子どもと海(ビーチ)に行くママ・パパは必読!沖縄の海に潜む危険生物や注意点をご紹介

沖縄 海 子ども

沖縄県内各地の海(ビーチ)の海開きが始まり、早速海水浴の計画を立てているママ・パパもいるのではないでしょうか?
海(ビーチ)で子どもと楽しい思い出をつくるためには、沖縄の海(ビーチ)に潜む危険生物を知っておく必要があります!

そこで今回は、沖縄の海(ビーチ)に潜む危険生物と子ども連れで海(ビーチ)に行く際の注意点をご紹介します。海(ビーチ)で安全に過ごすためにも、ぜひご覧ください。

事前に知っておこう!沖縄の海(ビーチ)で見られる危険生物

子どもと海(ビーチ)に行くときに気をつけたいのが危険生物。知らずに近づくと刺されたり噛まれたりするので、どのような危険生物がいるのか知っておきましょう!

ハブクラゲ

沖縄 海 子ども

沖縄の海(ビーチ)で被害が多いハブクラゲ。かさが半透明なので見えにくく、刺されて初めて気づくことも珍しくありません。

ハブクラゲに刺されてしまうと激痛を伴うだけでなく、最悪の場合は死に至ることもあるため非常に危険です。気づかずに近づいて刺されないためにも、クラゲ防護ネットが設置されている場所で遊ぶようにしましょう。

万が一ハブクラゲに刺されたときはすぐに海から上がり、刺された箇所に酢(食酢)をたっぷりかけてください。触手が付着している場合は、手でそっと取り除きます。痛みがあるときは氷や冷水を当てて患部を冷やし、早急に病院で治療を受けましょう。
なお、刺された箇所は絶対に擦らないようにしてください。

参照:有害危険生物に刺された時は|宮古島市

カツオノエボシ

沖縄 海 子ども

カツオノエボシは、青白い浮き袋から青くて長い触手が伸びている危険生物です。海岸に漂着していることもあり、青いビニール袋と思って拾おうとしたら刺されるというケースもあります。

カツオノエボシに刺されると、電気が走ったような強い痛みを感じます。激痛は数時間続くことがあり、高熱が出て寝込むこともあるようです。
カツオノエボシに2回刺されるとアナフィラキシーショックを起こして死に至る恐れもあるため、死骸であっても絶対に近づかないようにしましょう。

万が一カツオノエボシに刺されたときはすぐに海から上がり、海水をかけて触手を洗い落としてください。海水をかけても触手が落ちない場合は、手でそっと取り除きます。痛みがひどいときは氷や冷水を当てて患部を冷やし、早急に病院で治療を受けましょう。

カツオノエボシに刺された場合は、触手に酢や砂、真水をかけてはいけません。酢や砂をかけると毒針が発射され、症状が悪化する恐れがあります。真水をかけると毒が体内に流れ込みやすくなるため、間違った処置を行わないように注意しましょう。

参照:海洋危険生物(ハブクラゲ・カツオノエボシ)の発生について|恩納村

ウンバチイソギンチャク

沖縄 海 子ども

ウンバチイソギンチャクは、褐色の海藻のような見た目をしているイソギンチャクです。岩やサンゴ礁に溶け込んでいるので、見分けることが難しいといわれています。

ウンバチイソギンチャクに刺されると、とても激しい痛みに襲われます。刺された箇所はミミズ腫れのような跡になり、嘔吐や痙攣、呼吸困難などの全身症状を引き起こす場合もあるそうです。
ウンバチイソギンチャクに刺されないためにも、岩やサンゴ礁には近づかないようにしましょう。

万が一ウンバチイソギンチャクに刺されたときは、カツオノエボシの応急処置と同じく海水をかけて触手を洗い落としてください。痛みがひどいときは氷や冷水を当てて患部を冷やし、早急に病院で治療を受けましょう。

