梅雨に入り、ジメジメとした日々が続いています。湿気対策を行っているママ・パパは多いかもしれませんが、ぜひあわせて「野菜の保存」にも目を向けてみてください!
じつは常温保存が望ましいとされている野菜も、梅雨時期は傷んでしまう可能性があるため、冷蔵保存が推奨されているんです。
そこで今回は、梅雨時期に野菜を常温保存してはいけない理由から、梅雨時期の保存に注意したい野菜とそれぞれの適切な保存方法、野菜を冷蔵保存する際のポイントまでご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
もくじ
ご存じですか?梅雨時期に野菜を常温保存するのはNG
そもそも、野菜には「常温保存向きの種類」と「冷蔵保存向きの種類」と「冷凍保存向きの種類」があり、一般的に以下のように振り分けられます。
常温保存向き | じゃがいも、たまねぎ、大根、にんじん、かぼちゃ、なす など |
冷蔵保存向き | キャベツ、レタス、もやし、長ネギ など |
冷凍保存向き | ほうれん草、小松菜、ねぎ、きのこ類 など |
このうち、梅雨時期の保存で注意したいのは「常温保存向きの種類」です。梅雨に入ると湿度が高くなるため、野菜を常温保存していると傷んでしまう可能性があります。鮮度を保つためにも、梅雨時期は常温保存向きの野菜も冷蔵保存するのがおすすめです。
梅雨時期の保存に注意したい野菜とそれぞれの適切な保存方法
では、梅雨に入ったら常温保存向きの種類はどのように保存すればよいのでしょうか? 以下で、代表的な常温保存向きの野菜である「じゃがいも」「大根」「たまねぎ」を例にご紹介します。
じゃがいも
じゃがいもをはじめとする芋類は低温に弱い傾向があるため、基本的には常温で保存します。しかし、梅雨時期に常温保存すると傷んでしまう可能性があり、じゃがいもの場合は害を持つ芽を出すこともあるため、湿度が高いときは冷蔵保存するのがおすすめです。
じゃがいもを冷蔵保存する際は、何個かを新聞紙で包みポリ袋に入れて、口をゆるく結んだあと野菜室に入れましょう。こうすることで乾燥を防ぎやすくなります。
保存期間の目安は2週間ほどです。長期保存はできないので購入したらなるべく早く食べましょう。
大根
大根は、湿気だけでなく乾燥にも弱い野菜です。そのため、梅雨時期は冷蔵保存が推奨されるものの、乾燥を防ぐためにも野菜室に入れるか、新聞紙またはラップで包むことが大切です。この工夫によって、2週間ほど持たせることができます。
ちなみに、大根を保存する際は葉と根を切り離すのがポイントです。くっついたまま保存すると根の栄養が葉に持っていかれる可能性があります。そのため、葉と根は切り離し、それぞれ新聞紙またはラップで包んで保存するようにしましょう。
たまねぎ
たまねぎも本来なら常温保存が基本ですが、梅雨時期は傷むのを防ぐためにも、芽や根が出ないようにするためにも冷蔵保存しましょう。とくにたまねぎは湿気に弱いため、湿度が高めの野菜室での保存は避け、新聞紙に包んで冷蔵室で保存するのがおすすめです。
ちなみに、冷蔵庫内にりんごがある場合、その近くでたまねぎを保存するのはNGです。りんごから放出されるエチレンガスがたまねぎの成長を促してしまうため、たまねぎの味や風味が落ちる可能性があります。りんごとは離して保存するようにしましょう。
あわせて押さえたい!野菜を冷蔵保存する際の5つのポイント
湿気による鮮度落ちを防ぐため、梅雨時期は野菜の常温保存を避け、なるべく冷蔵庫で保存するのがおすすめです。そこで以下では、野菜を冷蔵保存する際のポイントをご紹介します。
1.野菜と果物で保存場所を分ける
多くの果物は、植物ホルモンの一種であるエチレンガスを放出します。野菜がこのガスを吸収すると成長が促進され、傷みを早めてしまう可能性があります。そのため、同じ冷蔵庫内でも野菜と果物はなるべく離して保存するようにしましょう。
2.抗菌ラップを使用する
先ほど「大根は新聞紙またはラップで包み冷蔵庫で保存する」とご紹介しましたが、この際はなるべく抗菌ラップを使用するのがおすすめです。抗菌ラップには銀イオンや抗菌剤が配合されているため、腐敗菌の繁殖を抑える効果が期待でき、傷みを遅らせやすくなります。
3.ポリ袋とビニール袋を使い分ける
野菜を冷蔵保存する際は、野菜の種類によってポリ袋とビニール袋を使い分けるのがおすすめです。
ポリ袋は通気性に優れており湿気を逃がす作用が期待できるため、じゃがいもやたまねぎを保存するのに向いています。一方で、ビニール袋は密閉性に優れ湿度を保ちやすいため、ほうれん草やレタスなど、水分を保ちたい野菜の保存に向いているでしょう。
4.キッチンペーパーを使用する
冷蔵保存する野菜の鮮度を保つ上で、キッチンペーパーはとても役立ちます。たとえば、葉野菜は水洗いして水分を拭き取ったあと、キッチンペーパーで包んだのちビニール袋に入れると、余分な湿度をキッチンペーパーが吸収してくれるため、カビや防腐を防ぎやすくなります。
また、使いかけのトマトやきゅうりなど、水分を保ちたい野菜を保存する際は、濡れたキッチンペーパーを切り口に巻いておけば鮮度を保ちやすくなります。
5.冷蔵庫内に野菜を詰め込みすぎない
野菜に限らずですが、冷蔵庫内にはものを詰め込みすぎないようにしましょう。ものがたくさんあると冷気の流れが悪くなり、冷えづらくなる可能性があります。
梅雨時期は野菜の保存方法にも目を向けよう
梅雨に入ると湿度が高くなり、ジメジメとした気候になります。このとき、野菜を常温保存していると早めに鮮度が落ち、傷んでしまう可能性があります。そのため、どの野菜も基本的には冷蔵保存するよう心がけ、湿度の影響を受けないよう配慮しましょう。
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