沖縄でドライブをしているときに、「ドライブイン」と書かれた看板を見かけたことはありませんか?
ドライブインとは「自動車でアクセスしやすい商業施設や飲食店」のことです。沖縄では、米軍統治時代にアメリカ文化の影響を受けたドライブイン・レストランが数多く誕生しました。アメリカンな雰囲気とメニューを味わえるドライブインは、グルメ・観光スポットとして今も愛され続けています。
食事を楽しむのはもちろん、沖縄独自の歴史や文化を知る機会として親子でドライブインへ立ち寄ってみてはいかがでしょうか?
今回は、ドライブインの歴史や特徴、ドライブインを利用するメリット、沖縄でおすすめのドライブイン・レストランをご紹介します。ぜひお出かけの参考にしてみてください。
もくじ
「ドライブイン」とは?その歴史をご紹介
ドライブイン(drive‑in)とは、1920年代にアメリカで生まれた、自動車で乗り入れができる飲食店や商業施設のことです。自動車でお店の敷地内に乗り入れ、車を降りずに商品の注文・受け取りや食事ができるシステムが一般的です。
アメリカでは、自動車が大衆に普及した1950年代〜60年代にドライブインがもっとも盛んになり、ドライブイン形式のレストランや映画館(ドライブイン・シアター)などが数多く営業していました。
日本のドライブインの歴史
日本でも1950年代〜70年代に自動車が普及したことに伴い、国道沿いや地方の幹線道路沿いに駐車場付きの飲食店や休憩施設付きの商業施設が建てられ、「ドライブイン」という名で親しまれるようになりました。
ただし、日本の場合はドライブインと呼ばれていても車に乗ったままサービスを受けられるわけではなく、広い駐車場に車を停めてお店に立ち寄るスタイルが一般的です。
最近では、高速道路にサービスエリア・パーキングエリアが整備されていることや、郊外の大型ショッピングモールの増加に伴い、日本のドライブインの数は減少しています。
沖縄では独自のドライブインが発展
沖縄は、第二次世界大戦でアメリカ軍が上陸した1945年から1972年の本土復帰に至るまでの約27年間、アメリカ軍の統治下におかれていました。そのため、沖縄では基地内のレストランをお手本として、日本本土のドライブインとは異なるアメリカ文化の影響を強く受けた独自のドライブインが発展しました。
沖縄のドライブインは、現在のフォーモストブルーシール株式会社である「Big Dip」やファーストフード店「A&W(屋宜原店)」が1960年代にオープンしたことに始まります。Big DipやA&Wは車から降りずに注文できるアメリカのスタイルでサービスを提供していました。
その後、1967年に恩納村に「シーサイドドライブイン」が開業し、広い駐車場を備えた日本式のドライブイン・レストランが各地で続々オープンしました。
日本のドライブインは、和食を中心とした定食を提供する食堂に近い雰囲気であるのに対し、沖縄のドライブインは店舗の外装・内装がアメリカンダイナー風で、メニューは洋食を中心に和食、中華、沖縄料理がミックスされているお店が多くなっています。
沖縄県内では、現在もA&Wの一部店舗でドライブインでの注文が可能なほか、2025年現在も地元民や観光客に愛され続けるドライブイン・レストランが存在しています。
ドライブインのメリット

ドライブインの営業スタイルは店によって異なりますが、ドライブインを利用するメリットとして以下のような点が挙げられます。
車でアクセスしやすい
ドライブインの一番のメリットは車でアクセスしやすいことです。道路沿いに位置し、駐車場が広めに設計されていることが多いため、ドライブ中でも気軽に利用できます。
営業時間が長い
ドライブインのお店は深夜・早朝にも営業していることが多く、営業時間が長いことが特徴です。なかには24時間営業の店もあります。そのため、夜間のドライブ時の軽食や朝早く出発する際の朝食など、さまざまなシーンで活用できるというメリットがあります。
車から降りずに完結できることも
ドライブインで注文・受け取りから食事までをすべて車内で済ませられるお店の場合、車から降りる必要がないため、悪天候の際にも気軽に利用できます。
小さなお子さんがいる場合、車の乗り降りが大変だったり店内では落ち着いて食べられなかったりすることがあります。
車内で完結できるドライブインなら、車から降りる必要がないため、周囲を気にせずに済みます。「ドライブ中に子どもが寝てしまった……」というときにも、子どもを起こさずに、また車内に残したままにせず食事を購入できるため、安心です。
沖縄で「ドライブイン」といえばここ!おすすめのレストランをご紹介

以下では、沖縄で人気のドライブイン・レストランをご紹介します。アメリカンな雰囲気をぜひ現地で味わってみてください。
【本部町】ドライブインレストランハワイ
本部町にあるドライブインレストランハワイは、1974年創業の老舗の名店です。現在はモーニングからティータイムまでの営業となっていますが、テイクアウトも可能なドライブインのスタイルは継続しています。
とんかつ・ハンバーグ・海老フライなどが乗ったボリューム満点の「Aランチ」が有名で、ステーキやバーガーといった洋食のほか、タコライスや沖縄そばも人気です。モーニングでの利用もおすすめですよ。
| 住所:〒905-0225 沖縄県国頭郡本部町崎本部4578(MAP) 電話:098-047-2927 営業時間:7:00~15:00(土日は16:00まで) 定休日:水曜日・木曜日 駐車場:あり 公式サイト・SNS:ホームページ・Instagram |
【恩納村】シーサイドドライブイン
恩納村にあるシーサイドドライブインは、1967年創業で沖縄初のドライブイン・レストランといわれています。ステーキやスパゲッティなどの洋食のほか、和定食や中華もあります。
テイクアウトのカウンターは24時間営業(水曜定休)で、カップで提供されるクリーム系のスープがドライブのお供に人気です。
海に面しているため景色も抜群で、サンセットの時間帯は夕陽を眺めながら食事ができます。夜に光るネオンサインでレトロな雰囲気を味わうのもおすすめですよ。
| 住所:〒904-0415 沖縄県国頭郡恩納村仲泊885(MAP) 電話:098-964-2272 営業時間:テイクアウト:24時間 ホール:8:00~21:00(ラストオーダー20:00) 定休日:水曜日 駐車場:あり 公式サイト・SNS:ホームページ |
【浦添市】A&W牧港店
ファーストフード店・A&Wは、1960年代のオープン当初から車内で完結できるサービスを提供し、現在も名護店・牧港店・泡瀬店・美浜店の4店舗でドライブインを利用できます。
なかでも浦添市の牧港店は、ハンバーガーを持つ女性が描かれた大きな看板とネオンサインがアメリカンで写真映えすると観光客にも大人気となっています。
店の外にはテラス席と遊具が設置されていて、広い芝生で走り回ることもできるので子連れにもぴったりです!
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| 住所:〒901-2131浦添市牧港4-9-1(MAP) 電話:098-876-6081 営業時間:6:00~26:00(ドライブインの利用は一部制限あり) 定休日:なし 駐車場:あり 公式サイト・SNS:ホームページ・Instagram |
沖縄のドライブインでアメリカンな雰囲気を楽しもう!
沖縄では、米軍統治時代のアメリカ文化の影響が色濃く残るドライブイン・レストランが地元民や観光客に愛され続けています。車でアクセスしやすく、雰囲気も抜群なのでドライブのついでにぜひお子さんと立ち寄ってみてはいかがでしょうか?
ドライブインで沖縄独自の歴史・文化を感じつつ、おいしい食事を楽しんでくださいね!
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