3か月後、パワーアップして戻ってきます!お仕事をお休みすると決断するまでの葛藤と決意

アンリのあんまーるーむ_決断

みなさんこんにちは! お元気ですか? 川満アンリです。

これまで3年間、わたしは専門学校に通いながらお仕事をしてきましたが、ここで一旦、学業に専念するため、3か月間お仕事をすべてお休みさせていただくことになりました。

今回は、私の夢について、3年間の学校生活、休む決断をしたことやその葛藤について、お話したいと思います。

将来を見つめて下した、3年前の決意

コロナ禍の2021年。自粛期間で娘の家庭保育が増えたタイミングで、15年ほどやっていたラジオのお仕事を卒業。わたしもこれからの将来を見つめ直していました。

元々メイクや美容が好きで、メイク講師の資格やアロマ・フェイシャルマッサージの資格などを取得していましたが、「本格的に学びたい!これからその方面でも仕事をしていきたい!」と決意し、美容師免許取得を目指して、専門学校に入学しました。

当時わたしは37歳でした。

アンリのあんまーるーむ_決断
初登校の写真

どうして「美容師?」と聞かれることも多いので、ここで話はそれますが美容師免許の豆知識を少々。

よく、美容師=ハサミを使う髪の専門家、ハサミや薬剤を使うから国家資格になっている、などと勘違いされている方がいらっしゃいますが、それは違うんです。

日本には「美容師法」という法律があります。

美容師法の定義として、

・美容師は、美容を業とする者をいい、美容師法に基づき厚生労働大臣の免許を得なければならない。容師の免許を持たないものは美容を業として行うことはできない
・美容とはパーマネントウェーブ、結髪、化粧などの方法により容姿を美しくすることとされている
・業とは反復継続の意思をもって行うことで、有料・無料は問わない

とあります。

どういうことかというと、「美容師免許がなければメイクも結髪も、容姿を美しくしてさしあげることもできませんよ。無料でもダメですよ、法律にひっかかりますよ」ということなんです。
つまり、わたしがメイク講師の民間資格を持っていても、「ご自身でやっていただくには問題ないですがわたしが第三者に施してはダメですよ!」ということです。

さらに、美容師免許の国家試験を受けるには、専門学校に2年または通信で3年間通わなければ受験資格を得られません。
さすが国家資格。簡単ではありませんね。

ということで、しっかり学び、美容を業として行いたいわたしは、3年計画で意を決して美容専門学校の通信科に入学をした、ということです。

学業だけではなくクラスメイトにも恵まれた、3年間の実り多い学生生活

まずは、現実的な話から。

大人になっての学校は、なかなか高額な学費や材料代を自分で支払っていくので、「これも勉強だ!これも必要な学びだ!」と元を取るべく必死に学べます(笑)

通信科では、基本的には家に届く教科書をもとに毎月数個の課題を提出し、年に2回あるスクーリング期間学校に通います。
課題は、郵送で送りチェックされ戻ってくる仕組みで、地味に大変ではありましたが、まるでお医者さん?のような内容があったり、メイクや美容についても新たに深く学べてかなり勉強になりました。

スクーリングでは、少しずつできるようになってくるとだんだん楽しくなってきて、免許をとったらこうしたい!という夢の幅が広がっていきました。

アンリのあんまーるーむ_決断

お仕事と家庭と学業をこなすのは大変でしたが、スクーリングで会えるクラスメイトとも少しずつ仲良くなり、異業種だけど同じ目標を持つ同志からもたくさんパワーをもらえました。

同じクラスにはわたし含めて40代の方もいるし、3年の間に出産を経験した方がいたり、高校に通いながら美容学校に入学した10代の方もいます。
高校入学と同時に通信で美容学校に通い始めたクラスメイトは、3月に高校を卒業したそうで、みんなで「頑張ったねー!おめでとう」と声をかけあいました。

年が近いクラスメイトとは、お弁当や夕飯の話、部活や習い事の話など子育ての話をよくしました。
自分の学校のあと子どものお迎えに間に合うよう急いで片付けをする姿、ママをしながら仕事をしながら夢を追うクラスメイトの姿は、わたしにとって心強くたくさん励まされました。

