【編集部日記】親子で防災について考えてみた!チェックしたこと・準備しておきたいものを確認

防災 親子

「もし地震などの災害が起きたらどうするか」ということを、家族で話し合ったことはありますか?

「本土ほど大きな地震はないから大丈夫」と思っている方もいるかもしれませんが、2024年4月に台湾で発生した地震の影響を受けて津波警報が発表されたように、沖縄で大きな地震がなくても本土や外国で発生する地震の影響を受けて津波がくる可能性は十分にあります。

そこで今回、わたしは娘と一緒にあらためて「防災」について考えてみることにしました!
「親子で話し合ったこと」や「準備しておいたほうがよいと思ったもの」についてご紹介するので、家族で防災について考えるきっかけにしてくれると嬉しいです。

台風以外の災害が少ない沖縄にも「もしも」は起こり得る

8月9日に発生した宮崎県の地震では、今後南海トラフ地震が起こる可能性が高いとして、沖縄県を含む広いエリアに「南海トラフ地震・臨時情報」が発表されました。
なかには「南海トラフ地震は本土で起こる可能性がある地震だから沖縄は大丈夫でしょ?」と考えている方もいるかもしれませんが、もし本当に南海トラフ地震が発生した場合、沖縄県でも津波による被害が予想されているのです。

沖縄気象台によると、マグニチュード9クラスの地震が発生し、その震源地が沖縄県に近い場合は、約1時間ほどで沖縄本島北部に3m超の津波が到達すると予想されています。
そのため、沖縄県「3日分程度の食料や水、生活必需品の備蓄」と「避難所の確認」などをするよう呼びかけています。

参照:災害に対するご家庭での備え|沖縄県

家族で防災についてあらためて考えてみた

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恥ずかしながら、わたしも「沖縄は大丈夫でしょ」と考えていたひとりです。
しかし、4月に台湾付近で発生した地震の影響による津波警報、8月の宮崎県の地震をきっかけに発表された「南海トラフ地震・臨時情報」と、立てて続けに災害の危険を感じたことにより、「防災準備ができていなかった……」と反省しました。

そこで夏休みをきっかけに、あらためて娘と防災について考えてみました!

家族で決めておきたい災害時の行動

もし災害が発生したとき、家族全員が一緒にいたら安心ですよね。
しかし、別々の場所にいるときに災害が発生することも考えられます。とくに子どもが大きくなると行動範囲が広くなり、遠方まで遊びに行っているときに災害が発生した場合はすぐに帰宅することができないかもしれません。

そこで、わたしが娘と話し合った内容が以下です。

1.まずは避難をして自分の身の安全を確保する(※家の近くにいるなら帰宅)
2.LINEで居場所や安否を送信
3.災害ダイヤル(171)に居場所と安否を登録
4.娘が自力で帰宅できない場合はわたしが迎えに行く

まずは「自分の身の安全を確保すること」が最優先です。
近所であればすぐに帰宅することができますが、バスなどを使って出かけた先で災害に遭った場合は無理に帰宅しようとせず、とにかく身の安全を確保するように伝えました。無理に帰宅しようとして二次災害に巻き込まれたり、入れ違いになったりするのを避けるためです。

その際、LINEと災害ダイヤルを使って居場所と安否を確認できるようにしてほしいということも伝えました。LINEと災害ダイヤルのどちらも使用する理由は、どちらかの連絡手段が使えなくなったときに備えてのことです。災害ダイヤルは体験利用ができるので、ぜひ家族で使ってみてください!

