沖縄らしいスローライフに憧れを抱いている、ママ・パパもいるのではないでしょうか? もし心当たりがあるのなら、沖縄本島中部に位置する「中城村」に目を向けてみるとよいかもしれません。
今回は、中城村の基本情報から利便性、交通面、子育て情報までご紹介します! 県内で引っ越しを検討中のうちなーんちゅはもちろん、県外からの移住を検討中の方も、ぜひ参考にしてみてくださいね。
もくじ
農業・漁業が盛んな地域!中城村の基本情報
中城村は、沖縄県中頭郡にある村です。宜野湾市・北中城村・西原町に隣接しており、中城湾に面しています。総面積は15.53平方km2です。
そんな中城村の人口は22,562人。そのうち、男性は11,244人、女性は11,318人となっています(2024年3月末時点)。
中城村には「農業が盛んな村」という一面があり、実際にサトウキビを基幹作物として、野菜や亜熱帯果樹、花木などの農業が行われています。なかでも島にんじんは中城村の特産品として位置付けられており、柔らかい食感と爽やかな香りで多くのうちなーんちゅから人気を集めています。
農業にくわえて漁業も盛んで、刺し網やほこ突き、はえ縄などが行われています。近海ではアーサが養殖されており、島にんじん同様特産品として知られています。
そんな中城村をご紹介するうえで外せないのが、世界遺産「中城城跡」です。標高160mの高台上に北東から南西にほぼ一直線に築かれた城で、2000年12月に世界遺産に登録されました。
観光スポットである一方で、景勝地としても知られており、城壁に立つと太平洋・東シナ海が望めます。基本的には観光客が多く訪れるスポットですが、中城村で暮らす際は家族でその歴史を感じに足を運んでみてもよいかもしれませんね。
のどかな風景の中に生活利便施設が!中城村の利便性
中城村に「多くの自然が残る地域」というイメージをお持ちの方は多いかもしれません。たしかにそのような一面もありますが、実際にはのどかな風景の中に生活利便施設がきちんと点在しています。
たとえば、中城村の南上原地区では土地区画整理事業が進んでおり、良好な宅地が整っています。周辺には学校や病院、スーパーなどの生活利便施設が揃っているため、快適に暮らせるでしょう。
具体的には、「サンエー なかぐすく店(MAP)」や「マツモトキヨシ なかぐすく店(MAP)」「フレッシュプラザユニオン 中城店(MAP)」などがあります。
また、中城村の上にある北中城村には、大型商業施設「イオンモール沖縄ライカム」があります。こちらには、スーパーのほかアパレルショップ、本屋、映画館、フィットネスクラブなどが入っているため、普段の買い物から娯楽まで叶えられます!
地域特有の交通サービスが充実!中城村の交通面
中城村には、残念ながら沖縄都市モノレール ゆいレールが走っていません。そのため、「交通面に不安が残るのでは……?」と感じている方もいるかもしれませんが、じつは地域特有の交通サービスが充実しているんです!
そのひとつが「護佐丸バス」です。一律200円(一般料金)で中城村内の主要スポットへ足を伸ばすことができます。自家用車がない家庭も気軽に通学や通勤、通院、お買い物できるので、移動手段に困ることはほとんどないでしょう。なお、運賃は以下のとおりです。
一般(下記以外) | 200円 |
中学生 | 100円 |
65歳以上 | 100円 |
障がい者 | 100円 |
小学生 | 50円 |
中城村特有の交通サービスはほかにもあり、それが「護佐丸タクシー」です。予約をすれば利用者の自宅などに迎えに来てくれて、そこから目的地へと送り届けてくれます。
1時間間隔の予約による運行体制になっているため、予約の状況次第ではほかの利用客との乗り合いになることもありますが、運賃は1人1回の乗車で300円なので非常にお得です!
護佐丸タクシー 【予約 電話番号】098-895-5305 【お問い合わせ 電話番号】098-895-2131 |
このように、中城村は交通サービスが整っているため、自家用車がなくても大きく困ることはないでしょう。
充実した支援制度がうれしい!中城村の子育て情報
中城村は子育て支援が充実しており、たとえば以下のような支援制度があります。
こども医療費助成制度
こども医療費助成制度は、0歳〜18歳となる年度末(高校生相当年齢)のお子さんの医療費を助成する制度です。令和5年10月1日診療分からは「こども医療費窓口無料化」が実施されており、入院・通院ともに18歳となった後の最初の年度末(3月31日)までお子さんの医療費が窓口無料化(現物給付)となりました。
母子及び父子家庭等医療費助成制度
母子及び父子家庭等医療費助成制度は、生活の安定と自立を支援し福祉の増進を図るため、母子家庭・父子家庭および養育者家庭に対し、医療費の一部を助成する制度です。病院などで実際に支払った1か月の医療費(保険適用分)の合計額から、一部負担金・高額療養費・付加給付を控除した額を助成する仕組みになっています。
病児保育事業
病児保育事業とは、保育所に入っている子どもが病気により集団保育が困難なとき、一時的にその子どもを預かる制度のことです。保護者の子育てと就労の両立を支援することを目的としています。
なお、利用料金として保育料 2,000円、食費 500円がかかります。
このように、中城村は子育て支援が充実している地域です。経済的にも精神的にもサポートしてもらえるため、安心して子育てできるでしょう。
さまざまなサポートが整った中城村で生活してみては?
中城村は、沖縄らしいゆったりとした空気が流れる地域です。農業・漁業が盛んなので、村内には畑もちらほらあり、昔ながらの風景を楽しみながら暮らすことができます。
そんな中城村は商業施設が多数点在していますし、お隣の北中城村には大型商業施設・イオンモール沖縄ライカムもあります。そのため、買い物や遊び先には困らないでしょう。
また、護佐丸バス・護佐丸タクシーなどの交通サービス、そして子育て支援制度が整っているため、家族で生活するうえでのサポート体制は十分! さほど不便を感じることなく過ごせるでしょう。
「県内で引っ越しを検討している」「沖縄へ移住する予定」という方は、ぜひ中城村での暮らしも検討してみてくださいね。
あんまーるでは、沖縄で子育てをしているママとパパの声を大切にしています。
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