参照:有害危険生物に刺された時は|宮古島市

ウミヘビ

沖縄 海 子ども

ウミヘビはその名のとおり、ヘビのような見た目をしているのが特徴です。基本的には大人しいため自ら人を攻撃することはありませんが、人に踏まれたり掴まれたりすると噛んでくることがあります。

ウミヘビに噛まれると全身麻痺になる危険性があります。痛みが少ないので噛まれたことに気づきにくい場合もありますが、少しでも痛みを感じたらすぐに海から上がるようにしましょう。放置していると身体が麻痺し、溺れてしまう恐れがあります。

ウミヘビに噛まれたときは、毒を口で吸い出しながらすぐに病院へ行くようにしましょう。

参照:ウミヘビ|沖縄県警察

アンボイナガイ

沖縄 海 子ども

アンボイナガイは、殻の長さが約10cmの大きな巻き貝です。潮干狩りの際に刺されることが多いそうなので、貝を触るときには注意が必要です。子どもが「大きな貝を見つけた!」と手に持ってしまうことがあるかもしれないので、触れないように事前に伝えておきましょう。

アンボイナガイに刺されても、痛みはさほど感じないようです。そのため、刺されたことに気づかないかもしれませんが、刺されたあとは身体が痺れることが多いので、少しでも痺れたら早急に対処することが重要です。

アンボイナガイに刺されたときは、毒を口で吸い出しながらすぐに病院へ行くようにしましょう。

参照:アンボイナガイ|沖縄県警察

オニダルマオコゼ

沖縄 海 子ども

オニダルマオコゼは石や岩のような見た目をしており、浅いサンゴ礁付近に生息しています。

オニダルマオコゼに刺されると、激しい痛みを感じるほか全身に痺れが出ます。ダイビング中にオニダルマオコゼと気づかずに踏んでしまい、刺されて死亡した事例もあるようです。
処置が遅れると死に至るケースもあるため、サンゴ礁には近づかないようにしましょう。

万が一オニダルマオコゼに刺されたときは、まず目に見える大きなトゲを取り除きましょう。そのあと、患部を40~45℃程度のお湯につけてすぐに病院へ行って治療を受けてください。

参照:オコゼに刺され男性死亡 沖縄の海岸でダイバー|日本経済新聞
   有害危険生物に刺された時は|宮古島市

ゴンズイ

沖縄 海 子ども

ゴンズイは、体長約10~20cmの海水魚。赤みがかった体に、頭から尾まで黄色のラインが入っているのが特徴です。集団で行動しているため、もしそのような魚の群れを見かけたら近づかないようにしましょう。

ゴンズイの胸ビレや背ビレの棘が刺さると、激しい痛みが数日間続きます。最悪の場合は、死に至るケースもあるようです。ゴンズイは死亡したあとも毒の効力が続くそうなので、死骸であっても絶対に触れないようにしましょう。

万が一ゴンズイに刺されたときは、オニダルマオコゼの応急処置と同じく目に見える大きなトゲを取り除き、患部を40~45℃程度のお湯につけてすぐに病院へ行って治療を受けてください。

参照:有害危険生物に刺された時は|宮古島市

オニヒトデ

沖縄 海 子ども

オニヒトデは、全身が棘で覆われている大きなヒトデです。一般的な大きさは30cm前後ですが、なかには約60cmのオニヒトデもいるそうです。

オニヒトデに刺されると激しい痛みに襲われ、ひどいと嘔吐することもあります。また、痛みが数日間続くこともあるため、オニヒトデには近づかないようにしましょう。

万が一オニヒトデに刺されたときは、オニダルマオコゼ・ゴンズイの応急処置と同じく、トゲを取り除き、患部を40~45℃程度のお湯につけてすぐに病院へ行って治療を受けましょう。

参照:有害危険生物に刺された時は|宮古島市

ガンガゼ

沖縄 海 子ども

ガンガゼは、浅いサンゴ礁や岩場などに生息しているウニです。棘の長さが約20~30cmと長いので目立ちやすいのですが、サンゴ礁や岩場の穴に隠れていることも多く、気づかずに踏んでしまう恐れがあります。

