沖縄は台風が接近・上陸しやすい地域なので、台風対策が欠かせません。対策を怠ると食べ物・飲み物が不足してしまう可能性があるほか、物が飛んで周囲を危険にさらしてしまったり窓ガラスが割れたりする恐れもあります。身の安全を守るためにも、台風対策は入念に行うようにしましょう!
今回は、台風が来る前にやっておきたい対策についてまとめています。また、停電中の夜の過ごし方や台風時のゴミの出し方もご紹介しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
もくじ
沖縄に接近・上陸する台風の数
沖縄に接近した台風の数は2023年に6つ、2024年に8つ、2025年に7つです。多いときは2桁になることもあるため、ほかの地域に比べると沖縄は台風による影響を受けやすいといえるでしょう。
最近だと、2023年6月1日に大型で強い台風2号が沖縄本島に接近しました。県内の小中学校が休校になり、台風の影響を受けて閉店するスーパーが多く見受けられました。
毎年夏から秋にかけて台風が沖縄に来ることが多いため、接近する前に台風対策をしっかり行う必要があります。
まずはここから!沖縄の台風対策で一番大切な「命を守るスケジュール
沖縄の台風対策は、上陸直前になって慌てて始めては間に合いません。沖縄の流通や学校の動きに合わせた「タイムライン(行動基準)」を頭に入れておきましょう。
1.台風上陸の「2日前」までに買い出しを終わらせる
台風のニュースが出たら、進路予想図を見て「2日前」にはスーパーやドラッグストアでの買い出しを終わらせましょう。前日になると店内は大混雑し、おむつやミルク、水、食料品はほぼ完売状態になります。
2.路線バスやモノレールの運行停止に注目
沖縄では「路線バスやモノレールが運行を停止したら、学校や保育園が休みになり、企業も自宅待機・早期退社になる」という暗黙のルールがあります。暴風警報が出る前であっても、バス会社・モノレール会社の発表をこまめにチェックし、仕事の調整やお子さんのお迎えのタイミングを家族でシミュレーションしておきましょう。
台風が近づいたらやっておきたい5つの対策

台風による被害を最小限に抑えるために、以下の対策を行うようにしましょう!
1.食料や生活用品を購入する
沖縄の近くで台風が発生したら、接近する前に早めに食料や生活用品を購入しておくのがおすすめです。台風が接近してからだと、前述したようにスーパーが閉店してしまう可能性があります。また、多くの方が事前に食料を買い込むため、パンやインスタント食品などは早めに売り切れることも考えられます。
沖縄に台風が近づくと速度が遅くなって長く停滞することもあるので、早めに数日分の食料を購入し備えておきましょう!
子育て世帯がストックしておくべきおすすめ飲食物
子どもを飢えさせず、停電でコンロや電子レンジが使えなくなっても乗り切れる、子育て世帯のための最強ストックリストをまとめました。
【主食】調理不要、またはカセットコンロでできるもの
パックご飯やレトルトカレーなどがあると、カセットコンロでお湯を沸かせば、停電時でも温かいご飯が食べられます。とくにレトルトは、最悪の場合「温めずそのままでもおいしく食べられる」ように作られているため、お守り代わりに数パック持っておくと心強いでしょう。
また、シリアル・グラノーラをストックしておくこともおすすめします。
お皿に出すだけで食べられるシリアル・グラノーラは、台風時の朝食やおやつに最適。常温保存できるロングライフ牛乳(常温保存可能品)をセットで備えておきましょう。
このほか、定番の缶詰パンや個包装の菓子パンもあると安心です。台風直前はパンが売り切れるため、日持ちするデニッシュ系や缶詰タイプのパンを1パックストックしておくと重宝します。
【乳幼児向け】水分補給と即席おやつ
断水で哺乳瓶が洗えない、停電でお湯が沸かせないという最悪の事態でも、液体ミルクがあれば赤ちゃんにすぐ授乳ができます。ストロー付きのタイプなら、少し大きくなった幼児の栄養補給にも使えますよ。
停電で部屋のエアコンが止まると、子どもは一気に汗をかきます。熱中症対策としての水分・塩分補給に加え、喉越しがよいゼリー飲料は食欲が落ちたときのご飯代わりにもなります。
【お楽しみ】子どものご機嫌を保つおやつ
外の暴風雨の音におびえ、家から出られないストレスで子どもはグズりがちになります。普段なら「食べすぎ!」と怒ってしまうチョコやポテトチップスも、台風の日だけは特別。「おやつパーティー」として解禁することで、おこもり期間のどんよりした空気を一気に楽しいイベントに変えることができます。
2.断水に備える
台風の影響により断水することもあるため、飲み物を十分にストックしておきましょう。
