子どもの水分補給のタイミング・必要量とは?安全な夏を過ごすために知っておこう!

子ども 水分補給

この季節になると、子どもに「お水を飲んで」と声をかけるママ・パパは多いですよね。
しかし、「どれくらい飲ませればいいの?」「飲ませるタイミングってこれで合ってる?」と悩むこともあるでしょう。

そこで今回は、子どもに必要な水分量や水分補給のタイミング、こまめに水分補給をしてもらうためのポイントなどをご紹介します。大切な我が子が元気に過ごせるよう、親としてぜひチェックしておきましょう!

子どもの水分補給の重要性

子どもに限ったことではありませんが、わたしたち人間にとってお水は欠かせません。
水分補給をすることで喉を潤すと同時に、体温調整をしたり、老廃物を排出したりしています。つまり、健康的に過ごすためには水分補給が必要不可欠なのです!

厚生労働省の発表によると、人間の身体の60%は水分でできているそうです。そのうちのたった5%が失われると脱水症状や熱中症などの症状が現れて、10%が失われると筋肉の痙攣や循環不全などが起こるとのこと。さらに、20%が失われると死に至ることもあるのだそうです。

大人の場合、意識しなくても「喉が渇いたからお水を飲もう」という発想になりますが、子どもは喉の渇きを感じづらく、水分補給のタイミングもわかっていません。そのため、大人が気づいたころには脱水症状や熱中症の症状が出ていた……ということも珍しくないのです。
さらに、子どもは体温調節機能が未発達であるため、水分が不足すると熱が体内にこもり熱中症を発症しやすくなるといわれています。

子どもたちの健康・安全を守るためには、大人が意識して水分補給をさせてあげることが重要です!

参照:「健康のため水を飲もう」推進運動|厚生労働省

子どもに必要な水分量とは?

子ども 水分補給

「どれくらい汗をかいたのか」「気温はどれくらいなのか」「体調はよいか」など、状況に応じて多少変える必要はありますが、目安として子どもに必要な水分量を覚えておくと安心です。1日に必要な水分量は以下の通りです。

体重10kg未満:体重×100ml
体重10〜20kg:10kg以上の体重分×50ml+1000ml
体重20kg以上:20kg以上の体重分×20ml+1500ml

この式をもとに計算すると、たとえば体重15kgの幼児の場合、1日あたり1,250mlの水分補給が必要ということになります。

参照:札幌東徳洲会病院小児科

覚えておきたい!水分補給のタイミング

では、どのようなタイミングで水分補給をすればよいのでしょうか?
水分補給のタイミングの例は、以下のとおりです。

・朝起きたとき
・ごはんやおやつを食べるとき
・運動をする前とあと
・お風呂に入る前とあと
・寝る前
・たくさん汗をかいたとき
・喉の渇きを感じたとき

くわえて「喉の乾きを感じたタイミングでの水分補給では遅い」ともいわれているため、喉の渇きを感じる前に水分補給を行うのが理想です。しかし、喉が渇く前の状態なのかを見極めることは難しいため、こまめに水分補給を促してあげるとよいでしょう。

こまめに水分補給をしてもらうためのポイント

子ども 水分補給

子どもは大人よりも運動量が多く汗をかきやすいため、こまめに水分補給をしてほしいもの。しかし、ママ・パパが常に一緒にいて「お水を飲んで」と声をかけてあげることはできません。
子ども自身にしっかりと水分補給をしてもらうためにも、以下のポイントを押さえておきましょう!

水筒を持たせる

もっとも重要なのは、水筒を持たせるということ! 学校によってルールは異なりますが、沖縄県の多くの小学校では「水筒を持参すること」を推奨しています。
上述した「子どもに必要な水分量」をチェックして、十分に足りるサイズの水筒を準備しておきましょう。とくに暑い日は足りなくなりがちなので、少し多いくらいのサイズ感がおすすめですよ。

水分補給するタイミングを教えておく

「水筒を持たせたものの帰宅時に中身を確認すると、あまり減っていなかった」という経験はありませんか? わたしも娘に水筒を持たせるようになったときによくあったのですが、子どもは水分補給をするタイミングがよくわかっていないようなんです。
そのため、「休み時間のたびに飲む」「トイレに行ったあとに飲む」など、水分補給をするタイミングを教えておくことをおすすめします。お水を飲むタイミングが習慣化していけば、ママ・パパが声かけをしなくても自分で水分補給ができるようになりますよ。

適温の飲み物を準備しておくこと

水筒に氷をたっぷり入れていませんか?
冷たすぎる飲み物を飲むと身体が冷えすぎてしまうことがあり、お腹が弱い子であれば腹痛につながるかもしれません。そのため、水筒に入れる飲み物の温度にも気を配ることが大切です。

飲み物の理想的な温度は5〜15℃といわれているため、冷蔵庫から出した飲み物であればすぐに保冷機能付きの水筒へ入れるだけOKです!
ただし、屋外活動などで太陽があたる場所に水筒を置く可能性がある場合は、氷を入れてぬるくならないように調整してあげましょう。

子どもの水分補給は習慣化することが大切

「水分補給は喉が渇いたときでOK」と思っていませんか?
子どもは喉の渇きを感じづらく体温調整も苦手なため、喉が渇いたと思ったころには脱水症状や熱中症の症状が出ている……ということも珍しくありません。そのため、日頃からママやパパが気にかけてあげて、「こまめに水分補給をする」という習慣を身につけてあげることが重要なのです!

お子さんの様子を観察しながら、こまめに声かけ・水分補給をしてあげましょう。

 


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さえこ

小学生の娘を持つ母😀
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