出産・子育て応援交付金って誰でももらえるの?対象者や申請方法をチェック!

出産・子育て応援交付金

全国的に核家族化が進み、妊娠・出産・子育てに対して孤独や不安を抱く家庭が増えています。
沖縄県は地域柄、周囲とのつながりが太い傾向がありますが、それでも相談先や頼れる場所がない場合は孤独や不安を感じることもあるでしょう。また、物価上昇により「子どもは欲しいけれどお金が心配」と金銭的に不安を感じている方も少なくありません。

この背景から、2022年に妊娠から子育てまでの一貫した支援を行う「出産・子育て応援交付金」が創立されました。
始まったばかりの制度でよくご存じないママ・パパもいるかもしれないので、今回はその詳細についてご紹介します。

出産・子育て応援交付金とは?

出産・子育て応援交付金

出産・子育て応援交付金とは、妊娠期から出産・子育て期まで一貫して相談に応じて、必要な支援につなぐための伴走型の支援制度、経済的支援制度です。

伴走型相談支援

伴走型相談支援では、妊娠が発覚して妊娠届を提出したときから出産前・出産後(0歳〜2歳ごろ)まで定期的に面談・アンケートを行い、必要に応じた情報の提供・支援を行います。

面談のタイミングは妊娠届提出時と妊娠8か月前後、出生届提出後から乳児家庭訪問までの間の3回。妊娠届を提出する際の面談では、妊娠に対する不安や妊娠中の過ごし方などについて相談することができ、妊娠8か月前後の面談では出産に対する不安や妊娠後期ならではのマイナートラブルなどについて相談することができます。
出生届提出後から乳児家庭訪問までの面談では、出産後の身体の不調や子育てに対する不安などが相談でき、必要に応じて利用できる制度や施設なども紹介してもらえるので、妊娠・出産・子育ての強い味方となるでしょう。

なお、相談を受けるのは、各自治体が外部委託した子育て支援拠点や保育所などとなっています。

経済的支援

経済的支援では、妊娠届提出時と出産後に、出産・子育て応援ギフト5万円相当を支給します。出産・子育て支援ギフトの支給要件は「妊娠届を提出していて自治体のアンケートに回答した方」となっています。
なお、出産・子育て応援ギフトの支給方法は自治体によって異なり、現金で支給する地域もあればクーポンや物品として支給する地域もあります。

出産応援ギフト

出産応援ギフトは妊婦ひとりあたり5万円です。もしお腹の赤ちゃんが双子や三つ子でも、給付される金額に変わりはありません。
出産応援ギフトの対象者は、2022年4月以降に生まれた子どものママとなっています。

子育て応援ギフト

子育て応援ギフトは、子どもひとりあたり5万円です。双子の場合はひとり5万円×2人分で10万円の給付になります。
出産・子育て応援ギフトの対象者は、2022年4月以降に出生したお子さんを養育する方です。

出産・子育て応援交付金の申請方法

出産・子育て応援交付金の出産応援ギフトと子育て応援ギフトは、それぞれ申請時期が異なります。
「申請期限が過ぎてもらえなかった」ということにならないためにも、あらかじめ申請方法を確認した上で、申請期限内に手続きを行いましょう。

出産応援ギフトの申請方法

親子健康手帳を発行する際に行われる面談時に申請用紙をもらって、そのまま申請をするだけでOKです。もしその場で提出できず後日提出する場合は、市町村によって定められている提出期限に遅れないように申請してください。

子育て応援ギフトの申請方法

出生届を提出する際、または赤ちゃん訪問時に面談を行ってからの申請となります。子育て応援ギフトも出産応援ギフトと同様、市町村によって申請期間が異なるため、期間をあらかじめ確認し、遅れないように申請を行いましょう。

なお、出産応援ギフト・子育て応援ギフトのどちらを申請する際も、申請者と振込先の口座名義人は同じである必要があります。もし申請者とは異なる名義の口座に振り込む場合は委任状が必要です。

出産・子育て応援交付金に関するQ&A

出産・子育て応援交付金

以下では、出産・子育て応援交付金に関するよくある疑問・質問にお答えします。

Q.妊婦・子育て中なら誰でももらえるの?

A.出産応援ギフトも子育て応援ギフトも、2022年4月以降に生まれた子どもが対象となっています。そのため、2022年4月以降に生まれた子どものママ、または療育する方であれば、基本的にどなたでも給付を受けることができます。

Q.どこで申請をすればいいの?

A.出産・子育て応援交付金の申請は、住民登録をしている市町村役場で行います。もし里帰り出産をした場合でも、申請先は住民登録をしている市町村となります。詳しい窓口は市町村によって異なるため、ホームページなどをお確かめください。

Q.出産・子育て応援交付金は現金ですか?品物ですか?

A.出産・子育て応援交付金の支給方法は、現金・クーポン券・物品などさまざまです。支給方法に決まりはなく市町村によって異なるため、住民登録をしている市町村窓口へお問い合わせください。

たとえば、那覇市や豊見城市は現金支給となっています。

Q.申請者と振込先の口座名は別でも大丈夫ですか?

A.申請者と振込先の口座名は一緒、かつ原則として母親である必要があります。もし申請者名と振込先の口座名が別の場合は委任状が必要です。

Q.出産・子育て応援交付金はいつごろ振り込まれますか?

A.住所登録をしている市町村により異なります。
たとえば、那覇市の場合は申請から2か月程度、豊見城市の場合は翌月第3金曜日に振込予定です。

出産・子育て応援交付金の申請をお忘れなく!

出産・子育て応援交付金は、2022年4月以降に誕生したお子さんが対象の制度です。もし2022年4月以降に出産したがまだ給付されていない、現在妊娠中でまだ申請をしていないという方がいれば、早めに問い合わせをして受け取るようにしましょう。

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さえこ

小学生の娘を持つ母😀
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