子育てにかかる費用はいくら?おすすめの貯金方法や助成金・補助金についてご紹介

子育て 費用 いくらかかる

子育てにかかる費用は大体どのくらいかご存じでしょうか?

保育料や給食費などの毎月の支払いはできても、子どもが小学6年生になると修学旅行がありますし、中学生になるときには制服の購入が必要です。いきなり数万円の出費が発生することもあり、貯金をしていないと生活が厳しくなってしまいます。

支払いで困らないためにも、子育ての費用がいくらかかるのか把握して備えておきましょう。

子育て費用はいくらかかる?

子育て 費用 いくらかかる

子育てにかかる費用は子どもの成長段階や教育方針、生活環境によって大きく異なりますが、内閣府の「インターネットによる子育て費用に関する調査報告書」によると、子どもが0歳〜15歳になるまでにかかる費用は約1,900万円と記されています。

0歳〜15歳の年間子育て費用額は以下のとおりです。

0歳93万1,246円
1歳87万8,040円
2歳94万2,715円
3歳104万577円
4歳119万7,116円
5歳115万9,523円
6歳121万5,243円
7歳111万2,082円
8歳105万9,791円
9歳113万1,097円
10歳115万2,088円
11歳123万5,483円
12歳126万9,053円
13歳152万7,873円
14歳153万1,521円
15歳161万1,802円

未就学児にかかる費用の項目

0歳〜5歳の未就学児にかかる費用の項目は以下のとおりです。

食費ミルク、離乳食、通園時のお弁当など
生活用品費おむつ、おしりふき、寝具、歯ブラシなど
服飾小物費洋服、下着、靴下、靴など
保育費保育料、園指定の物品など
医療費予防接種、病院に行く際の交通費など

ただし、上記はあくまでも一例であり、子どもによって必要な費用は変わってきます。

たとえば、母乳だけで育児をしている方はミルク代がかかりません。一方でミルクで育児をしている方は、毎月数千円の出費が発生するでしょう。

保育費に関しては、認可保育施設と認可外保育施設によって異なります。
認可保育施設は、家庭の収入によって料金が決まります。収入が高い家庭はその分保育料も高くなります。
一方、認可外保育施設は収入にかかわらず、0歳児クラスは◯万円、1歳児クラスは◯万円というように保育料は固定です。

保育無償化の保育施設に通う3歳〜5歳は、月額3.7万円まで無料です。保育施設の毎月の料金が3.7万円以内であれば、実質無料で子どもを通わせることができます。

医療費に関しては、こども医療費助成制度で中学卒業までは無料です。ただし、保険適用外の健康診断や予防接種などを受けた場合は費用が発生します。

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【学校種別】小学生・中学生の学校教育費

毎月支払いが発生する学校教育費。一括払いではないので、「年にいくらかかっているのかわからない」というママ・パパもいるでしょう。以下で学校種別に小学生・中学生の学校教育費をご紹介します。

小学生の学校教育費

小学生の学校教育費は以下のとおりです。

学年公立学校私立学校国立学校
小学1年生11万2,836円75万2,116円21万9,235円
小学2年生7万5,369円48万562円15万1,455円
小学3年生8万2,244円42万7,209円15万5,984円
小学4年生8万3,606円83万9,141円17万377円
小学5年生9万7,155円62万7,972円20万6,057円
小学6年生11万956円31万9,217円20万6,169円

ちなみに、沖縄県内にある国立小学校は「琉球大学教育学部附属小学校」のみです。私立の小学校は「沖縄アミークスインターナショナル」「沖縄カトリック小学校」「沖縄三育小学校」「海星小学校」の4校です。
上記以外の小学校は、すべて公立学校となります。

小学校でかかる費用の項目は以下のとおりです。

・給食費
・学級費、生徒会費、PTA会費
・修学旅行、林間・臨海学校、遠足
・課外クラブ活動費
・学校教材費

国立や私立の小学校は、上記にくわえて入学費や授業料などもかかります。

中学生の学校教育費

中学生の学校教育費は以下のとおりです。

学年公立学校私立学校国立学校
中学1年生19万2,767円124万1,276円48万5,592円
中学2年生14万8,453円101万8,528円24万8,932円
中学3年生15万2,020円88万4,012円23万6,156円

沖縄県内にある国立中学校は「琉球大学教育学部附属中学校」のみです。私立の中学校は「沖縄カトリック中学校」「沖縄三育中学校」「沖縄尚学高等学校附属中学校」「興南中学校」「昭和薬科大学附属中学校」です。
上記以外の中学校は、すべて公立学校となります。

