保活はいつから始めたらよい?一般的なスケジュール例や注意点をご紹介

保活 いつから

「保活って何?」「いつから始めればいいのかわからない……」と戸惑っているママ・パパも多いのではないでしょうか。

保活とは、子どもを保育園に預けるために行う情報収集や申請準備などの活動のことです。希望する園に入るためには、出産前から準備が重要です!

今回は、保活を始める時期や一般的なスケジュール例、保育園を見学する際のチェックポイント、保活を行う際の注意点などをご紹介します。保活をスムーズに進めるために、ぜひ参考にしてみてください。

保活とは?いつから始めたらよい?

冒頭でもお伝えしたように、保活とは子どもを保育園に入園させるために保護者が行う活動のことを指します。具体的な内容としては、自治体の保育制度や申請スケジュールの確認、希望する保育園の情報収集、必要書類の準備などが挙げられます。

保活に対し「いつから始めればよいのか」と悩むママ・パパも多いですが、できる限り早めに始めることをおすすめします。出産前から情報収集を行い、出産後に保育園の見学をするママ・パパもいるので、参考にしてみるのもよいかもしれません。

保活を行う際は、最初に「認可保育施設」「認可外保育施設」のどちらを利用するかを決めておくのがおすすめです。希望する保育園探しをよりスムーズに進めることができます。
認可保育施設は、国の基準を満たしている保育施設のことです。保育料は世帯収入によって変動するため、人によって異なります。
認可外保育施設は国の基準を満たしていないものの、自治体による指導監査が行われている保育施設です。国からの補助金がないため、保育料が高い傾向にあります。

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保活の一般的なスケジュール例

4月に認可保育施設への入園を希望する場合、前年度の4月ごろから準備を始める必要があります。スケジュールの一例は以下のとおりです。

前年4月〜6月保育園の情報収集を行う
前年7月〜9月保育園を見学する・希望する保育園を決める
前年10月〜12月必要書類の準備・申請を行う
入園年の1月〜2月入園が決まったら入園準備を行う

保育園に空きがあれば、4月以外の月に入園する「途中入園」も可能ですが、子どもに合った保育園を選ぶためにはじっくりと比較・検討する時間が必要です。途中入園の場合でも、時間をかけて保活をするとよいでしょう。

保育園見学でチェックしたい7つのポイント

保活 いつから

保育園は、子どもが家庭以外で初めて長い時間を過ごす大切な場所だからこそ、「ここなら安心して通わせられる」と思えるところを選びたいですよね。そのためには、実際に見学して雰囲気や環境を自分の目で確かめることが大切です。

そこで以下では、保育園見学の際に意識してチェックしたいポイントをご紹介します。ぜひ参考にしてみてください!

1.通園のしやすさ・立地

保育園を選ぶ際は、日々の送迎が無理なく行える距離かどうかをチェックすることが重要です。自宅や職場からの経路、交通手段、駐車場や駐輪場の有無を確認しましょう!
共働き家庭では朝夕の送迎が負担になりがちなので、スムーズに通える場所を選ぶことで毎日の生活に余裕が生まれますよ。

2.保育方針や教育内容

保育園によって保育方針や教育内容はさまざまです。のびのびと遊ばせる園もあれば、英語やリトミックなどの教育に力を入れている園もあります。家庭の子育て方針と合っているか、園の理念や1日の過ごし方、行事の内容などを確認しましょう。

3.園の環境・施設の充実度

子どもが安心して過ごせる環境が整っているかは、保育園選びの大切なポイントです。園庭や遊具の安全性、教室の明るさや清潔感、トイレや手洗い場の使いやすさなどをチェックしましょう!

また、セキュリティ面も重要です。不審者の侵入を防ぐための出入口管理や、防犯カメラの設置状況、避難訓練の実施状況など、安全対策が整っているかを見学時に確認してみてください。安全対策が十分に整っていれば、安心につながります。

4.保育士や職員の雰囲気

子どもが毎日接する保育士や職員の雰囲気は、園生活の満足度を大きく左右します。見学時には、保育士が子どもにどのように声をかけているか、笑顔で接しているかなどを観察しましょう。

また、職員同士の連携や全体の空気感も保育園選びにおいて重要なチェックポイントです。安心して任せられる園かどうかを見極めるためにも、現場の雰囲気や保護者への対応から信頼できるかどうかを感じ取ることが大切です。

5.保育時間・延長保育の対応

家庭や勤務状況に合った保育時間かどうかは、園選びで欠かせないポイントです。基本の保育時間だけでなく、早朝・夕方の延長保育の有無や対応時間、料金も確認しましょう。
とくに共働き家庭やシフト勤務の場合は、柔軟に対応してくれる園を選ぶと安心です。また、急な残業時の預かり対応についても事前に把握しておくことで、いざというときに慌てずに済みますよ。

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6.給食・アレルギー対応

毎日の食事は子どもの成長に欠かせないため、給食の内容や対応体制はしっかり確認しましょう。自園調理か業者委託か、栄養バランスや食材へのこだわりなどをチェックするのがおすすめです。

また、食物アレルギーがある場合は個別対応の有無や代替食、誤配防止の取り組みについても必ず確認しておいてくださいね。

7.保護者との連携・情報共有

保育園と家庭がしっかり連携することは、子どもの成長を支えるうえでとても大切です。連絡帳やアプリなど、日々の様子をどのように共有しているかを確認しましょう。
保育園とのコミュニケーションがスムーズだと、不安や疑問も早めに解消でき、より安心して子どもを預けることができますよ。

保活を行う際の注意点

保活 いつから

最後に、保活を行う際の注意点をご紹介します。

優先順位を確認しておく

保育園の入園における優先順位は、基本的に「保育の必要性」に基づいた点数によって決まります。共働きかどうか、勤務時間や家庭の状況(ひとり親世帯・同居家族の有無など)によって加点があるため、自分たちがどの程度の点数になるかを事前に把握しておきましょう。
点数が高いほど希望する保育園に入りやすくなりますが、希望者が多い園では高得点でも落選することもあるため、第2・第3希望も検討しておくことをおすすめします。

複数の保育園を比較する

それぞれの保育園で保育方針や施設環境、保育士の雰囲気などは異なります。パンフレットやホームページの情報だけで判断せず、必ず複数の保育園を見学して比較することが大切です。実際に足を運ぶことで、園内の清潔さや子どもたちの様子、職員の対応など、リアルな雰囲気を感じ取ることができます。

提出書類は早めに準備する

保育園の入園申請には、就労証明書や求職活動等申立書などの書類が必要です。就労証明書は勤務先からもらう書類であり、発行に時間がかかることもあるでしょう。提出期限に間に合わなかったり、書類に不備があったりすると選考対象外になる場合もあるため、早めに準備を始めることが大切です。

納得の選択をするために早めに保活を始めよう

保活を成功させるには、「子どもを保育園に通わせるかどうか」という意思決定から保育園選び、入園申請まで丁寧に準備を進めることが大切です。早い段階から情報を集め、複数の園を見学・比較することで、家族のライフスタイルや子育て方針に合った園を見つけやすくなります。

また、就労証明書などの提出書類を期限内に準備する必要がある点からも、余裕を持ったスケジュール管理が欠かせません。焦らず着実に保活を進めて、納得のいく保育園を選んでくださいね。

 


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ぱるる

沖縄生まれ沖縄育ち。10歳と4歳の2児のママ。
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