沖縄とアメリカの文化が入り混じる「沖縄市」!そこでの暮らしとは

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沖縄県中部にある沖縄市は、自然と市街地のバランスがよく、南部や北部へのアクセスが良好な街です。すぐそばには嘉手納基地があり、週末になるとまるで海外のような雰囲気になることがあります。

そんな独特な雰囲気を持つ沖縄市での暮らしは、どのようなものなのでしょうか?

沖縄市の基本情報

沖縄市は、1974年にコザ市と美里村が合併して誕生しました。
総面積は49.72km2。令和6年3月1日時点の人口は142,284人、総世帯数は66,759世帯で、那覇市の次に大きな街といわれています。

参照:​​令和6年3月|沖縄市

沖縄市の北側には「北山原(きたやんばる)」と呼ばれる自然豊かな地域があります。北部の山原地域のような自然豊かな森が広がるため、こう呼ばれているそうです。
そして東側には、マングローブ林や水鳥が観察できる泡瀬干潟が広がっています。

沖縄市は、別名「エイサーの街」と呼ばれているのをご存知でしょうか?
沖縄の伝統芸能エイサーがとても活発で、旧盆の週末には沖縄最大級の夏祭りである「沖縄全島エイサーまつり」が行われ、県内外から30万人もの観客が訪れます。うちなーんちゅなら一度は見に行ったことがあるのではないでしょうか? 鳴り響く太鼓の音と迫力ある舞いは圧巻ですよね!

さらに、沖縄市はコザを中心に「音楽の街」としても知られています。市内にはたくさんのライブハウスがありますが、そのシンボル的存在が「ミュージックタウン音市場」。1階の音楽広場を中心に、ライブやダンスイベントなどさまざまなイベントが開催されます。

このほか、ファミリー層に人気の「沖縄こどもの国」や「東南植物楽園」、2021年2月に完成した「沖縄アリーナ」があるのも沖縄市です。
沖縄アリーナではアーティストのライブやスポーツイベントが開催されていて、2023年8月には「FIBAバスケットボールワールドカップ2023」が開催予定となっています。2023年5月からチケット第三弾販売が随時スタートするため、購入して家族で観戦するのもよいかもしれません!

参照:FIBAバスケットボールワールドカップ2023 チケット第三弾販売に関するお知らせ|公益財団法人 日本バスケットボール協会

沖縄市の利便性

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田舎すぎず都会すぎない沖縄市には、大型ショッピングセンターはないものの、スーパーやコンビニ、ドラッグストアなどの生活に必要な施設は揃っています。
なかでも、JA中部ファーマーズマーケット「ちゃんぷる〜市場」は地元で採れた新鮮な野菜が手に入る憩いの場所です。市外から訪れる場合には、ぜひ足を運んでみるとよいでしょう。

先述しましたが、沖縄市は那覇市の次に大きな街なので「車がないと生活が不便なのでは?」と思われがち。しかし、市外と結ぶ路線バスだけでなく、市内をまわる循環バスも走っています!

市外線を利用すれば近隣の市町村へ行けますし、市内の循環バスは乗り継ぎがあるものの沖縄市内をまわることができるため、自家用車を持っていなくてもほとんど不便を感じることはないでしょう。
ただし、沖縄県は夏の暑さが厳しく突然雨が降ることも多いので、自家用車を所有するに越したことはありません。

ちなみに、沖縄市循環バスの利用料金はどのバス停で降りても一律となっています。乗車しているルートからほかのルートのバスへ乗り換える際は、降車時に運転手から「無料乗継券」を受け取り、乗り継ぐバスの運転手に渡せば、当日に限り乗り継ぎが無料になるため覚えておきましょう。
専用の回数券やバスの現在位置情報システムなどもあるので、よく利用する場合は活用するとよいかもしれませんね。

参照:沖縄市循環バス|沖縄市

沖縄市の交通面

沖縄市は沖縄本島中部にあり、中央よりやや南側にあります。
主要道路は沖縄本島の西側を縦断する国道329号線と沖縄自動車道の2つ。どちらも南北に伸びる沖縄県の主要道路となっているため、どの地域へもアクセスがしやすくなっています。沖縄自動車道に関しては、沖縄市内に「沖縄南IC」と「沖縄北IC」の2つのインターチェンジがあるため、利用しやすいのが魅力です。

那覇市まではやや遠く感じますが、沖縄自動車道を使えば30分程度でアクセスできます。そのため、沖縄市内から那覇市へ通勤している方も多いようです。通勤・通学ラッシュ時には渋滞に注意する必要があるでしょう。

沖縄市の子育て情報

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沖縄市は自然と市街地のバランスがよく、子育て世帯が住みやすい街といえます。

たとえば待機児童は、平成28年には360人いたのに対して、令和4年には15人にまで減っています。那覇市の23人(令和4年)と比較すると、わずかではありますが少ないことがわかるでしょう。

参照:令和4年4月1日時点における沖縄県の待機児童数(確報値)について|沖縄県子ども生活福祉部子育て支援課

このほか、沖縄市には八重島公園や若夏公園をはじめ、しっかりと管理されている公園が多くあるため、外遊びには困りません。

なお、沖縄市での子育てについては、OKIIKU(おきいく)をチェックするのもおすすめです!