中学校でかかる費用の項目は以下のとおりです。

・給食費
・学級費、生徒会費、PTA会費
・修学旅行、林間・臨海学校、遠足
・課外クラブ活動費
・学校教材費
・制服費

中学校は制服が必要で、夏用・冬用を購入しなければなりません。また、体育着だけでなくジャージの購入も必要なため、小学生のときに比べて出費が多くなります。

参照:インターネットによる子育て費用に関する調査報告書|内閣府

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子育て費用の貯金方法

子育て 費用 いくらかかる

子どもが0歳〜15歳になるまでにかかる費用は約1,900万円といわれていますが、生活環境によって金額は増減するため、家庭によってはそこまでかからないかもしれません。
しかし、それでも決して安くはありません。子どもが高校や大学に通うとさらに費用が必要になるため、貯金しておくことが大切です。

以下で、子育て費用の貯金方法を3つご紹介します。

1.コストを見直して節約する

まずは、何にお金を使っているのかを書き出してみましょう。そのなかから節約できそうなものはないか確認してみてください。

たとえば、普段から外食が多い場合は頻度を減らすことで節約できる可能性があります。
ただ、最近は野菜の価格が高くなっており、自炊をしても出費が多くなることも……。その場合は、できるだけ安く購入できるお店に行くのがおすすめです。

筆者の友人は大家族で食費にすごく費用がかかるそうで、値引きの商品を購入して節約しているそうです。ほかの友人はコストコで長期間冷凍保存できるものを購入し、小分けにして使っているといっていました。
食費を削るのは難しいかもしれませんが、毎月の出費が多い場合は見直してみるとよいかもしれません。

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2.口座を目的別に分ける

「お金があると使ってしまう」という方は、口座を目的別に分けるのがおすすめです。生活費用・子どもにかかる費用・冠婚葬祭や入院時の費用など、分けて管理することで貯金しやすくなります。
それでも使ってしまいそうな場合は、定期預金を活用するとよいでしょう。定期預金は基本的に満期を迎えてからの出金となるため、普通預金のように簡単に引き出すことはできません。これにより、自然に貯金ができるうえに、「せっかく貯金したのに使い込んでしまった……」といった失敗も防げます。

3.学資保険を利用する

貯金する方法として、学資保険の利用もあります。

学資保険とは、教育資金を貯蓄するための保険です。毎月決まった金額を支払うため、貯金が苦手な方でも取り入れやすいでしょう。
資金を受け取るタイミングは設定でき、たとえば「中学校・高校などの入学のタイミングで受け取る」「大学に入学する際にまとめて受け取る」というように選択できます。

学資保険は生命保険の一種なので、契約者に万が一のことがあったときにも教育資金を確保することが可能です。所得控除の対象にもなるため、所得税や住民税の負担軽減にもなるでしょう。

子育て費用の助けになる助成金や補助金

沖縄県ではさまざまな給付金が用意されており、申請することによって生活費の負担を軽減することができます。子育て費用の助けになる助成金や補助金は以下のとおりです。

児童手当

児童手当とは、家庭における生活の安定に寄与するとともに、次代の社会を担う子どもたちの健やかな成長をサポートすることを目的とした手当です。

対象者と受給額は以下のとおりです。

子どもの年齢受給額
0歳から3歳(3歳になった誕生月まで)15,000円
3歳から小学校終了まで(第1子、第2子)10,000円
3歳から小学校終了まで(第3子以降)15,000円
中学生(一律)10,000円
所得制限額以上である世帯(児童1人あたり一律)5,000円

児童扶養手当

児童扶養手当とは、ひとり親家庭を対象に、家庭の生活の安定と自立を助ける目的で支給される手当です。児童が18歳になり、最初に迎える3月分まで受給することができます。

受給額についてはその年によって変動するため、詳細は児童扶養手当担当(098-861-6951)にお問い合わせください!

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那覇市まなびクーポン

那覇市まなびクーポンは、家庭の経済的理由により学習塾へ通えない子どもたちに対して、学習塾代を助成するための制度です。

対象者や補助額、必要書類・申請方法は以下のとおりです。

対象者小学4年生〜中学3年生までの子どものうち、以下のいずれかに該当する場合

・生活保護受給世帯
・就学援助世帯
・児童扶養手当受給世帯
補助額【小学生】1人あたり 年額84,000円
【中学生】1人あたり 年額120,000円
必要書類・申請方法【必要書類】
・対象世帯であることが確認できる書類(保護開始決定通知書・就学援助認定通知書・児童扶養手当受給者証の写し)
・那覇市まなびクーポン交付申込書
・申込者(保護者)の身分証明書の写し

【申請方法】
これらの書類をこどもみらい部 こども政策課 育成環境グループへ直接提出、または郵送して申請を行います。
なお、こちらよりインターネットからの申し込みも可能です。

参照:那覇市まなびクーポン|那覇市

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子育て費用がいくらかかるかを把握して貯金しよう!

子育てには当然ながら費用がかかりますが、どのくらいかかるのか把握していないと「お金が足りない!」なんてことになりかねません。急な出費で生活が困らないように、事前に貯金しておきましょう。
また、助成金や補助金もうまく活用して家計の負担を軽減することをおすすめします。

 


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ぱるる

沖縄生まれ沖縄育ち。10歳と4歳の2児のママ。
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