沖縄式披露宴が復活!結婚式ってやっぱり最高です!

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みなさんこんにちは! 川満アンリです。

入学や進学や就職転職など、新生活が始まる4月。
中には、大切な人と新しい毎日をスタートさせた方もいらっしゃるかと思います。実際に3月・4月は、披露宴をあげる方も多いんですよ。

今回は沖縄式披露宴について、また、改めて感じた「結婚式っていいもんだ」というお話を、自分の結婚式の写真を交えてお話します。ぜひお付き合いください。

沖縄の披露宴は大宴会!?

実は高校3年間、結婚式場でアルバイトをし、その後24歳から今日まで、披露宴の司会をさせていただいています。その間何組もの素敵なカップルの幸せな瞬間に立ち会ってきたからこそ、自分で言うのもなんですが「沖縄式披露宴上級者」だと思っています!

そんな私が思う沖縄式披露宴は「大宴会」。
ちょっとまって、沖縄式の披露宴って?という方もいらっしゃるかもしれませんので、簡単にご説明しますね。

度々全国区のテレビ番組などでも特集されるほど、沖縄式披露宴は賑やかなものです。
新郎新婦それぞれのご両親とそのご親族、職場や友人の皆さん、同級生など約400名が集結!
会場には新郎新婦の席である雛壇と、余興を披露したり入場などに使用する大ステージが用意されています。

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再入場でダンサーの皆さんと踊る私達

スタート前から自由に乾杯をし、めでたい席で踊られるかぎやで風で幕が開き、久しぶりに顔を合わせた来席者の皆さんの笑い声や拍手や指笛が鳴り響きます。

席の配置も独特で、通常は新郎新婦の目の前の席はご友人の皆様ですが、沖縄では「育ててくれた感謝の気持ち」を込めて、ご家族・ご親族の皆様のお席になっています。
10人ほどが座れる円卓には中華料理屋さんにあるようなターンテーブルが置かれ、大皿料理がどんどん運ばれ、それらを頂きながらステージで行われる職場仲間や友人たちが披露するプロさながらの渾身の余興を楽しみます。

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夫の友人の余興で会場は爆笑の渦に包まれました
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ステージで自由にカチャーシーを踊る先輩や友人たち

披露宴終盤に差し掛かると、自由にステージに上がってもらい、「幸せをかき混ぜて大きな幸せにしましょう!」とカチャーシーを踊り、和やかな大宴会・披露宴がお開きになります。

かしこまりすぎないこの独特な雰囲気は、司会をしていても新郎新婦のことを昔からよく知る友人のような気持ちになり、とても楽しく感動的で、心が満たされます。私は沖縄の披露宴が大好きです。

新型コロナ禍の披露宴

そんな賑やかな沖縄式披露宴も、新型コロナの影響で大きく様変わりしました。

大人数で集まれない。マスク着用・感染症対策のため乾杯ができず、大声も出せない。大皿料理は適さない。カチャーシーは席で踊るか、カチャーシー自体をやらない。円卓はこれまで1卓につき10人対応だったのが半分になり、パーティションで一人一人区切られました。

沖縄式披露宴がこのまま衰退し、小規模披露宴が主流になっていくのかな?と司会者同士で話すことも多くありました。

ついに復活!?

今年に入りようやくコロナが落ち着き始め、司会のご依頼が少しずつ増え始めました。
ご依頼のときに伺う「参列者の人数」も以前のように大人数になってきました。

先月も数組のカップルの司会をさせていただきましたが、自由な乾杯にド派手な余興、指笛や新郎の胴上げなど、これまで当たり前に行われていた沖縄式披露宴が見事に復活していたのです。

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私の職場関係の皆さんの余興は、ショート喜劇のようでした
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余興の定番「横断幕」

とくにカチャーシーの復活は本当に最高で、それまでじっとしていたおばあちゃんが会場の真ん中で満面の笑みで踊り出し誰よりも注目を浴びている姿は感動と幸福で涙が出そうになりました。

やっぱり沖縄の人は、喜びを踊りで表すんだなぁーと改めて実感します。

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カチャーシーを踊るためステージに向かうノリノリの私達

パーティションがあったり大皿料理ではなくコース料理への変更など、以前とは違う箇所ももちろんありますが、その分、新郎新婦のオリジナルがプラスされていて、さらにパワーアップしたように感じます。
実際「やっぱり披露宴はコレやっさー」という年配の方の声を聞いた時には、激しく同感しました。

また、コロナ禍の司会の際、いつも気になっていたのが「ビデオ撮影」でした。
新郎新婦は、結婚記念日や家族が集まる日などに、当日の映像を見てこの日を思い出すと思います。そのときに、マスクの着用や手指消毒を促すアナウンス、コロナの配慮をお願いする司会の声が多く入ってしまうのはいかがなものだろうといつも自問自答していました。なので、この文言を減らせるというのも嬉しい限りです。

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夫の友人の余興は構成も素晴らしかったです
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会場は立って踊ったり自由な雰囲気で大盛り上がりでした

やっぱり結婚式って最高!

司会をしていて、そして私自身も沖縄式披露宴をあげた1人として、やっぱりこの文化は最高です。
最初の入場のドアが開いたときの感動や余興、挨拶、全てが幸せで満ち溢れています。
そして皆さんと踊ったカチャーシーは、本当に大きな幸せの輪が広がって、会場が大きな丸になったような気持ちになります。

形は少しずつ変わってくると思いますが、これからもこの沖縄式披露宴の文化が続くことを願っています(もちろん、小規模披露宴の良さもありますよ)。

そして、私も今月は結婚記念日で八年目になります。
今回このコラムを書くにあたって、久しぶりに披露宴の写真をたくさん見て色々思い出し、改めて「たくさんの方に祝福される結婚式っていいな」って思っています。久しぶりにDVDも見てみようかな。

というわけで、これにて今月のコラムもお披楽喜(おひらき)とさせていただきます。

今月も読んでいただきアンリがとうございました。

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川満 アンリ

沖縄生まれ沖縄育ち、沖縄で子育てする6歳👧のママ🌺
39歳。美容学生。テレビや司会のお仕事。メイクアップ。ママ。好きなこと全力な毎日です!

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