【那覇市】2025年6月のお役立ち情報!平和や環境について子どもと学ぼう

那覇市 広報誌(2025年6月)

那覇市の広報誌「広報 なは市民の友」は、那覇市内の全世帯に無料配布されています。しかし、忙しい毎日を送っているママ・パパは、すべてに目を通して必要な情報を収集するのが困難なこともあるでしょう。

あんまーるでは、そんなママ・パパのために広報誌の中から知っておくべき情報を厳選してご紹介します! 今月は戦争を振り返り平和について考えるきっかけとなる那覇市内の戦争跡地や、環境問題への取り組み、子どもと一緒に学べる講座情報などをまとめているので、ぜひご覧ください。

戦争の恐ろしさを知って平和について考えよう

那覇市 広報誌(2025年6月)

令和7年度は、沖縄戦終結から80年の節目の年となります。沖縄では地上戦が行われ、多くの尊い命が奪われました。

那覇市内には、戦争の記憶を伝える資料館や、当時の面影を残す戦争跡地が点在しています。こうした場所を訪れることは、戦争の悲惨さや平和の大切さを学ぶ貴重な機会となります。平和について考えるきっかけとして、ぜひ訪れてみてください。

那覇市内の戦争跡地

那覇市内には、戦争跡地が6か所あります。

一中健児の塔

第二次世界大戦当時、沖縄には男子中学校や高等女学校など、男女別の中等学校があわせて21校ありました。そのうち、沖縄県立第一中学校、沖縄師範学校、沖縄県立第一高等女学校などから多くの学徒が戦場に動員されました。男子は「鉄血勤皇隊」や「通信隊」として、女子は「ひめゆり学徒隊」などの看護隊として従軍し、およそ2,000人が犠牲となりました。

「一中健児之塔」は、沖縄県立第一中学校(現在の県立首里高等学校)の学徒兵として命を落とした職員・生徒を慰霊するために建てられた塔です。
塔が建っている場所は、かつての寄宿舎「養秀寮」の跡地であり、戦時中には最後の卒業式が行われ、「鉄血勤皇隊」が結成された地としても知られています。また、最初の犠牲者が出た地でもあります。

場所〒903-0815 沖縄県那覇市首里金城町1-5(MAP

シキナグウヌガマ

シキナグウヌガマ(通称:お宮ヌガマ)は、識名宮の敷地内、後方に位置する奥行き約7m、幅約10mの琉球石灰岩でできた自然洞窟です。
沖縄戦中は、10.10空襲以降、地域住民や日本軍の兵士たちの避難場所として使用されていました。その後、東風平に駐屯していた守備軍の重砲隊がこの壕に入ったため、避難していた住民は東風平小城の壕へ移動したと伝えられています。

場所〒902-0071 沖縄県那覇市繁多川4-1-43(MAP

シッポウジヌガマ(県庁壕)

識名霊園内にある自然洞穴を拡張して作られた壕は「県庁壕」と呼ばれ、沖縄戦当時、沖縄県知事が戦時行政を行った重要な場所です。
昭和20年3月、那覇市久茂地にあった県庁は激しい空襲を受け、4月下旬から約1か月間、県庁や警察の機能がおよそ100人の職員とともにこの壕に集約されたといわれています。

壕内では最後の市町村長合同会議も行われ、食料の増産や南部地域での避難民受け入れについて話し合われたそうです。

場所〒902-0072 沖縄県那覇市真地123(MAP

ハーフムーンヒル

「ハーフムーンヒル」は、沖縄戦の激戦地のひとつです。2025年現在は区画整理が行われており、当時の面影はほとんど残っていません。
しかし、戦の記憶を伝えるために、弾痕の残る壁や、小銃・銃剣・水筒などの日米両軍の遺物を石碑の中に収めて展示されています。これらの遺物は、沖縄戦の激しさを物語り、訪れる人々に戦争の悲惨さとその歴史を深く感じさせます。

場所〒902-0068 沖縄県那覇市真嘉比1-13-15(MAP

シュガーローフ

「シュガーローフ」は、沖縄戦において首里防衛の最後の拠点となった場所です。
この地では、日米両軍による熾烈な戦闘が繰り広げられました。圧倒的な火力と兵力を持つ米軍に対し日本軍は激しく抵抗し、とくに頂上付近ではわずか1日の間に支配が4度も入れ替わるなど、壮絶な攻防が続いたそうです。至近距離での銃撃戦や手りゅう弾の応酬など、肉体的・精神的に極限状態の戦いが展開され、日米双方に甚大な死傷者を出したといわれています。

場所〒900-0006 沖縄県那覇市おもろまち1-6(MAP

小桜の塔・海鳴りの像・戦没新聞人の碑

対馬丸記念館に隣接する旭ヶ丘公園には、戦争の犠牲者を慰霊するさまざまな碑が建てられています。対馬丸事件で命を落とした人々を祀る「小桜の塔」、対馬丸以外の船舶での犠牲者を偲ぶ「海鳴りの像」、そして戦時下において約2か月にわたり新聞発行を続けた新聞人を追悼する「戦没新聞人の碑」があり、それぞれが戦争の記憶と教訓を静かに伝えています。

場所〒900-0031 沖縄県那覇市若狭1-25(MAP

6月は環境月間!環境によい取り組みをしよう

那覇市 広報誌(2025年6月)

6月5日は「環境の日」であり、6月は環境月間とされています。
那覇市では循環型社会の実現に向け、ごみの減量に積極的に取り組んでおり、2027年度までに1日あたりのごみ排出量(資源化物を除く)をひとり713gまで減らすことを目標としています。

具体的な取り組みとしては、レジ袋を断ることで1枚あたり3〜8g、マイ箸の利用で一膳あたり5g、食品トレイを店頭回収BOXに出すことで1個あたり4〜6gのごみ削減が可能とされています。

また、環境月間に合わせて「環境月間パネル展」や「漫湖チュラカーギ作戦39」といったイベントも開催されます。

環境月間パネル展

地球温暖化やごみ問題など、わたしたちの暮らしと深く関わる環境課題について紹介するパネル展示が行われます。身近な問題を通して、環境への理解と関心を深める機会となっているので、お子さんと足を運んでみてはいかがでしょうか?

