「夜遅くに子どもが熱を出してしまい、開いている病院が見つからない……」
「連れて行くのも大変だし、感染症が流行っている時期に病院の待合室に行くのは心配」
そんな急な体調不良のときに役立つのが、子どものオンライン診療やチャット健康相談、往診などを提供するサービス「キッズドクター」です。名前は聞いたことがあっても、具体的にどんなサービスなのか、沖縄でも利用できるのか、料金はいくらかかるのか、疑問に思うママ・パパも多いのではないでしょうか。
この記事では、キッズドクターの基本機能から具体的な使い方、メリット・注意点、費用感まで解説します。いざというときのお守りとして、ぜひ参考にしてみてください。
| この記事の要点 |
| ・スマホアプリを通じて、夜間や休日に子どものオンライン診療・チャット健康相談などが受けられる医療サービス ・医師によるオンライン診察から処方せんの発行、看護師への無料チャット相談までスマホひとつで完結 ・各種医療費助成が適用可能(地域や受診形態による)。自宅で待機できるため二次感染のリスクがなく、親の負担を軽減できる |
もくじ
キッズドクターとは?スマホで子どもの夜間・休日診療ができる安心サービス
キッズドクターは、病院が閉まっている時間帯(夜間や土日祝日など)に、スマホアプリを使って子どもの診察や相談ができる医療サービスです。主な特徴は以下のとおりです。
| オンライン診療と チャット相談を利用できる | 沖縄県内からでも、スマホのビデオ通話を使った「オンライン診療」や、看護師に不安を相談できる「チャット健康相談」が利用できます。 |
| 保険適用と 子ども医療費助成が使える | オンライン診療は対面受診と同様に、各種健康保険や自治体の子ども医療費助成が適用されます。そのため、経済的にも安心して利用することができます。 |
【余談】病院でキッズドクターを案内された例も
わたしの友人は、生後9か月の子どもが高熱を出した際に、#8000(小児救急電話相談(子ども医療電話相談))に電話をかけたあと、救急病院へ行ったそうです。3時間待ちと伝えられ、どうしようかと悩んでいると、問診の際に看護師さんにキッズドクターの利用を提案されたそうです。
「このまま病院にいても数時間待たなければいけない。その間に二次感染のリスクもある」、そう考えてすぐ自宅に戻り、キッズドクターのアプリをダウンロードし、利用を開始したといいます。
キッズドクターではすぐにオンライン診療が利用でき、その後処方箋も発行してもらえたそうです。対応もとてもよく、安心して利用できたと話していました。
病院を受診できず、不安を感じながら何もできずにただただ苦しそうな子どもを見るのは、親としてももどかしく苦しいものです。緊急事態時の選択肢として知っておくとよいかもしれませんね。
なお、わたしの友人は平日になってすぐ改めて小児科も受診したそうです。オンライン診療の場合、聴診器で胸の音を聞く、喉の状態を直接診てもらうといった対面での診察が困難なため、不安な場合はかかりつけの小児科の利用もご検討ください!