ガンガゼに刺されると、長時間激痛が続きます。ひどい場合は手足の麻痺や呼吸困難を引き起こすこともあるため、絶対に触らないようにしましょう。

万が一ガンガゼに刺されたときは、オニダルマオコゼ・ゴンズイ・オニヒトデの応急処置と同じく、トゲを取り除き、患部を40~45℃程度のお湯につけてすぐに病院へ行って治療を受けてください。

参照:有害危険生物に刺された時は|宮古島市

子ども連れで海(ビーチ)に行く際の注意点

沖縄 海 子ども

子どもと海(ビーチ)に行く際は、以下の点に注意が必要です。

クラゲ防護ネットがあるところを選ぶ

海(ビーチ)に行くときは、クラゲ防護ネットがあるところを選びましょう。

沖縄の海(ビーチ)には毒を持つハブクラゲをはじめ、ウンバチイソギンチャクやウミヘビなどの危険生物が生息しています。これらの生物に刺されたり噛まれたりすると激痛を伴うだけでなく、最悪の場合は死に至ることもあります。
子どもが好奇心からこれらの危険生物に触ってしまう恐れもあるので、安全のためにクラゲ防護ネットがある海(ビーチ)で遊ばせるようにしましょう。クラゲ防護ネットがあれば、遊泳エリアへの危険生物の侵入を防げるので、安心して子どもを遊ばせることができます。

子どもから目を離さない

海(ビーチ)に行くときは、子どもから目を離さないことも大切です。陸地でも、カツオノエボシやアンボイナガイなどの危険生物が生息しています。子どもが触ってしまう恐れがあるため、注意して見ておきましょう。

また、子どもが海中にいるときは、波で足元をすくわれて転んだり溺れたりする恐れもあります。
子どもは溺れるとき、大声で助けを求めることも、バシャバシャと暴れたりすることもないといわれています。ふと目を離すといつの間にか子どもがいなくなってて溺れているということにもなりかねないので、海(ビーチ)で遊ぶ際は絶対に子どもから目を離さないようにしましょう。

裸足で遊ばせない

海(ビーチ)では子どもを裸足で遊ばせないよう注意が必要です。なぜなら、水中にはウンバチイソギンチャクやオニダルマオコゼなどが生息しており、気づかずに踏んで刺されてしまうことがあるからです。また、砂浜にはガラスが落ちていることもあります。整備された場所であれば比較的安全かもしれませんが、ガラスが落ちていないとは限りません。踏んでしまうと怪我をし、せっかくの楽しい時間がすべて嫌な思い出になってしまいます。子どもを安全に遊ばせるためにも、海(ビーチ)ではマリンシューズを履かせましょう。

沖縄の海(ビーチ)に潜む危険生物を知って安全に遊ぼう!

沖縄に住んでいると毎年のようにハブクラゲのニュースを見聞きするので、「ハブクラゲには注意しよう!」と気をつけているママ・パパは多いでしょう。しかし、じつはハブクラゲ以外にもたくさんの危険生物が生息しています。

どのような危険生物がいるのかを知らないと子どもが触ってしまい、刺されたり噛まれたりする恐れがあります。子どもを安全に海(ビーチ)で遊ばせるためにも、沖縄の海(ビーチ)に潜む危険生物と万が一被害にあった場合の対処法を知っておいてくださいね!

 


あんまーるでは、沖縄で子育てをしているママとパパの声を大切にしています。

「こんな情報があるとうれしいな」「これについてもっと詳しく知りたい」という意見があれば、どうぞお気軽にお問い合わせください! 皆さまの率直な声を心よりお待ちしております。

ご意見・ご感想はこちらから

ぱるる

沖縄生まれ沖縄育ち。10歳と4歳の2児のママ。
沖縄での生活がもっと豊かになるような情報を発信していきます!

おすすめ記事