そしてもっとも重要なのが、「危険があった場合を除いては、避難した場所(連絡した居場所)から絶対に動かないでほしい」ということ。居場所さえわかれば迎えに行くことができますし、子どもをひとりで帰宅させるよりは大人が迎えに行ったほうが安全です。

このようなことから、上記のような流れで居場所確認や合流をしようということになりました。

準備しておきたいものをピックアップ

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恥ずかしながら、わたしは災害バックを準備したことがありません。これでは万が一のときに避難ができないだけでなく、備蓄もないため困ってしまいます。

そこで「何を準備するか」を考えてみたところ、「避難所に行くパターン」と「自宅で過ごすパターン」とでは準備するものが変わるのでは?ということに気づきました。
たとえば、避難所に行く予定なら着替えなどができる簡易的なテントがあれば便利だけど、自宅にいるなら必要ありません。逆に、自宅で過ごすなら持ち運び用の軽量毛布や衣類などは必要ないけれど、避難所に行くなら必要だと思います。
このように、災害時にどこでどう過ごすのかによって準備したほうがよいものは変わる気がします。

わたしの場合は、避難所となっている小学校と自宅の海抜がほとんど変わらず、むしろ自宅のほうがやや高いのではという感じなので、もし津波などが発生した場合は自宅で過ごす可能性が高いので、この点を踏まえて災害準備をすることにしました。

災害バックに準備しておきたいもの

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自宅で過ごすことを前提に、何かあったときは避難所にも行けるように考えて準備しておきたいものには、一般的に以下のものが挙げられます。

・備蓄用の食料(賞味期限が長めでガスや電気を使わずに調理できるもの)
・飲料水(ペットボトルをケースで購入)
・ウェットティッシュ
・ラップやアルミホイル(調理やお皿などに使える)
・生理用ナプキン(意外と盲点!これは必需品だと思います)
・ランタン(ろうそくでもよいですが、火事の心配もあるので電池式のランタンがおすすめ)
・乾電池(いろんな種類を準備しておくと安心)
・ラジオ(電池式や手動だとなおよい)
・モバイルバッテリー(スマホ充電用)
・簡易的な着替え(下着含む)

ただ、上記でご紹介したアイテムをすべて一度に揃えるのは大変ですよね……。
我が家も「災害に向けて備えよう!」と意気込んだのはいいものの、一度にすべてを準備するのは時間的にも経済的にも難しいと感じました。しかし、防災グッズは100円ショップで手に入るものも多いため、買い物のついでに少しずつ準備していくことをおすすめします!
ちなみに、写真は我が家で現在準備しているものです。まだ準備を始めた段階なのですべてが揃っているわけではありませんが、参考になればうれしいです。

もし小さなお子さんがいる場合は、おむつやミルク、哺乳瓶、離乳食などの準備も忘れないようにしてくださいね!
「ほかに何をどれくらい準備したらいいのかわからない」という場合は、SNSで調べてみるのもおすすめですよ。

日頃からやっておきたいこと

災害バッグの準備以外に、「これはやっておいたほうがいいのでは?」ということもありました。

・車のガソリンを半分以上にしておく
・子どもが出かける際は誰とどこに行くかを確認しておく

いつも車のガソリンはギリギリになってからしか入れないのですが、「半分なくなったら入れる」ということを実践しておけば、万が一災害がおきたとしても、スマホの充電やラジオ視聴、熱中症対策などができますよね!

また、出かける際の報告も子どもが大きくなると拒否されることもありますが、万が一のことを考えると約束しておいたほうが安心です。

災害についてあらためて考えてみることは重要!

沖縄は本土と比較すると大きな地震などが少なく、災害と聞いてもあまりピンとこないですよね。
しかし、今回娘と一緒にあらためて災害について考えてみたことで、万が一の準備が全然できていないことがわかりました。災害バッグの準備もそうですが、もし別々に過ごしているときに災害が起きたらどうするのか、そのときの連絡手段などもまったく決めておらず、「もし大きな災害が発生していたら……」と思うと肝が冷える思いでした。

家族構成や子どもの年齢、避難所の場所などによって準備しておきたいものは変わると思うので、今回の内容をぜひ参考にして、家族で防災について考えてみてください!

なお、防災については以下の記事でもご紹介しています。ぜひあわせてご覧ください。
9月1日は防災の日!子どもと一緒に防災について考えてみよう

 


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さえこ

小学生の娘を持つ母😀
休日は娘と美味しいもの🍴を食べに出かけるのが大好きです💕
沖縄での子育てがもっと楽しくなるよう、役立つ情報を発信していきます🥺✨

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