突然ですが、みなさんは「ベトナム料理」と聞いて思い浮かべる料理はありますか?
たとえば、代表的な料理には「バインミー」がありますが、あまり馴染みがない方が多いかもしれません。
バインミーとは、ベトナム語で「パン」という意味で、小さめの柔らかいフランスパンに具を挟んだサンドイッチのことです。
外はサクッと中はもっちりとした軽い食感のフランスパンを使うこと、そしてパクチーや玉ねぎなどの野菜のほか、なますやレバーペーストなどを挟むのが特徴です。
沖縄でベトナム料理が食べられるお店にはなかなか出会えませんが、じつはおいしいバインミーを堪能できるお店が沖縄市にあるんです!
そこで今回は、グルメライターの吉田珠里が沖縄市で大人気の隠れ家カフェ「mocuaso -on the table-(モクアソ オンザテーブル)」のバインミーをご紹介します。休日のランチタイムにぜひ味わってみてください!
もくじ
沖縄市にあるベトナム料理カフェ「mocuaso -on the table-(モクアソ オンザテーブル)」
ベトナム料理カフェ「mocuaso -on the table-」は、沖縄市比屋根の旧外国人住宅街にあります。バスでアクセスする場合は「県総合運動公園北口」が一番近いバス停です。
駐車場も用意されていますが停められる台数が少ないので、乗り合わせて訪問するのがおすすめです!
「mocuaso -on the table-」という店名は、ベトナム語で「窓を開けて」という意味だそう。
ベトナムの家庭料理であるバインミーをお家で食べているような、そんなベトナムの日常を切り取ったような風景を思い浮かべることができますね。
ベトナムを感じられる落ち着いた雰囲気の店内
白を基調とした内装が魅力的な店内では、木の温もりを感じられます。飾られている雑貨もどこかベトナムっぽくて、まるで本場に旅行に来たかのような気持ちになります。
本場さながらのこだわりバインミー
7年半もの期間、本場でベトナム料理について学んだオーナーは、素材本来の旨味の活かし方や組み合わせの相性などを熟知されています。
そんなオーナーが作るバインミーは、ベトナムの方も唸るほど本格的。一品一品手間暇かけて丁寧に手作りされているので、愛情もたっぷりです!
素材や製法にとことんこだわる
mocuaso -on the table-さんで食べられるバインミーには、オーナー自ら自家栽培するハーブやオーナーの知人が生産している食材が使われています。
こだわり抜かれたパン
国産小麦で作られたパンは、全粒粉の香りが心地よく、間に挟まれている具材一つひとつと相性抜群です! 何度も研究を重ねて、外はパリッと中はもっちりとした今のパンに仕上げたそうです。
化学調味料は一切使わない
mocuaso -on the table-さんで提供されている料理はすべて化学調味料不使用で、調味料や具材なども一から手作りしているそうです。ヘルシーかつ安全なので、お子さんと一緒に安心して食事を楽しめます!
バインミー以外のベトナム料理にも出会える!
訪問時は、季節のセットメニューとして、バインミーのほかに鶏肉のフォーもありました! シークヮサーの葉っぱが乗っていたり豆味噌で味変できたりと、本場の味と沖縄の味が融合したオリジナルのフォーです。
期間限定メニューや季節限定メニューについてはお店のInstagramでチェックできるので、ぜひ確認してみてくださいね。
デザートやドリンクも必見
季節ごとに限定のスイーツやドリンクも用意されています。
スイーツには、県産食材・自家製素材を使ったチェーや焼き菓子などがあります。
チェーとは、甘く煮た豆類や芋類、寒天、果物など、複数の具材を合わせて食べる、ベトナムのローカルデザートです。mocuaso -on the table-さんでは、県産のフルーツや自家製ココナツミルクアイスが使われてたオリジナルのチェーを楽しむことができます。
ドリンクには、ベトナムコーヒーやベトナムオーガニックジャスミンティーなどがありました。ヨーグルトベトナムコーヒーという珍しいメニューもありましたよ!
季節のバインミーセットを注文!
わたしが訪問した際は「揚げ魚のトマトソース煮サンドセット」と「チキンタマリンドソースサンドセット」があったので、魚の気分だったわたしは前者を注文しました!
メインのバインミーに、小さな一品、小さなおやつ、ドリンクがついてくるセットです。セットの小さなおかずは野菜が入った和え物でした。
具材たっぷり!
手のひらサイズのバインミーには、野菜やハーブ、揚げ魚のトマトソース煮がたっぷり詰まっています! 一口頬張ると揚げ魚のジューシーな旨味が感じられ、それがトマトソースの甘酸っぱさとよく合いました。
また、なますやトマトソースの爽やかな酸味やハーブの香りも感じられ、これがまた美味! 本場さながらの味わいが、わたしをベトナムにいるかのような気持ちにさせてくれました。
魚は揚げられている分しっかりと食べ応えがありますが、野菜たっぷりなのでひとつ食べきってもまったく重くありません!
本場のバインミーは野菜少なめで背脂がたっぷり使われているため、少し重ためのものが多いそうですが、mocuaso -on the table-さんのバインミーは野菜たっぷりでヘルシーなのでペロッと食べられちゃいますよ。
ちょっとしたおやつがついてくるのがうれしい
バインミーのセットには小さなおやつがついていて、食後にドリンクと一緒に提供してくださいます。わたしが訪問した際は、ランチの後にちょうどよい量のケーキに、かわいらしいクッキーが添えられていました。
ドリンクがとっても珍しい
せっかくなので追加料金をお支払いして、セットのドリンクを「じゃりじゃりシトラスソーダ」にしてみました! 聞き慣れない珍しいソーダだったので、ネーミングに惹かれて即決です。
炭酸水に柑橘系のフルーツをしぼり、粗めのお砂糖を入れてよく混ぜていただきます。
お砂糖のじゃりっとした食感が楽しく、柑橘系のフルーツが爽やかに香る新感覚のドリンクでした!
バインミーを持ち帰ろう
mocuaso -on the table-さんのバインミーは、テイクアウトして楽しむこともできます。単品価格から50円引きになるのでお得ですよ!
バインミーだけでなく、バナナの葉で包んだハノイの「おこわ」などもテイクアウトできます。
メニューの内容は時期によって変わるので、テイクアウト希望の方はお店に問い合わせてみてくださいね。
テイクアウトして食べるならここがおすすめ
mocuaso -on the table-さんの近くには、遊具があり芝生がしっかりと整備された「なごみ公園」や、沖縄県総合運動公園の敷地内にある「沖縄県総合公園ちびっこ広場」があります。
バインミーはサンドイッチと同じように手軽に食べられます。そのため、晴れた日は芝生にレジャーシートを敷いてバインミーを片手に親子でピクニックを楽しむのもよいですね!
沖縄で本格的なこだわりのベトナム料理が食べたくなったら「mocuaso -on the table-(モクアソ オンザテーブル)」へ!
こだわりがたっぷり詰まったバインミーがおいしい「mocuaso -on the table-」。ランチタイムに訪れれば、まるで親子でベトナム旅行しているかのような気分になれますよ。
ベトナムの方も虜になるバインミーが食べたくなったら、ぜひ足を運んでみてくださいね!
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住所:沖縄県沖縄市比屋根6-13-10
営業時間:11:30〜17:00(L.O. 16:00)
定休日:火曜日・水曜日・木曜日(ときどき木曜もOPEN)
駐車場:あり
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