子どもの熱中症対策をご紹介!症状を引き起こす3つの要因も解説

子ども 熱中症

誰にでも発症する可能性がある熱中症。大人は自分で予防できますが、子どもは自分での予防が難しいため、ママ・パパが気をつけなければいけません。

そこで今回は、熱中症を引き起こす要因や子どもの熱中症対策をご紹介します。愛する我が子を熱中症から守るためにも、ぜひ参考にしてみてください!

子どもは熱中症になりやすい?

子ども 熱中症

子どもは発汗機能が未発達のため、皮膚の血流量を上げて皮膚から熱を逃し、体温を調節しています。つまり、大人に比べて子どもは身体に熱がこもりやすいのです。
また、身長が低い子どもは地面の照り返しを受けやすいため、大人よりも温度が高い環境下で過ごすことになります。

これらの理由により、子どもは熱中症になりやすいといわれています。

参照:Vol.593 子どもの熱中症対策を心がけましょう!|消費者庁

熱中症を引き起こす3つの要因

熱中症を引き起こす要因には、「環境」「身体」「行動」の3つが挙げられます。

環境

環境の要因は以下のとおりです。

・気温が高い
・湿度が高い
・日差しが強い
・閉め切った屋内
・エアコンがない
・急に暑くなった

熱中症になりやすい環境というと、夏場をイメージする方が多いかもしれません。しかし、梅雨の晴れ間や梅雨明けなど、夏本番を迎える前に熱中症になる場合もあるため注意が必要です。

身体

身体の要因は以下のとおりです。

・下痢やインフルエンザなどの脱水状態
・寝不足などの体調不良
・高齢者・乳幼児・肥満の方
・低栄養状態
・糖尿病や精神疾患などの持病

たとえば、インフルエンザやヘルパンギーナ、手足口病などに感染して嘔吐したり、喉の痛みから水分を摂ることがきつくなったりすると、脱水状態になる可能性があります。
体内の水分や塩分が不足すると体温の調節機能がうまく働かなくなるため、脱水症から熱中症に症状が移行する恐れがあります。

行動

行動の要因は以下のとおりです。

・激しい筋肉運動や慣れない運動
・長時間の屋外作業
・水分補給ができない状況

たとえば、普段はあまり運動をしない子どもが急に激しい運動をした場合、熱中症になる可能性が高いといえます。なぜなら、身体が運動に慣れていないと体内でたくさんの熱が発生し、暑い環境にうまく対応できないからです。もしお子さんが運動に慣れていないのであれば、まずは軽い運動から始めるようにしましょう。

参照:熱中症の予防方法と対処方法|環境省

押さえておこう!子どもの熱中症対策について

子ども 熱中症

前述したように、子どもは自分の体調の変化に気づきにくいため、ママ・パパが気にかけることが大切です!
そこで以下では、日常的に取り入れたい熱中症対策をご紹介します。

こまめに水分補給させる

子どもは遊びに夢中になってしまうと、水分補給を忘れてしまいがちです。喉が渇いてからの水分補給では遅いため、ママ・パパがこまめに水を飲ませるようにしましょう。

通気性のよい衣服を着用させる

風通しが悪い服装だと熱がこもるので汗をかき、体内の水分が失われます。熱中症になるリスクが高まるため、暑い時期は通気性のよい衣服を着させましょう!
通気性のよい素材には、麻や綿などがあげられます。

なるべく日差しを避ける

日差しが当たる場所にいると体温が高くなり、汗をかきやすくなって熱中症になる恐れがあります。帽子をかぶらせて、なるべく日差しを避けるようにしましょう。
外で遊ばせる際は、日差しが弱まる夕方に公園へ連れて行くのもおすすめです。

室内でも温度に気をつける

電気代の値上がりにより、節約のためにエアコンの使用を控えている方もいるかもしれませんが、エアコンを使用しないのは危険です。なぜなら、室内でも熱中症になる可能性があるからです。
窓を開けて扇風機を使用しても室内の温度が高い場合は、エアコンを使用して熱中症を防ぎましょう。

冷却グッズを活用する

冷却グッズには、冷却シートやスカーフ、スプレーなどがあります。子どもの体温の上昇を抑えるためにも、これらのグッズを積極的に活用するのがおすすめです。

たとえば、赤ちゃんをベビーカーに乗せて外出する際は、冷却シートを活用しましょう。
サンシェードが付いているベビーカーの場合、直射日光を避けられるので「中は涼しい」と思われがちです。しかし、実際には地面からの照り返しを強く受けるので、ベビーカーの中は温度が高くなります。高温の環境下で長く過ごすと熱中症になる恐れがあるため、赤ちゃんの首元や背中などに冷却シートをセットしましょう。

お店で販売されている冷却グッズが家にない場合は、保冷剤を使用しても問題ありません。おむつの中に保冷剤をセットし、それを赤ちゃんの首元に置くと暑さ対策になります。保冷剤が溶けて水分が出てきてもおむつが吸水するので、濡れる心配もありませんよ!

参照:熱中症の予防方法と対処方法|環境省
   熱中症ゼロへ|日本気象協会推進

正しい知識を身につけて子どもの熱中症対策を!

子どもは自分の体調の変化に気づきにくく、遊びに夢中になると水分補給を忘れてしまうことがあるため、熱中症にならないようママ・パパが気を配ることが大切です。楽しく夏を過ごすためにも、正しい知識を身につけて熱中症対策を行ってくださいね。


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ぱるる

沖縄生まれ沖縄育ち。10歳と4歳の2児のママ。
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