沖縄で子育てをする方必見!支援制度を押さえておこう

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全国各地で行われている子育て支援制度は、地域によってその特徴が異なります。

そこで今回は、沖縄で実施している支援制度をピックアップして解説します。また、沖縄在住の妊婦さんや18歳未満の子育て世帯が利用できるお得なサービスもご紹介するので、ぜひチェックしてみてください!

沖縄で子育てするなら押さえておきたい支援制度

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沖縄県では2022年度より、子どもの通院時・入院時にかかる医療費が中学を卒業するまで無料となっています。また、地域によっては子どもが高校を卒業するまで医療費助成を受けられるところもあります。

ほかにも、沖縄の子育て支援は地域によって異なるので、引越し先選びで後悔しないためにも以下を確認しておきましょう。

南部

沖縄県南部の子育て支援情報をピックアップしてご紹介します。

那覇市

那覇市には子育て支援を受けられる施設が多く点在しています。

たとえば、子どもが病気をした際に「仕事を休めない」「冠婚葬祭のため一時的に子どもを預かってほしい」といったときに利用できる病児・病後児保育施設。那覇市内には、病児・病後児保育施設が2022年11月時点で4ヵ所あります。
近隣の豊見城市と糸満市は2ヵ所、南風原町は1ヵ所とほかの地域に比べると多いため、預け先に困る心配がないといえるでしょう!

このほか、那覇市にはファミリーサポートセンターがあります。ここでは、“子育てをサポートしたい方”と“サポートしてほしい方”が会員になり、相互援助活動を行っています。
仕事の都合で子どものお迎えに行けないときに代行してもらったり、育児を手助けしてほしいときに依頼したりすることが可能です。

参照:子育て支援|那覇市

南城市

南城市では小学生・中学生・高校生を対象に、スポーツ・文化活動県内外派遣補助金の交付が行われています。たとえば、スポーツや文化活動で県外に行く際、本来であればその費用を保護者が負担しなければなりません。しかし、南城市ではその費用の一部を負担してくれるのです!

このほか、南城市では中高生を対象に海外短期留学生の募集も行っています。現在は新型コロナウイルス感染症により中止していますが、令和2年度にはアメリカ合衆国ワシントン州立大学で21日間の英語学習が実施されていました。

子どもを短期留学に参加させることで、国際社会に適応する能力を身につけさせることができるでしょう。

参照:スポーツ・文化活動県内外派遣補助金の交付について|南城市
   学習・体験|南城市教育委員会

中部

中部の子育て支援は以下のとおりです。

嘉手納町

嘉手納町では、小中学生の給食費が無料です。

毎月の給食費は、たとえば那覇市だと小学校が4,500円、中学校が5,000円です。もし中学生の子どもが2人いると、毎月給食費に10,000円を支払う必要があります。嘉手納町ではそれが無料になるので、かなり負担を軽減できるでしょう!

参照:給食費、年最大5万円差 本紙県内市町村調査|琉球新報

北谷町

北谷町では、第3子以降の児童生徒の給食費補助を実施しています。これは、小中学校に通う子どもが3人いる場合、内1人の給食費が無料になる制度です。
ただし、就学援助などほかの補助を受けている世帯や、給食費の滞納がある世帯は利用できないため注意しましょう。

参照:給食費補助金制度|北谷町

北部

北部の子育て支援は以下のとおりです。

国頭村

国頭村では、子どもの任意予防接種費用助成を受けることができます。
おたふくかぜやインフルエンザワクチンは任意接種となっているため、通常は費用を支払って接種しなければなりません。しかし、国頭村ではその費用を一部負担してくれるので、費用面を気にせず子どもに予防接種を受けさせることができます。

このほか、出産祝金の支給も行われています。子どもが生まれる90日前から生まれてから90日後の間、国頭村に住んでいる方が対象です。第1子には50,000円、第2子には100,000円、第3子以降には200,000円が支給されます。

さらに、国頭村では小中学生を対象とした各種検定料の補助も行われています。漢字検定や英語検定にかかる費用を1年度に各1回ずつ全額負担してもらえるので、子どもに挑戦させやすくなるでしょう!

参照:国頭村定住支援一覧表|国頭村

東村

東村は、子どもの医療費助成の対象が18歳までとなっています。そのため、子どもが高校生になっても通院時・入院時にかかる費用負担を軽減できます。

このほか、出産祝金を受け取れたり、小中学生の子どもがいる世帯を対象に給食費を半額負担してもらえたりします。東村は経済的支援が多いので、安心して子育てをすることができるでしょう。

さらに、東村に住むと村営の体育館や運動場を無料で利用することができます。利用できる日時が指定されていますが、子どもと一緒に体を動かしたいときに気軽に利用できるのは魅力的ですね!

参照:子育て支援|東村

金武町

金武町では、子ども1人につき100,000円の出産祝金の支給が行われています。子どもが生まれる90日前から前期・後期の乳児検診を受けるまでの間、金武町に住んでいる世帯が対象です。

このほか、金武町では虫歯予防奨励金の支給も行っています。これは、3歳児検診時と1年生の検診時に虫歯なしと診断された場合、それぞれ奨励金を受け取ることができる制度です。

参照:母子事業のご案内|金武町

なお、上述した子育て支援は一例です。どのような支援制度があるかは、各市区町村のホームページをチェックしましょう。

沖縄で子育てするなら「おきなわ子育て応援パスポート」を活用しよう

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おきなわ子育て応援パスポートは、妊婦さんと18歳未満の子どもがいる世帯が利用できる支援サービスです。対象施設で専用パスポートを提示すると、割引や特典を受けることができます。

また、おきなわ子育て応援パスポートのサイトでは、「ミルク用のお湯を提供してくれる場所」「手荷物を預かってくれる場所」「オムツ替えスペースを完備している場所」「子ども用トイレがある場所」など、希望条件に合った施設を簡単に探すことが可能です。これにより、子連れでも行き先に困る心配がありません!

なお、おきなわ子育て応援パスポートは沖縄県内だけでなく、全国の協賛店でもサービスを受けることができます。帰省する際や旅行の際にも役立つので、この機会にぜひ使ってみてはいかがでしょうか?

おきなわ子育て応援パスポートはこちらから

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沖縄で子育てをするなら支援制度を押さえておこう

住む地区によって子育て支援制度が異なるため、どのような支援制度があるのか事前に確認し、家族に合った地域を選びましょう。
また、沖縄在住の妊婦さんと18歳未満の子どもがいる世帯は「おきなわ子育て応援パスポート」の活用が便利です。割引や特典を受けて子育てにかかる費用負担を減らしましょう!

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ぱるる

沖縄生まれ沖縄育ち。10歳と4歳の2児のママ。
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