夫婦の話になると「一生一緒に過ごす夫だから、お互いの時間を大切にしてるよ」など円満の秘訣を聞けたり。みんながみんな、それぞれ本当に輝いていました。

いわないだけで人はいろいろ抱えていたり、たくさんの事情があるけど、それでも夢を持つということはこんなにも前向きになれるんだなって実感しました。
この年で学校に通ったからこそ味わえた同志との時間は、とても大きかったなと今改めて感じています。

思い切って仕事を休む決断と、改めて感じた周囲の方のサポート

アンリのあんまーるーむ_決断

という感じで、わたしも平日の生放送やロケ、司会のお仕事などをこなしながら、3年間走り抜けてきました。そして、まもなく卒業と国家試験です。

通信生の合格率は45〜50%ほど。かなり厳しく、学校では3か月間、国試対策期間が設けられています。この期間しっかり登校できた人とできなかった人の差は大きいそうです。

ここまで努力してきた分、国試対策を万全にして臨みたい!という思いがありますが、全力を注いできた生放送の番組に関しては、「仕事しながら学校……どうにかできないかな?」とギリギリまで悩みました。
わたしはラジオ含めて20年近く生放送に携わっていますが、インフルエンザ以外の理由で自ら休んだことがありません。番組が開始する2年ほど前に「国試前はお休みします」とお伝えしていたのですが、ここにきてかなり迷いました。

わたしが休むことによりお仕事が増えてしまう方がいること。無理させてしまう方がいること。番組の周年や立ち会いたかった企画のこと。そして、観て・聴いてくださっている方の時計代わりのような生活を崩したくない気持ち。多くの方に迷惑をかけてしまって申し訳ない気持ち。

ほんとにこれでいいのかな?と悩むことがたくさんありました。

そんな気持ちのなか「国試がある」ということをお伝えすると、テレビ局のみなさんは笑顔で快く理解してくださり、迅速に休めるよう対応してくださいました。

アンリのあんまーるーむ_決断
共に国試を受ける同志から練習用ウィッグのプレゼント。青春真っ只中です。

クラスメイトや家族、共演者の皆さんからは、たくさんの励ましの言葉をいただきました。また「ここまで頑張ったんだから、突き進んだほうがいい」と応援してもらいました。「アンリさんを見て、わたしも頑張ろうと思えました」という嬉しいお言葉も頂戴しました。

そして、娘からは「ママ、大丈夫だよ!頑張って」と言ってもらいました。

国家試験まであと少し。信じた道を歩むだけ!

ということで、わたしは3か月間お休みをいただいて、学業に専念することを決めました。

そして、このあんまーるのコラムも3か月間お休みさせていただきます。
今回は、わたしの3年間の想いをたくさん書かせていただきましたが、わたし自身、改めて自分の夢や仕事への考え方に向き合えましたし、これからの人生、何度も読み返すんだろうなぁと思っています。

休業にご理解いただいたあんまーるスタッフの皆様に心から感謝しております。

最後に。
今人生迷っている方、やりたいことがあるけどできないと思っている方、何が好きか何をしたいかわからない方。
小さくてもいいので、好きなものを見つけて一歩踏み出してみてほしいと思います。

自分を信じて進んだ道にはたくさんの学びがあり、いい出会いがあります。人の意見や心無い言葉に引っ張られない強さを持てて、自分の未来が光りだします。

この時期に咲く芍薬の花のように、堂々とまっすぐ、自分を信じて進んでいきましょうね。

わたしも「お母さんでも仕事しながらでも夢を叶えることができる」という姿、パワーアップした姿でお世話になった皆様に貢献できるよう、3か月頑張りたいと思います。

わたしのわがままで……と恐縮していましたが、周りの方に支えられてチャレンジできること、改めて感謝しています。本当にありがとうございます。

アンリのあんまーるーむ_決断

今回も最後まで読んでいただき、アンリがとうございました。
また3か月後に!

◯ 関連記事
2023年は出会いの年。2024年は挑戦の年になりそうです!

川満 アンリ

沖縄生まれ沖縄育ち、沖縄で子育てする6歳👧のママ🌺
39歳。美容学生。テレビや司会のお仕事。メイクアップ。ママ。好きなこと全力な毎日です!

おすすめ記事