子育て支援

沖縄市で子育てをする際に利用したい支援制度は、以下のとおりです。

結ぽ〜と

妊娠から子育て期まで切れ目のない支援を目的として、「子育て世代包括支援センター 結ぽ〜と」が市役所に開設されました。窓口では保健師・助産師・栄養士・精神保健福祉士などの専門家が相談に応じています。必要に応じて家庭訪問も行っているようなので、妊娠期から子育て期まで、不安なことがあればすぐに相談してみましょう!

参照:沖縄市子育て世代包括支援センター 「結ぽ~と」|沖縄市

出産・子育て応援給付金事業

令和5年3月1日よりスタートした新事業です。出産育児関連用品の購入や子育て支援サービスの利用負担軽減を図る「出産・子育て応援給付金」の給付と、妊娠〜子育てに関する相談・情報提供を実施する「伴走型相談支援」がひとつになりました。

出産・子育て応援給付金の給付要件を満たしていれば、出産応援給付金として妊娠1回あたり5万円、子育て応援給付金として子ども1人あたり5万円が受け取れます。

参照:出産・子育て応援給付金事業について|沖縄市

子連れで楽しめるお出かけスポット

沖縄市でお出かけを楽しむなら、以下のスポットがおすすめです!

沖縄こどもの国

沖縄ならではの希少な動物が見れる動物園で、釣り堀やゴーカートなどもあり家族で楽しめます。
大人 500円、中高生 200円、4歳〜小学生 100円、3歳以下 無料という入場料金の安さも魅力です。

このほか、雨の日も遊べる屋内型体験施設「ワンダーミュージアム」も併設されています。子どもの感性を刺激する体験型遊具が豊富で、子どもたちの可能性を広げてくれるでしょう!
なお、ワンダーミュージアムに入館するには別途入館料が必要です。大人 200円、4歳〜高校生 100円、3歳以下 無料となっています。

筆者も子どもを連れて何度も沖縄こどもの国へ出かけています。頻繁にイベントが開催されているため、何度足を運んでも飽きないのがいいですよね! 広場で敷き物を敷いてピクニックを楽しんでいる家族もたくさんいましたよ。

参照:沖縄こどもの国

東南植物楽園

イルミネーションアワードで2年連続3位を受賞、2022年には沖縄三大夜景にも認定された「OKINAWA 南国イルミネーション」で有名な東南植物楽園! 約1,300種類もの植物が鑑賞できます。ゆっくりとお散歩をしながら植物を鑑賞するのはもちろん、音声ガイドで学びながら園内を周る周遊バス「ヤッシー号」に乗って楽しむのもよいですね。

このほか、シーサー絵付け体験やハーバリウムペン作りなどの体験教室、カピバラやコモンリスザルに触ることができる動物ふれあい広場もあります。園内で栽培されているハーブや沖縄市近郊の農家から仕入れた野菜を使ったランチ・ディナーが堪能できるレストランも併設されているので、たくさん遊んでお腹が空いても安心です!

参照:東南植物楽園

沖縄県総合運動公園

レクリエーションプールやテニスコート、体育館などの運動施設のほか、オートキャンプ場や多目的広場、大型遊具など、家族で楽しめる施設がある沖縄県総合運動公園。
多目的広場ではボール遊びやかけっこができて、大型遊具には複数の滑り台やトランポリンがあります。屋内型のキッズルームには授乳室やおむつ交換台、ベビーベッド、電気ポッドなどが完備されているので、乳幼児を連れていても安心です。

ホームページからイベント情報と駐車場が混雑しやすい日程が確認できるので、お出かけ前に確認しておきましょう。

参照:沖縄県総合運動公園

沖縄市立図書館

絵本をはじめとする子ども向けの本、育児本などが多く揃う沖縄市立図書館。毎月第2・3・4土曜日には絵本や紙芝居、エプロンシアターなどの読み聞かせがあり、親子で利用できます。
さらに、自習室「まなびの部屋」は無料で利用できるので、小中学生の学習場所としてもぴったり!「自宅では勉強に集中できないけれど学習習慣を身につけたい!」という家庭におすすめです。

このほか、移動図書館「ちえぞう君」は約1,200冊の本を積んで公民館や小学校などに出張しているようなので、車がなくて図書館へ足を運べない方はこちらを利用してみましょう。

参照:沖縄市立図書館

遊び場たっぷりの沖縄市で暮らそう

沖縄市での暮らしは、イメージできましたでしょうか? 遊びスポットが多いので、子育て世代にぴったりの街といえるかもしれません。
もし沖縄市への引っ越しや移住を考えている場合は、ぜひ今回の内容を参考にしてみてくださいね。

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さえこ

小学生の娘を持つ母😀
休日は娘と美味しいもの🍴を食べに出かけるのが大好きです💕
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