また、バケツや浴槽に水を溜めておくのもおすすめです。溜めた水は、トイレを流したり手を洗ったりする際の水として使用できます。
3.停電に備える
台風の影響により停電した場合、いつ復旧するかわかりません。すぐに復旧しないこともあるため、しばらく停電が続いても問題ないように備えることが大切です。
前述したように、台風が発生しやすいのは夏から秋にかけての時期です。この時期に停電すると、エアコンも扇風機も使用できなくなるため、暑くて熱中症になってしまう恐れがあります。
そのため、少しでも暑さをしのげるように充電式・電池式の扇風機や冷風機を準備しておくのがおすすめです。これらがあれば熱中症を防げるだけでなく、寝苦しさも緩和できるでしょう。
このほか、夜間に停電しても困らないよう懐中電灯やLEDランタンも準備しておきましょう。台風のときは天気が悪いため、月明かりが入ってきません。部屋の中が真っ暗だと移動の際に怪我をする恐れがあるため、光源の確保も必須です。
停電に備えて、スマートフォンもしっかり充電しておいてください。停電が長引くことも考慮してモバイルバッテリーも用意し、スマートフォンと一緒に充電しておくとよいでしょう。
4.外にある物を家の中に入れる
台風が接近する前に、外にある物を家の中にしまうことも忘れてはいけません!
たとえば鉢植えや傘などを外に置いておくと、強風により飛んでいってしまう恐れがあります。窓ガラスが割れたり人に当たって怪我をさせたりする可能性もゼロではないため、そのような事態を防ぐためにも必ずしまうことが大切です。
もし家の中にしまえないような物があれば、飛ばされないようにロープなどでしっかり固定しておくようにしましょう。
5.窓対策を行う
台風のときは風が強いため、なにが飛んでくるかわかりません。飛来物によって窓ガラスが割れることも考えられるため、万が一に備えて窓ガラスに養生テープを貼り、カーテンを閉めておきましょう。そうすることで、ガラスの飛び散りを抑えることができます。
このほか、窓のサッシ部分には新聞紙やタオルを詰めておくのがおすすめです!
大雨が続くとサッシの隙間から雨水が入り込み、床が水浸しになってしまう可能性があります。浸水によって床が傷んでしまうほか、電化製品を近くに置いていると故障の原因になります。台風の被害を抑えるためにも、窓対策も欠かさず行いましょう。
鉄筋コンクリート(RC造)だからこそ盲点!自宅と車を守るリアルな備え
「うちはコンクリートのマンションだから大丈夫」と安心していませんか? 沖縄ならではの住宅・車事情に合わせた対策が必要です。
1.停電=一瞬で「断水」するリスクを想定する
沖縄のマンションやアパートの多くは、屋上のタンクへ電動ポンプで水を汲み上げています。そのため、停電が起きた瞬間に断水します。
お風呂に水を溜めるのはもちろんのこと、バケツに1杯の水を一気に流す「正しいトイレの流し方」を確認しておきましょう。また、赤ちゃんのおしり拭きは、断水時に身体を拭くのにも使えるため、多めにストックしておくのが鉄則です。
2.ガソリン満タンで愛車を横転と飛来物から守る
沖縄の猛烈な風は、軽自動車やミニバンを簡単に横転させます。
台風が近づいたら、必ずガソリンを満タンにしてください。車体を重くして横転を防ぐだけでなく、万が一家が停電して熱中症になりそうなとき、車に避難してエアコン空間を確保する「命綱」にもなります。可能であれば、立体駐車場のある商業施設への一時避難も検討しましょう。
テレビもWi-Fiも使えない!停電中の夜を楽しく過ごす親子おこもり術
近年の台風では、停電と同時に基地局がダウンし、スマホの電波がつながらなくなる(通信障害)ケースが多発しています。YouTubeやゲームに頼れない「暗闇の夜」を乗り切るアイデアを押さえておきましょう。
1.LEDランタンで作る「お部屋キャンプ」
懐中電灯だけでなく、光が広がるLEDランタンをリビングの真ん中に置き、あえて部屋の電気を消して「お部屋キャンプ」を始めてみましょう。ポップアップテントをリビングに広げたり、敷布団を並べたりするだけで、子どもたちにとっては大興奮のアドベンチャーに早変わりします。
2.台風用にとっておいた「秘密のおもちゃ」を投入
100円ショップで事前に買っておいた、新しいシールブック、トランプ、ボードゲームなどを「台風の日限定」として開封します。見たことのない新しいおもちゃがあるだけで、子どもたちの集中力はそちらに向き、外の不気味な暴風雨の音から気をそらすことができます。
押さえておこう!台風時のゴミ出しについて

台風が接近してくると気になるのが「ゴミ出し」ですよね。ゴミを出してよいのか、それとも控えたほうがよいのか、迷ったことがある方も多いのでは?
