みなさんこんにちは! 最近数年ぶりにパーマをかけました、川満アンリです。
先日行われた夏の高校野球!
沖縄尚学が初優勝を果たし、深紅の大優勝旗が15年ぶりに海を渡り沖縄へやってきました。
毎試合ドラマがあり、一生懸命な姿というのは人の心を動かす大きな力がありますね。
沖縄尚学のみなさん、本当におめでとうございます! そして、感動をありがとうございます!

まだまだ余韻に浸っていたいところではありますが、そろそろ本題へ。
今回のコラムは、母から受け継いだアイテムについてのお話です。どうぞお付き合いください。
母の思い出のアイテム
最近わたしが持っているこのバッグ。じつは母からのお下がりなんです。
たくさん入るところ、レトロでしっかりした素材がかなり気に入っています。

じつは、このバッグには歴史があるんです。
1984年1月、わたしと弟は双子として誕生しました。
男女の双子で性格も正反対。母はさぞかし大変だったと思います。

よく両親から赤ちゃんのころの話を聞きますが、わたしは寝ても起きても哺乳瓶を咥えていないと落ち着かず、よく泣きよく起き、大変だったそうです(笑)
逆に弟は、あまり泣かずよく寝るタイプ。こんなにも双子で違うのかと驚いたそうです。
そんな双子と2つ上の姉を連れて出かけるのは本当に大変だったそうですが、母はもともと服やメイクが大好きな人。昔の写真を見ていてもかわいいセットアップやジーンズ、アクセサリーなどをつけていて、大変ななかでもしっかりおしゃれを楽しんでいるのが伝わります。
そんな母が、わたしたち双子のおむつバッグとして使っていたのが、先ほどのバッグなんです。わたしに子どもが生まれたとき、母が「そうそう、あなたが生まれたときのおむつバッグあげるよ」と、このバッグを譲ってくれました。
「え?これがオムツバッグ?」とわたしはびっくり。オムツを入れるには持ちにくそうだなと。幼児と双子の赤ちゃん合わせて3人を連れて出かけるにも、しっかりおしゃれしていたとは!と驚きました。
ただ、そのときのわたしは完全にリュック派だったため、おしゃれより楽を選んでこのバッグはまったく使っていませんでした。
そんな感じで、母の思い出のバッグがわたしの元にやってきたわけです。
思い出のバッグを見た母が大興奮!

それから8年後。先日、娘の習い事の発表会があり、荷物が多く何に入れようかと悩んでいたとき、「あ!そうだ!」と思い出して、棚の奥からこのバッグを引っ張り出してきました。
母の前でこのバッグを持つのはじつは初!
母はバッグにすぐ気付き「わー!!懐かしい!!ねぇちょっとちょっと」と父を呼び、「双子のオムツバッグだよ!これ」と大喜び。父は「ああ、そうねー?」とリアクション薄めでしたが(笑)
「これ、たぶん那覇ショッピングセンターだったかな? バーゲンで◯◯さんと一緒に買ったのよー。一目惚れしてさー。今見てもかわいい。やっぱりいいの買ったら長持ちするねぇー。何周も回って今っぽいさー。あなたラッキーね。今日の服にも合ってる!」とすんごい大絶賛&大興奮。
バッグを見ただけで、購入したときのことから、わたしたちが赤ちゃんだったころまでたくさんの思い出が蘇ってくる。すごいことですよね。
こんなに喜んでくれるなら、もっと早いうちに(娘が赤ちゃんのころから)たくさん使えばよかったなぁーと反省しつつ、わたしも嬉しくて、その日以来じつは毎日持っています。
使ってみると、このバッグの使いやすさはもちろん、味わいが深まってどんどん好きになっていくんです。服に合わせてバッグにスカーフを巻いただけでとてもおしゃれになるし、誰ともかぶらない。わたしと母だけの特別なバッグです。

母からはいろんなお下がりをもらっていますが、こうやって自分が生まれたときのものが自分の手に渡り活躍するってすごくすてきですね。
最近のわたしはプチプラが当たり前で、流行りのものを買って、飽きたら次のものを買うのが主流になっていましたが、いいものを買うときは、購入前から購入する瞬間、使ったときのエピソードまでしっかり覚えていたりします。思い出が甦るような娘につなげられるアイテムをわたしも残しておきたいなぁと思いました。
母から譲ってもらったこのバッグもまだまだ全然きれいで丈夫なので、娘が大きくなるまで大切に使って、3代で持てたらいいなぁーと。
母との思い出の品で娘と喜びを共有できたら、すごくすてきだなと感じます。
譲り受けたアイテムを大切に

最近、母とわたしが同じ1月生まれということもあり、母が愛用していた1月の誕生石ガーネットのネックレスを譲ってもらいました。さっそく大切に身につけています。
譲り受けたすてきなアイテムを、たくさんの思い出とともに大切にしていきたいなと思います。
最後まで読んでいただき、アンリがとうございました。