沖縄本島のほぼ中央に位置する宜野座村は、昔ながらの景観が魅力的な地域です。そんな宜野座村について、詳しくご存じでしょうか?
今回は、宜野座村の基本情報から利便性、交通面、子育て情報までわかりやすくご紹介します! 県内で引っ越しを検討中のうちなーんちゅはもちろん、県外からの移住を検討中の方も、ぜひ参考にしてみてくださいね。
もくじ
沖縄の原風景が今も残る!宜野座村の基本情報
宜野座村は、沖縄本島北部にある地域です。金武町・恩納村・名護市の3つの地域に隣接しており、その面積は31.30km2となっています。那覇市(41.42km2)に比べて少し小さいのが特徴です。
宜野座村の人口は6,227人であり、そのうち男性は3,146人、女性は3,081人です。沖縄県内のほかの地域に比べて人口が少ないため、「都会の喧騒から離れたい」という場合の引っ越し・移住先におすすめといえます。
参照:宜野座村の紹介|宜野座村
2022年4月調査 市町村別 人口・世帯数(日本人住民+外国人住民)|公益財団法人 国土地理協会
そんな宜野座村は、自然豊かで沖縄の原風景が今も残る地域です。
たとえば、宜野座村の中でも漢那・宜野座・ 惣慶・松田は海に面しているため、海水浴を楽しんだり海に沈む夕日を眺めたりすることができます。このほか、集落に足を運べば古きよき沖縄を思わせる瓦屋根の古民家などがあり、非日常的な空間に浸ることができますよ。
参照:ようこそ宜野座村へ|宜野座村観光協会
宜野座村の特産品は、パインアップルやマンゴーをはじめとする熱帯果樹、そしてさとうきび、車海老、紅ジャガ、ベビーリーフ、いちごなどです。
車海老に関しては村内に養殖場があり、抗生物質や薬品を使わず大事に丁寧に育てられています。その品質の高さから全国の市場でも高く評価されているそうです。宜野座村を訪れた際は、ぜひ食べてみてくださいね!
買い物する場所・遊び場に困らない!宜野座村の利便性
では、宜野座村の居住地としての利便性はどうでしょうか?
日常的な買い物がしやすい
宜野座村は、適度に田舎で沖縄の原風景が残る地域です。そのため、大きなショッピングセンターはありませんが、日常的な買い物に便利な商業施設はいくつか点在しています。
たとえば、宜野座村宜野座にある「かねひでジップマート宜野座店」がそのひとつ。肉類や魚介類、野菜はもちろん、冷凍食品の品揃えも充実しているため、毎日の買い物にとても便利です!
連日22:00まで開いているため、仕事帰りや子どもを寝かしつけたあとに利用できるのもうれしいポイントといえます。
このほか、宜野座村惣慶には「仲間商店」があります。沖縄ならではの鮮魚が揃っているほか、沖縄料理を中心としたお惣菜も取り揃えており、その利便性は抜群です! 雑貨や文具、ペット用品も販売しているため、家族の必要なアイテムも購入しやすいでしょう。
参照:仲間商店
公園が充実している
宜野座村には、子どもたちが笑顔になる公園がたくさんあります!
たとえば「宜野座村農村公園」がそのひとつです。年中無休のこの公園にはカラフルなアスレチックのほか、すべり台やスイング遊具など、さまざまな遊具が揃っています。砂場をはじめとする、小さなお子さんが遊べるスペースもあるので、家族みんなで楽しい時間を過ごせますよ。
「漢那児童公園」は、漢那ビーチに隣接する公園です。貝殻をモチーフにした大きな遊具をはじめ、すべり台やターザンロープなどがあるため、子どもたちが遊ぶにはぴったりです! 自転車に乗れるようになったお子さんであれば、海辺の歩道をサイクリングするのもよいかもしれません。
車がないと不便かも……?宜野座村の交通面
宜野座村は古きよき沖縄の原風景が残る地域であることから、那覇市ほど都会ではありません。そのため、路線バスの路線・本数ともに比較的少なめです。
ただし、那覇空港国内線旅客ターミナルから宜野座ICまでは高速バスが運行しており、那覇空港や旭橋・那覇バスターミナルへ行くことが可能なため、那覇市へはアクセスしやすくなっています。
参照:ぎのざの場所|宜野座村
とはいえ、都会に比べると公共交通機関に物足りなさを感じやすいため、もし引っ越し・移住するのであれば車を所有することをおすすめします。そうすれば、毎日の買い物はもちろん、休日のお出かけもよりしやすくなるでしょう。
なお、上述のとおり宜野座村には沖縄自動車道(高速道路)のICがあります。そのため、車があれば宜野座村から那覇市へ、またはさらに北部へとアクセスしやすいでしょう。
支援制度がうれしい!宜野座村の子育て情報
宜野湾市は、さまざまな子育て支援制度・医療助成制度に取り組んでいます。以下で、その一例をご紹介します!
こども医療費助成制度
こども医療費助成制度は、子どもの健やかな成長を目的とし、子どもの医療費を助成する制度のことです。宜野座村に住んでおり、いずれかの医療保険に加入している子どもの保護者が対象となります。医療費負担を軽減できるため、ママ・パパにとってうれしい制度といえるでしょう!
ワクチン接種緊急促進事業
ワクチン接種緊急促進事業は、疾病の発症・重症化を予防することを目的とし、子宮頚がんワクチン・ヒブワクチン・小児用肺炎球菌ワクチンの公費を助成する制度のことです。
ワクチンの接種は健康を維持する上で大切なことですが、費用の観点から接種が難しいご家庭もあるかもしれません。宜野座村ならそのネックを解消できるため、健康維持のため積極的にワクチンを接種できるようになるでしょう!
子宮頚がんワクチン | 中学1年生〜高校1年生の女性 (※追加接種は高校2年生まで対象) |
ヒブワクチン 小児用肺炎球菌ワクチン | 生後2か月~4歳までの子ども (※4歳=5歳の誕生日前日まで) |
特定不妊治療費助成
特定不妊治療費助成は、宜野座村で不妊治療を受けているご夫婦の経済的負担を軽減をするため、そして少子化対策に努めるため、不妊治療費を助成する制度です。1年度あたり15万円を限度に通算3年間助成してもらえるため、費用をさほど気にせず不妊治療に取り組むことができます。
宜野座村を引っ越し・移住先の候補にしてみては?
古きよき沖縄を感じられる宜野座村は、「都会の喧騒から離れてゆったり過ごしたい」というママ・パパ、そして家族におすすめの地域です。適度な田舎なので公共交通機関が少なく、車があったほうが移動がしやすいという一面もありますが、日常的な買い物をする分にはさほど困りません。また、村内には公園も多く点在しているため「子どもが遊ぶ場所がない」と悩むこともないでしょう!
引っ越し・移住を検討する中で「沖縄のどこで暮らそうか?」とお悩みのママ・パパは、この機会にぜひ宜野座村を候補に入れてみてください。
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