子ども服のお下がりはアリ?譲る側・もらう側に知っておいてほしいこと

子ども 服 お下がり

サイズアウトした子ども服。まだ状態がよければ捨てるのはもったいないため、お下がりにして譲ることを検討するとよいかもしれません!

今回は、子ども服のお下がり事情とお下がりとして譲る側・お下がりをもらう側それぞれの注意点などをご紹介します。

※捕捉
お下がりって一般的には洋服のイメージが強いですが、ときには学習用品やおもちゃなどをお下がりとして譲ることもありますよね。今回は洋服にスポットを当てた内容になっていますが、学習用品やおもちゃなどをお下がりするときにも共通するポイントもご紹介しているので、ぜひチェックしてみてくださいね。

子ども服のお下がり事情

小さいころに「お下がりをもらった」「お下がりとして誰かにあげた」という経験があるママ・パパも多いのではないでしょうか? とくにご近所付き合いが盛んな沖縄では、兄弟間のお下がりだけでなく、ご近所でのお下がりも一般的ですよね。実際に筆者も姉妹間でのお下がりは当たり前でしたし、従姉妹からお下がりの洋服をもらうこともありました。

また近年は、中学校や高校の制服をリユース・リサイクルするショップも増えています。制服は指定されているとはいえ、いざ購入すると高額になりがちなので、リユース・リサイクルショップでリーズナブルに購入できたらかなり助かりますよね。

しかし、このご時世「お下がりを譲るってどうなんだろう……?」と考えることもあるでしょう。
「子どもが保育園に通うようになってたくさんの着替えが必要になった」「子どもが多いからお下がりは嬉しい」というママ・パパは一定数いるため、「お下がりなんていらないだろう」と決めつけずに、一度「サイズアウトした子ども服があるんだけど、必要だったらもらってくれない?」などと聞いてみるとよいかもしれません。

娘が生まれてからはサイズアウトした洋服を譲ることが多い筆者ですが、娘の小学校卒業を機に式服や体操服などの洋服類のほか、習字セットや彫刻刀などを譲りました。
どれも一つひとつはそれほど高額なものではありませんが、譲ることで喜んでもらえたので、お下がりが必要か聞いてみてよかったと思っています。
相手に聞いてみて断られたら自分で処分するだけでいいので、まずは聞いてみるのがおすすめです!

【お下がりする側】子ども服を譲るときに注意したいこと

子ども 服 お下がり

不要になった子ども服をお下がりとして譲る際、どのような点に気をつけたらよいのでしょうか。

事前に声かけをする

いきなり「お下がりあげるね」と渡すと相手も困惑してしまいます。そのため、事前に「たくさんあるからもらってくれない?」「必要なものがあればあげるよ」などと声かけをして、お下がりが必要かどうかを確認しておきましょう。
さらに、お下がりを渡すときは「いらないものは処分して大丈夫だよ」と一声かけると相手も受け取りやすくなります。

筆者も娘のサイズアウトした洋服は周囲に譲ることが多いのですが、譲る相手に合わせて対応を変えています。
たとえば「気に入ったものだけ欲しい」という相手には、サイズや汚れの有無、ブランドタグなどの情報を一緒に写真に撮って送り、必要なものだけを譲るようにしています。
一方、「もらえたらなんでも嬉しい」という相手には、とりあえずありったけの洋服を入れてまとめて渡し、「いらないものは処分してくれていいよ」と伝えるようにしています。

相手との関係性にもよりますが、事前に声かけをすることでどんな風に譲ったほうがよいのかわかることも多いため、事前の声かけは必須といえます。

汚れやほつれがないか確認する

お下がりを譲る際のマナーとして、汚れやほつれ、ヨレがひどいものは避けるようにしましょう。なかには「どうせ保育園で汚してくるから」と多少の汚れがあっても気にしないという方もいますが、自分が受け取る側なら状態のよいものだと嬉しいですよね。

譲る前の状態チェックは忘れずに行いましょう。

サイズを確認しておく

お下がりを譲る前に相手の子どものサイズを確認しておきましょう。
なかには、「うちの子はこれくらいだったから大丈夫だろう」と考える方もいますが、子どもは一人ひとり成長スピードが異なります。1歳のときに70cmを着ている子もいれば、90cmを着ている子もいるため、サイズを確認することはとても重要です。成長に合わせて着れるように、ジャストサイズか少し大きめを譲れるとよいですね。

着るタイミングや季節を考慮する

大人なら決まったサイズで数年着ることもできますが、子どもは日々成長しているためひとつのサイズが1シーズンしか持たないことも珍しくありません。
たとえば、4月に100cmの洋服を着ている子どもに同じ100cmの冬服を譲っても、次に寒くなるころにはサイズアウトしている可能性があるのです。そうなるとお下がりをしても着れないため、着るタイミングや季節を考慮するようにしましょう。

洗濯をしておく

お下がりとして譲る前に洗濯をしておきましょう。とくに長い間しまっていた洋服は黄ばんでいたり、防虫剤などの臭いが染み付いていたりすることがあります。洗って落ちるなら問題ないため、洋服の状態を確認するためにも一度洗濯をしてから譲るようにしましょう。

お下がりの譲り先がないときはどうする?

