自然が豊かな国頭村はどのような地域?基本情報から子育て情報まで一挙ご紹介

国頭村

沖縄本島の最北端に位置する国頭村は、自然が豊かな地域です。やんばるの森が村域の多くを占めており、そこでは沖縄にしか生息しないヤンバルクイナやノグチゲラなどの生き物を見ることができます。では、そんな国頭村は住みやすいのでしょうか?

今回は、国頭村の基本情報から利便性、交通面、子育て情報までご紹介します! 「国頭村ってどんなところ?」と気になっているママ・パパは、ぜひ参考にしてみてくださいね。

豊かな自然が魅力!国頭村の基本情報

国頭村は、沖縄本島の最北端にある地域です。那覇市から約100km、名護市から約30kmのところにあり、国頭郡の大宜味村と東村に隣接しています。

そんな国頭村の総面積は、194.80km2。那覇市(41.42km2)よりも大きく、沖縄本島では5番目に広い面積です。
その一方で国頭村の人口は4,525人です(2023年6月末時点)。那覇市の人口は315,681人なので、比較すると人口はかなり少ないといえます(2023年5月末時点)。

参照:国頭村
   那覇市

国頭村の最大の魅力は、なんといっても「豊かな自然」です。
国頭村には山々が連なる「やんばるの森」があり、2021年7月に沖縄県内5ヶ所目となる世界自然遺産に登録されています。このやんばるの森が国頭村の84%を占めており、そこにはヤンバルクイナやノグチゲラ、ヤンバルテナガコガネなど、沖縄にしかいない生き物が数多く生息しています。

このほか、やんばるの森には県内で最も大きな滝である「比地(ひじ)大滝」があります。滝の周辺には学術的に貴重とされる植物が生い茂っているため、珍しい植物も観察することができます。

このように、国頭村には豊かな自然が溢れているため、「自然に囲まれて暮らしたい」という場合の引っ越し先におすすめです!

ただ、国頭村への引っ越しで注意したいことに「気温」があります。
国頭村は沖縄の最北端にあるので、冬になると南部よりも少し寒くなります。1月・2月には最低気温が10℃を下回ることもあるため、寒さが苦手な方は注意しましょう。

参照:国頭村の魅力|一般社団法人 国頭村観光協会

生活に困らない?国頭村の利便性

国頭村

では、国頭村の居住地としての利便性はどうでしょうか?

基本的な生活用品は村内で揃えられる

国頭村は沖縄本島の最北端にあり、やんばるの森が村域の84%を占めているため、スーパーやコンビニが那覇市に比べて少なめです。
とはいえ、村の西側には「国頭スーパー」、東側には「安田協同店」などのスーパーがあります。そのため、基本的な生活用品は国頭村内で揃えることができるでしょう。

また、国頭村には道の駅「ゆいゆい国頭」もあり、そこにはふるさと市(農家直売所)が常設されています。地元の農家さんがとれたての野菜を販売しているため、いつでも新鮮な野菜を味わえます!
食にこだわりたいママ・パパにとっては、住み心地がよい町といえるでしょう。

参照:「道の駅」ゆいゆい国頭|国頭村観光物産センター ゆいゆい国頭

自然を身近に感じられるスポットが充実している

豊かな自然が魅力の国頭村は、自然を身近に感じられるスポットが充実しています。

たとえば「国頭村森林公園」では、舗装された道を歩いてやんばるの森を散策することができます。運がよければ、ヤンバルクイナに遭遇することもあるそうです!
このほか、時期によっては「森の探検ツアー」「星空ツアー」「森林セラピーツアー」なども行われており、参加すれば非日常的な体験ができますよ。実施日に関しては、公式サイトをご覧ください。

「小さい子どもはあまり楽しめないのでは?」と思うママ・パパもいるかもしれませんが、国頭村森林公園には「やんばる森のおもちゃ美術館」もあります。ここでは、子どもたちがおもちゃで遊びながら木の温もりを体感できます。
子どもを抱っこしながら自然の中を散策することが難しい場合も、やんばる森のおもちゃ美術館ならゆっくり過ごしつつ子どもと一緒に自然と触れ合えるでしょう。

住所〒905-1411 沖縄県国頭村字辺土名1094-1(MAP
電話番号キャンプ場:0980-43-0514
おもちゃ美術館:0980-50-1022

参照:国頭村森林公園

車がないと不便かも?国頭村の交通事情

国頭村には「国頭村営バス」が通っているため、車を運転できない方も村内をバスで回ることが可能です。基本的に時間は決まっていますが、バスに乗りたい日の1週間、または1時間前までに国頭村役場に電話して予約をすれば、希望の時間帯に乗車できます。

ただし、国頭村営バスで移動できるのは村内のみなので、たとえば「名護市に行きたい」という場合は路線バスを利用しなければなりません。那覇市に比べると路線バスの路線・本数は少ないため、よく国頭村外に行くという場合は車があると便利です。

参照:アクセス・マップ|国頭村

車を利用する際は、沖縄の主要道路である「国道58号線」を利用するのがおすすめです! 国道58号線を通って南下すれば、那覇まで行くことができます。
また、国頭村から名護市まで行くと許田ICがあるので、高速道路を利用すれば中部・南部までスムーズに移動できるでしょう。

支援制度が充実!国頭村の子育て情報

国頭村

国頭村では、安心して子育てができるようさまざまな支援を実施しています。以下にて、その支援制度の一例をご紹介します!

出産祝金

子どもを出産すると、祝い金を受け取ることができます。対象者は、赤ちゃんが生まれる90日以上前から国頭村に住所があり、出産後90日以上赤ちゃんとともに国頭村に住所がある方です。また、国頭村に納付すべき料金などに未納がない方が対象です。

出産祝金の金額は、第1子が5万円、第2子が10万円、第3子以降が20万円です。
赤ちゃんを出産するとミルクやオムツなどの購入しなければならず、何かとお金がかかるもの。そのようなときに出産祝金があれば、育児に関わる費用負担を軽減できるでしょう!

参照:出産|国頭村

こども医療費助成

こども医療費助成は、子どもの医療費にかかる自己負担額を軽減できる制度です。対象年齢は0歳〜高校卒業までとなっており、その間に子どもが体調を崩して病院を受診しても医療費の負担が大きくなることはありません。

ただし、高額医療になる場合は加入している健康保険から「限度額適用認定証」を取得し、それを病院の窓口に提出する必要があります。万が一提出し忘れた場合、助成が受けられないことがあるため注意しましょう。

参照:育児|国頭村

新しい居住地を探しているママ・パパは「国頭村」を視野に入れてみては?

自然が豊かな国頭村は、子どもをのびのびと育てられる環境が整った地域です。ヤンバルクイナやノグチゲラ、ヤンバルテナガコガネのほとんどがやんばるの森に生息しているため、休日は子どもと一緒に​​固有種・希少種を探しに行くのもよいかもしれませんね!

県内で引っ越しを考えているうちなーんちゅ、県外から移住を考えているママ・パパは、居住地に国頭村を選んでみてはいかがでしょうか?

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ぱるる

沖縄生まれ沖縄育ち。10歳と4歳の2児のママ。
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