台風時のゴミの出し方(収集方法)は、市区町村によって異なります。
那覇市
那覇市では、8:30に路線バスが運行していれば通常どおりゴミ収集が行われるため、この場合はゴミを出して問題ありません。また、8:30時点で路線バスが運行していなくても、12:00までに路線バスが運行すればそのあとにゴミ収集が行われるため、通常どおり出しましょう。
反対に、ゴミの収集中に路線バスの運行が停止する場合もあるでしょう。そのときは、路線バスの運行が停止した時点でゴミの収集も中止となります。
もし、自分の家のゴミが回収される前に路線バスの運行が停止した場合は、ゴミの散乱を防ぐためにも家の中に持ち帰るようにしましょう。
なお、那覇市では台風でゴミの収集ができなかった場合の臨時収集日は設けられていません。
北中城村
北中城村では、8:30までに暴風警報が解除されていれば通常どおりゴミ収集が行われるため、この場合はゴミを出して問題ありません。また、10:00に暴風警報が解除されると、12:00からゴミ収集がスタートするため、その場合も通常どおり出しましょう。
北中城村では暴風警報を基準にゴミの収集が行われるかどうかが決まるため、朝の台風情報をチェックしておきましょう。
豊見城市
豊見城市では、8:30までに暴風警報が解除されると通常どおりゴミ収集が行われるため、その場合はゴミを出して問題ありません。
10:00に暴風警報が解除された場合はその後に収集作業が始まるため、10:30までにゴミを出すようにしましょう。
ただし、10:00に暴風警報が解除された場合、収集されるのは燃やせるゴミのみです。資源ゴミや燃やせないゴミなどは次回の収集日に出します。
豊見城市では、暴風域が解除されずその日にゴミを収集できなかった場合、燃やせるゴミのみ臨時の収集日が設けられます。基本的には翌日になりますが、土曜日に収集できなかった場合は翌週の月曜日になるため注意しましょう。
なお、暴風警報が2日以上継続する場合は臨時の収集日が設けられないこともあるので、その際の対応については豊見城市のホームページをご確認ください。
市町村別 台風時のゴミの出し方まとめ
各市町村の台風時のゴミの出し方は以下のとおりです。
南部
| 那覇市 | 8:30時点で路線バスが運行していなければ、ゴミは出さない。 12:00までに路線バスが運行した場合は、その後ゴミ収集が行われるため、ゴミを出す。 |
| 糸満市 | 8:30時点で路線バスが運行していなければ、ゴミは出さない。 12:00までに路線バスが運行した場合は、その後ゴミ収集が行われるため、ゴミを出す。 |
| 八重瀬町 | 8:00時点で暴風警報が解除されていない場合は、ゴミは出さない。 |
| 豊見城市 | 8:30時点で暴風警報が解除されていない場合は、ゴミは出さない。 その際、翌日(収集日が土曜日の場合は翌月曜日)に燃やせるゴミのみ収集されるため、燃やせるゴミがあれば翌日に出す。 10:00までに暴風警報が解除された場合は、その後燃やせるゴミのみ収集されるため、燃やせるゴミがあれば出す。 |
| 南城市 | 8:00時点で暴風警報が解除されていない場合は、ゴミは出さない。 |
| 南風原町 | 台風のときは、ゴミは出さない。 |
| 与那原町 | 8:30時点で暴風警報が解除されていない場合は、ゴミは出さない。 10:00までに暴風警報が解除された場合は12:00からゴミ収集が始まるため、ゴミを出す(雨天の場合は紙類は出さない)。 |
| 浦添市 | 8:00時点で路線バスが運行していなければ、ゴミは出さない。 12:00までに路線バスが運行した場合は、その後ゴミ収集が行われるため、ゴミを出す。 |