何ができる?キッズドクターの主な機能と利用の流れ

キッズドクターには具体的にどのような機能があり、どうやって利用するのかを見ていきましょう。
チャット健康相談
「病院へ行くべきか迷う」「夜中にできる応急処置を知りたい」というときに、看護師チームにチャットで無料相談が可能です。医学的判断を伴わない一般的なアドバイスや、受診の目安を教えてもらえるため、ママ・パパの不安を和らげてくれます。
全国どこからでも、3か月に3回まで無料で利用できます(※営業時間は平日の18:00〜23:00まで)。1回消費されたチケットは、3か月後に復活します。
参照:チャット健康相談でできること【キッズドクター アプリ】|キッズドクターマガジン
オンライン診療
スマホのビデオ通話で、小児診察に慣れた医師の診察を受けられます。風邪症状(発熱、咳、鼻水)や皮膚トラブル、吐き気・下痢など幅広く対応しているのが特徴です。医師が必要と判断した場合は処方せんが発行され、自宅近くの希望する調剤薬局で薬を受け取ることができます。
料金には健康保険、子ども医療費助成が適用されます。子ども医療費助成の金額や対象年齢はお住まいの地域によって異なるため、あらかじめご確認ください。なお、大人の方は健康保険診療費がかかります。金額感は対面受診と変わりません。
診察時間(受付時間)は以下のとおりです。
| 診察時間(受付時間) | |
| 平日 | 0:00〜16:00(受付:0:00〜15:45) 18:00〜24:00(受付:16:00〜24:00) |
| 土曜日 | 0:00〜24:00(受付:0:00〜24:00) |
| 日曜日・祝日 |
基本的な利用ステップ
キッズドクターの基本的な利用ステップは以下のとおりです。
| 1.事前準備 | アプリをダウンロードし(App Store・Google Play)、アカウトを作成します。 お子さんの情報、保険証・受給者証、クレジットカード情報などを登録します。 |
| 2.申し込み | 症状や相談内容を入力し、予約・申込みを行います。 |
| 3.診察・相談 | チャットまたはビデオ通話で看護師や医師とやり取りをします。 |
| 4.処方・決済 | 処方せんが出た場合は指定の薬局で薬を受け取り、会計はアプリ登録のカードで自動決済されます。 |
子育て世帯にうれしい!キッズドクターを活用するメリットと注意点
キッズドクターには、子育て中のママ・パパにとって助かるメリットがたくさんあります。一方で、知っておくべき制限事項もあるため整理しておきましょう。
キッズドクターを利用する3つのメリット
キッズドクターを利用することには、主に以下の3つのメリットがあります。
メリット1:病院での二次感染を防ぎ、夜間の移動負担をゼロに
ほかの病気をもらうリスクがある病院の待合室を回避できます。また、きょうだいがいるご家庭で「体調の悪い子とほかの子を夜間に連れ出す」という過酷な移動の負担がなくなります。
メリット2:自宅でリラックスしながら受診できる
見慣れない病院で泣いてしまうお子さんも、慣れ親しんだ自宅で横になりながら診察を受けられるため、子どもにとっても親にとってもストレスが少なくて済みます。
メリット3:無料チャットで「受診の緊急性」が確認できる
「今すぐ救急病院へ行くべきか、朝まで様子を見てクリニックに行くべきか」をプロに相談できるため、判断に迷ったときの精神的な支えになります。
知っておくべき注意点
オンライン診療では、対面での「胸の音を聴診器で聴く」「喉の奥を直接診る・触る」「インフルエンザや溶連菌などの検査キットを使う」といった処置はできません。
息苦しそうにしている、意識が朦朧としている、激しい水分失われて脱水が疑われるなど、明らかに重症と思われる場合や緊急性が高い場合は、迷わず対面での救急外来や近隣の夜間急性期医療機関を受診してください。
キッズドクターに関するよくある質問と回答(FAQ)

最後に、キッズドクターに関するよくある質問にお答えします。
Q.利用料金や診察料はどれくらいかかりますか?
A.チャット相談は無料です。オンライン診療は保険・医療費助成が適用されます。診察料は対面病院の受診時と同程度で、子ども医療費助成により自己負担額が0円の地域・条件であれば、0円で利用できます(システム利用料などもかかりません)。
※なお、自治体によっては一時的に医療費を負担し、後日お住まいの自治体へ返金の申請をする必要があります。還付に必要な領収書は、診察後1か月ほどを目処にメールにて届きます。
Q.何歳から利用できますか?赤ちゃんでも大丈夫?
A.生後すぐの赤ちゃんから大人まで幅広く利用できます。
ただし、生後数ヶ月の乳幼児の突然の高熱などは、対面での精密な診察が必要になるケースが多くあります。まずはチャット相談で月齢と症状を伝えて対応を確認するのがおすすめです。
いざというときのお守りに事前準備をしておこう!
キッズドクターは、かかりつけの小児科が開いていない夜間や休日に、自宅にいながら専門家のサポートを受けられる心強いサービスです。
いざ子どもが急発熱したときに一からアプリを探して登録するのはとても大変です。体調がよいときにあらかじめアプリをダウンロードし、保険証や受給者証の登録を済ませておけば、万が一の夜間の急病にも慌てずに対応できますよ。
子どもの健康を守る安心の「お守り」として、ぜひスマホに準備しておいてはいかがでしょうか。
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