子ども 服 お下がり

まだ状態はよいのに譲り先がないということもあるでしょう。そんなときは、以下のような方法で手放すのがおすすめです。

フリマアプリ・リサイクルショップで売る

不要な子ども服は、フリマアプリやリサイクルショップで売ることができます。とくに状態のよい服やブランド子ども服は売れやすいため、処分ではなく売却を選択することをおすすめします。
フリマアプリやリサイクルショップなら子ども服だけでなく、不要なおもちゃや育児グッズ、そのほかの不用品なども一緒に売ることができるので、まとめて手放せますよ。

ただし、フリマアプリの場合は「買い手が見つかるまでに時間がかかることもある」、リサイクルショップの場合は「まとめて売っても格安であることが多い」といったデメリットもあるため覚えておきましょう。

寄付する

子ども服の寄付を募っている団体や施設へ寄付をするのもよいでしょう。児童養護施設や海外支援団体のなかには、子ども服の寄付を募っていることもあるようです。
通っていた保育園へ予備の着替えとして寄付ができることもあるので、お住まいの地域の周辺に寄付できる施設や団体がないか探してみるのもよいでしょう。

思い切って処分する

どうしてもお下がりの譲り先がない場合は、思い切って処分するのも一案です。
思い入れのある服を捨てるのに躊躇してしまうのであれば、どうしても捨てられない服だけを残してほかの服は処分するなど、捨てるものと捨てないものに分けておくのもよいかもしれません。

【お下がりをもらう側】お下がりが大量になる原因

お下がりをもらいすぎて、いつの間にか子ども服が大量になっているというママ・パパもいるのではないでしょうか。以下のような場合だと、お下がりが大量になりやすいので注意しましょう。

断りきれない

お下がりをくれるママ友・パパ友がいるとありがたいもの。しかし、「いつもたくさんくれるのでいつの間にか大量の子ども服が……」ということもあるようです。
断れずにもらってばかりいると、いつの間にか収納しきれないほど子ども服が大量になる可能性があるため、「今は必要ないかな」と思ったときは「ありがとう。でも今は大丈夫そうだから」とうまく断ることも大切です。

捨てられない

もらったお下がりを「せっかくもらったから」と捨てられずにいる方も多いようです。しかし、捨てずにそのままにしているとお下がりの服で溢れることになってしまいます。
ものを大切にすることはよいことですが、ある程度着けたら処分することも重要です。汚れが落ちない服やサイズアウトした服は処分していきましょう。

お下がりでもらった子ども服の使い道

たくさんお下がりの服をもらったけれど、好みが違ったり、子どもが着てくれないものがあったりすることも。そんなときは以下のような使い道をするのがおすすめです。

保育園用にする

お下がりだからこそ保育園用にするとよいでしょう。
保育園に通い出すと、汗や食べこぼし、泥などで汚れるのは日常茶飯事です。お下がりだからこそ汚れても気にならないので、保育園用として使うのがおすすめです。

ただし、お下がりにはすでに記名されていることが多いため、名前の書き換えをしてから保育園へ持たせるようにしてくださいね。

パジャマにする

好みの服ではない場合、パジャマとして活用するのがおすすめです。ちょっとサイズが大きい服や少しヨレてしまっているものでも、パジャマとしてなら着ることができますよね。

ほかの人に譲る

せっかくもらったから捨てられない、でも好みやサイズが合わないから着れないという場合はほかの人に譲るのも一案です。もしほかの人に譲る場合は、「自分もお下がりでもらったこと」「不要であれば処分しても構わないこと」を伝えるようにしましょう。

子ども服のお下がりはマナーを守ることが大事!

子ども服をお下がりでもらうことで経済的負担を減らせるだけでなく、エコにもつながります。あげる・もらうのやり取りでコミュニケーションも増えるので、まさに一石二鳥といえるのかもしれません!

ただし、お下がりを好まない方もいるため、無理にお下がりを譲ろうとしたり、もらおうとしたりするのは避けましょう。「お下がりあるけどいる?」「お下がりもらえないかな?」くらいの軽い声かけから始めるとよいかもしれません。
もしお下がりをする際は、ぜひ今回ご紹介した注意点を参考にしてみてくださいね。

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さえこ

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