな情報があるとうれしいな」「これについてもっと詳しく知りたい」という意見があれば、どうぞお気軽にお問い合わせください! 皆さまの率直な声を心よりお待ちしております。

ご意見・ご感想はこちらから

さえこ

小学生の娘を持つ母😀
休日は娘と美味しいもの🍴を食べに出かけるのが大好きです💕
沖縄での子育てがもっと楽しくなるよう、役立つ情報を発信していきます🥺✨

おすすめ記事