| 西原町 | 8:30時点で暴風警報が解除されていない場合は、ゴミは出さない。 12:00までに暴風警報が解除された場合は、その後ゴミ収集が行われるため、ゴミを出す。 |
中部
| 宜野湾市 | 8:00時点で路線バスが運行していなければ、ゴミは出さない。 12:00までに路線バスが運行した場合は、その後ゴミ収集が行われるため、ゴミを出す。 |
| 中城村 | 10:00までに暴風警報が解除された場合は、その後ゴミ収集が行われるため、ゴミを出す。 |
| 北中城村 | 8:30時点で暴風警報が解除されていない場合は、ゴミは出さない。 10:00までに暴風警報が解除された場合は、12:00からゴミ収集が始まるため、ゴミを出す。 |
| 北谷町 | 8:00時点で路線バスが運行していなければ、ゴミは出さない。 12:00までに路線バスが運行した場合は、その後ゴミ収集が行われるため、ゴミを出す。 |
| 嘉手納町 | 暴風警報が発令された場合は、ゴミは出さない。 |
| 沖縄市 | 8:00時点で路線バスが運行していなければ、ゴミは出さない。 12:00までに路線バスが運行した場合は、その後ゴミ収集が行われるため、ゴミを出す。 |
| うるま市 | 8:00時点で暴風警報が解除されていない場合は、ゴミは出さない。 12:00までに暴風警報が解除された場合は、解除1時間後からゴミ収集が行われるため、ゴミを出す。 |
| 読谷村 | 暴風警報が発令された場合は、ゴミは出さない。 |
北部
| 恩納村 | 8:00時点で路線バスが運行していなければ、ゴミは出さない。 12:00までに路線バスが運行した場合は、14:00からゴミ収集が行われるため、ゴミを出す。 |
| 金武町 | 8:00時点で暴風警報が解除されていない場合は、ゴミは出さない。 |
| 宜野座村 | 8:00時点で暴風警報が解除されていない場合は、ゴミは出さない。 |
| 名護市 | 12:00までに暴風警報が解除、または路線バスが運行した場合は、その後ゴミ収集が行われるためゴミを出す。 |
| 本部町 | 8:00時点で暴風警報が解除されていない場合は、ゴミは出さない。 |
| 伊江村 | 暴風時にはゴミは出さない。 |
| 今帰仁村 | 12:00までに暴風警報が解除された場合は、その後ゴミ収集が行われるため、ゴミを出す。 |
| 大宜味村 | 8:00時点で暴風警報が解除されず路線バスが運休の場合は、ゴミは出さない。 9:00までに暴風警報が解除された場合は、10:00からゴミ収集が行われるため、ゴミを出す。 |
| 東村 | 8:00時点で暴風警報が解除されず路線バスが運休の場合は、ゴミは出さない。 9:00までに暴風警報が解除された場合は、10:00からゴミ収集が行われるため、ゴミを出す。 |
| 国頭村 | 8:00時点で暴風警報が解除されず路線バスが運休の場合は、ゴミは出さない。 9:00までに暴風警報が解除された場合は、10:00からゴミ収集が行われるため、ゴミを出す。 |
早めの台風対策を心がけよう!
沖縄は台風が接近・上陸しやすい地域なので、台風対策をしないと不便な生活を送ることになります。そのため、早めに食料や生活用品を購入したり、断水・停電に備えたりしておくことが大切です。また、暴風によって物が飛んできて窓ガラスが割れ怪我をする恐れもあるため、外の物を室内に入れる・窓ガラスを補強するなどの対策も必要です。
被害を最小限に抑えるためにも、早めの台風対策を心がけましょう!
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