イベント名環境月間パネル展
場所那覇市役所 1階 展示コーナー
〒900-0021 沖縄県那覇市泉崎1-1-1(MAP
日時【日程】2025年6月2日(月)〜13日(金)
【時間】8:30〜17:15
料金無料
駐車場あり

漫湖チュラカーギ作戦39

ラムサール条約に登録されている湿地「漫湖」の自然に触れながら、ごみ拾いを体験する清掃活動が実施されます。対象は小学生以上で、親子での参加も歓迎されています。

漫湖チュラカーギ作戦39に参加することで、自然とふれあいながら、環境について考えるきっかけになるでしょう!

イベント名漫湖チュラカーギ作戦39
場所漫湖水鳥・湿地センター
〒901-0241 沖縄県豊見城市豊見城982(MAP
日時【日程】2025年6月21日(土)
【時間】9:00〜11:30(受付 8:30)
料金無料
駐車場なし

那覇市の子育て支援が一目でわかる「那覇市子育て支援ろーどまっぷ」が公開

那覇市は、子どもの成長段階に応じた支援内容を「保育・教育」「保健・医療」「家計」「その他」の分野ごとにまとめた「那覇市子育て支援ろーどまっぷ」を公開しました。
たとえば、学校給食費が半額になる「学校給食費支援事業」や、県外への派遣費用を支援する「児童生徒の県外派遣旅費補助」など、出生前から青年期(19〜29歳)まで受けられるさまざまな支援が掲載されています。

どのような支援があるのかを確認できる便利な資料ですので、ぜひチェックしてみてください。

参照:那覇市子育て支援ろーどまっぷ|那覇市

ぜひ参加してみて!那覇市内で6月に開催される講座

最後に、広報誌内で紹介されていた講座情報をご紹介します。

【与儀:6/19】むし歯予防講演会

むし歯予防講演会は、「おやつはいつ、どのくらいあげたらいいの?」「ちゃんと磨いてるはずなのに、むし歯ができてしまう……」といったお子さんの歯に関するお悩みをお持ちのママ・パパにおすすめの講座です。

この講座では、「お子さまのむし歯予防」をテーマに、日々のおやつのとり方や正しい歯のみがき方について、わかりやすく解説してくれます。気になる疑問を解消しながら、今日から実践できるケアのコツが学べるので、ぜひ参加してみてはいかがでしょうか?

イベント名むし歯予防講演会
場所那覇市保健所 3階 大会議室
〒902-0076 沖縄県那覇市与儀1-3-21(MAP
日時【日程】2025年6月19日(木)
【時間】14:00〜15:00
対象妊婦、小学3年生までの子をもつ保護者(祖父母も可)
申込2025年6日2日(月)~18日(水)
 ※Webサイトにて申し込んでください
駐車場要問い合わせ

【寄宮:6/29】乳幼児学級 パパママ必見!乳幼児のための救急スキル

那覇市では、いざというときに役立つ救急処置や緊急時の対応方法を学べる講座が開催されます。対象は那覇市在住・在勤で、3〜12か月の乳児を育てているママ・パパです。

講座では、乳幼児のケガや病気などに冷静に対応できるよう、AEDの使い方や心肺蘇生法などの知識と技術を学びます。さらに、自宅でもできる「コリコリ解消マッサージ」も習得でき、実践的な内容が盛りだくさんです。

託児もあるので、安心して参加できますよ!

イベント名乳幼児学級 パパママ必見!乳幼児のための救急スキル
場所那覇市 中央公民館
〒902-0064 沖縄県那覇市寄宮1-2-15(MAP
日時【日程】2025年6月29日(日)
【時間】10:00〜12:00
対象那覇市内在住・在勤・在学の3〜12か月までの乳児がいる家庭
申込2025年6月2日(月)~16日(月)
※オンライン申請システム・電話(098-917-3442)・直接窓口にて申し込んでください
料金100円
駐車場なし

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子どもと一緒に平和や環境問題について考えよう

「広報 なは市民の友 6月号」では、沖縄戦から80年を迎える節目に合わせ、市内の戦争跡地が紹介されていました。また、6月は環境月間ということもあり、パネル展や清掃活動についても掲載されています。
そのため、6月は戦跡を訪れたり清掃活動に参加したりして、子どもと一緒に平和や環境問題について考える機会にしてみてはいかがでしょうか?

このように、広報誌には知っておきたいお役立ち情報が盛りだくさん! 見逃さないためにも、那覇市にお住まいのママ・パパは広報誌はもちろん、あんまーるもぜひチェックしてくださいね。

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ぱるる

沖縄生まれ沖縄育ち。10歳と4歳の2児のママ。
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