上下一体型のベビー服「ロンパース」は、赤ちゃんの定番の洋服です。さまざまな種類があり、なかには新生児から着用できるタイプもあります。
そんなロンパースに対し「いつからいつまで着せるものなの?」「どれを選べばよいの?」と疑問をお持ちの方もいるのではないでしょうか?
今回は、ロンパースを着るのに適した月齢やロンパースの種類、選び方のポイントなどをご紹介します。赤ちゃんの洋服選びや出産準備の際には、ぜひ参考にしてみてください。
もくじ
ロンパースとは?いつからいつまで着る?
ロンパースとは、上下一体型の洋服のことです。トップスとボトムスがつながっているのが特徴で、丈やボタンの位置によってさまざまな種類があります。
ロンパースは股下がスナップボタンで開くようになっているものが多く、赤ちゃんの着替えやおむつ替えがしやすいというメリットがあります。
ロンパースとカバーオールの違い
ロンパースと同様、「カバーオール」も上下一体の洋服を指します。メーカーによって表記が異なり、呼び名の使い分けに明確な決まりはありません。
ただし、傾向としては、ロンパースは丈の長さがさまざまで肌着にも外着にも使われるのに対し、カバーオールは丈が長く、肌着の上から着るものを指すことが多くなっています。
ロンパースはいつからいつまで着る?
ロンパースを着用する期間に決まりはありません。タイプによっては、新生児から着用できるものもあります。
「赤ちゃんのいる暮らし研究所」が0〜2歳のお子さんがいる方に行ったアンケートでは、生後0〜2か月では全体の5割、生後3〜11か月では全体の9割のお子さんがロンパースの肌着を着用していました。ロンパースよりもセパレートの割合が多くなるのは、1歳以降となっています。
一般的には、足元をばたつかせるようになる生後3か月ごろに新生児肌着からロンパースへ切り替え、成長につれて赤ちゃんの動きが活発になると徐々に上下セパレートの服に移行していく傾向があります。また、保育園では低月齢でもセパレートの服で登園する決まりになっていることが多いため、入園と同時にセパレートに切り替える家庭も多くなっています。
日中はセパレート、夜はおなかが冷えないようにロンパースを着せるなど使い分ける方もいて、上述のアンケートでは2歳でも4人に1人がロンパースを着ているという結果でした。
ロンパースをいつからいつまで着せるかは、ママ・パパのお世話のしやすさで決めても問題ないということになります。お子さんの成長に合わせて上手に使い分けるとよいでしょう。
参照:ベビー肌着のサイズアップ、いつから? 新生児肌着からの切り替え時は? |赤ちゃんのいる暮らし研究所 | アカチャンホンポ
ロンパースにはどんな種類があるの?

一般的にロンパースには次のような種類があります。
前開き・横開きタイプ
ロンパースの前面にスナップボタンがついたロンパースです。脇の下から腰部分にかけて横開きできるものもあります。
ロンパースのボタンを開けて広げた上に赤ちゃんを寝かせると、頭や腰を持ち上げずに着替えが完了できます。そのため、まだ首がすわっていない新生児期から使いやすいという特徴があります。
赤ちゃんが動くようになるとボタンを留めるのが大変になるため、前開きタイプはねんねの姿勢が多い生後6か月ごろまでの赤ちゃんにおすすめです。
頭からかぶるタイプ
前面にボタンがなく、Tシャツのように頭からかぶって着用するタイプのロンパースです。頭を通しやすいよう、襟ぐりの部分がスナップや切れ込みで大きく開くようになっているものが多くなっています。頭を通す際には首を持ち上げる必要があるため、このタイプは赤ちゃんの首が座ってから使うと安心です。赤ちゃんがひとりで座れるようになってからは、とくに重宝します。
頭からかぶるタイプのロンパースは、生後3か月から1歳ごろまで着ることが多く、夜の肌着やパジャマとしてさらに長く使うこともあります。
2WAYオール
新生児期から着用できる2WAYオールは、股下のスナップの留め方が2パターンあるのが大きな特徴です。スナップを前後に分けて留めるとスカートのようなドレスオール、左右に分けて留めるとカバーオールの2WAYで着用できます。
新生児期にはおむつ替えがしやすいドレス、動くようになったらロンパースというように1着で使い分けができるため、長く着用できることが大きなメリットです。
ボディスーツ
頭からかぶるタイプで、股下の生地がなく足の部分がブルマのようになっているものを指します。足が太ももから全部出る形になるため、肌着として使われることが多いのが特徴です。夏場や室内で過ごす際はボディスーツのみ着用することもあります。冬場でも、靴下やズボン、タイツと合わせて着用できます。
足が出ていることで赤ちゃんが動きやすく、股の部分でスナップを留めるため、おむつがずれにくいというメリットがあります。
ジャンプスーツ
ジャンプスーツは一般に上下一体の服を指しますが、ベビー服でいうとカバーオールに近く、中でも厚手の上着を指すことが多くなっています。フード付きのものが多く、ボタンではなくジッパーで着脱するタイプが主流となっています。
ジャンプスーツは一般的に、真冬の外出時に肌着やロンパースの上から重ね着したのち、防寒着として使われることが多くなっています。
ロンパースの選び方のポイント

ロンパースを選ぶ際には、以下のポイントに注目しましょう。
素材
赤ちゃんの肌はとても繊細なので、服があたる刺激でかぶれや湿疹が起きることがあります。そのため、直接肌にふれるロンパースは、綿やオーガニックコットンなど肌に優しい素材のものを選ぶとよいでしょう。
サイズ
ロンパースのサイズは、赤ちゃんにぴったりのサイズを選びましょう。
大きいサイズを着せると、赤ちゃんが身体を動かす際に邪魔になったり、重ね着の際にごわついたりすることがあります。赤ちゃんがストレスを感じないよう、そのときの赤ちゃんの身体にフィットするサイズを選んであげましょう。
月齢ごとの体重は赤ちゃんによって個人差がありますが、一般的な体重とロンパースのサイズの目安は、以下のとおりです。
月齢 | 体重 | サイズ |
新生児 | 3kg | 50 |
3か月〜 | 6kg | 60 |
6か月〜 | 9kg | 70 |
1歳〜 | 11kg | 80 |
2歳〜 | 13kg | 90 |
季節
夏場に着用する場合や汗かきの赤ちゃんには、吸水性・通気性の高いロンパースを選ぶとより快適に過ごせます。素材にガーゼやメッシュを使用したロンパースを選ぶとよいでしょう。
春・秋など気温が変わりやすい季節には、重ね着しやすいロンパースを選ぶのがおすすめです。その日の気候によって服装を調整しやすくなります。
冬場は、ジャンプスーツなどの防寒着を用意しておくと安心です。
ただし、あまりに分厚いものを着せると赤ちゃんが動きにくく、また熱がこもって赤ちゃんの体温が上がり過ぎてしまうこともあるため、外出時と室内にいるときで使い分けることが大切です。
赤ちゃんに合ったロンパースを選ぼう
ロンパースは、新生児期から1〜2歳ごろまで長く着用できるベビー服です。着替えやおむつ替えがしやすいというメリットを活かして上手に取り入れるとよいでしょう。
ロンパースを購入する際は、素材、サイズ、季節に合わせてそのときの赤ちゃんにぴったりのものを選んであげてくださいね。
最近はおしゃれなデザインのロンパースもたくさん増えているので、お気に入りのロンパースで日々のお着替えを楽しんでみてはいかがでしょうか?
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