自由研究のテーマ、どうする?沖縄の自然環境や歴史、文化を取り入れてみよう!

沖縄 自由研究 テーマ

自由研究のテーマに決まりはないため、お子さんが好きなことについて調べても問題はありません。
しかし、せっかくなら地元である沖縄について理解を深めるために、沖縄にまつわるテーマを選定してみるのもおすすめです。

そこで今回は、沖縄にまつわるおすすめの自由研究のテーマをご紹介します。今年の自由研究のテーマ決めにお子さんが悩んでいるようなら、ぜひ参考にして提案してみてください!

【自由研究におすすめのテーマ①】沖縄の海の生き物観察

沖縄といえば青く美しい海! そんな海に生息する生き物の観察をするのはいかがでしょうか?

県内には沖縄美ら海水族館DMMかりゆし水族館の2箇所の水族館があり、それぞれで沖縄らしい生き物を観察できます。 
なかでも沖縄美ら海水族館ではサンゴの大規模飼育を行っており、サンゴ礁に生息している色とりどりの魚たちを観察できます。たとえば、ディズニー映画「ファインディングニモ」のニモでお馴染みの「カクレクマノミ」のほか、ドリーのモデルとなった「ナンヨウハギ」やクラッシュとして人気の「ウミガメ」などが見れますよ。

このほか、年齢によってはシュノーケリングやダイビングで実際の海に潜るのもよいかもしれません。お子さんを連れて参加できるツアーやコースもあるため、親子で参加すると一緒に生き物観察ができるだけでなく、家族の思い出にもなりますよね。
このとき、防水カメラや水中カメラを用意しておけば、水中で写真を撮ることもできます。スマートフォンを防水ケースに入れて写真を撮ることも可能ですが、ピントが合わなかったり、防水ケース上での操作がうまくいかなかったりすることもあるため、防水カメラや水中カメラがよいでしょう。

【自由研究におすすめのテーマ②】沖縄の植物観察

沖縄 自由研究 テーマ

亜熱帯気候の沖縄には、フクギやガジュマル、デイゴ、ハイビスカスといった県外では見られない植物が数多く生息しています。

たとえば、フクギは本部町にある備瀬のフクギ並木で観察することができますし、ガジュマルは小学校などの校庭で見ることができます。もし通っている小学校にガジュマルが生えていない場合は、名護市のひんぷんカジュマルや南城市のガンガラーの谷などへ見に行くとよいでしょう。
また、デイゴやハイビスカスも小学校の校庭や街路樹に植えられていることが多いため、比較的簡単に探すことができるはずです。

植物を自由研究の題材として数日かけて観察する場合は、自宅近くで植えられているところを見つけるのがおすすめです! ただし、ほかの家の敷地内に植えられている場合は、観察してもよいか許可を得るようにしましょう。

このほか、マングローブを観察してみるのもよいかもしれません。マングローブとは、海水と淡水が混ざりあった水辺に生息する植物の総称です。「マングローブ」という名前の植物があるわけではありません。日本では鹿児島県の一部地域と沖縄県に分布しており、沖縄にはメヒルギ・オヒルギ・ヒルギモドキ・ヤエヤマヒルギの4種類が確認されています。
マングローブが見える岸から観察するのもよいですが、金武町の億首川(おくくびがわ)や中部を流れる比謝川(ひじゃがわ)などではカヤックに乗ってマングローブを間近で観察できるツアーも開催されているため、親子で参加してみるとよいかもしれません。

【自由研究におすすめのテーマ③】沖縄ならではのものづくり体験

沖縄ならではのものづくり体験をするのもおすすめですよ! 作品として学校にも持っていけるものなら琉球グラス作りや紅型体験、陶芸体験、シーサー作りなどがあり、飲食系なら黒糖作りや塩作り体験などがあります。黒糖や塩なら比較的保存期間が長いため、しっかりと密閉しておけば作品として学校へ持っていくこともできますよね。
実際の体験を通して作品を作り、完成品を手にすることで、思考力を養い達成感を味わわせてあげることができるでしょう。

なお、体験内容によっては年齢制限を設けていることもあるため、予約前に確認しておきましょう。

あんまーるでは、サンゴを使った首里琉染の「サンゴ染め体験」と、新感覚ワークショップラクガキ -Art Project-の「アートフィギュア製作体験」について、別記事で詳しくご紹介しています。これらも自由研究にぴったりなので、ぜひ検討してみてくださいね!

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那覇で体験教室を楽しもう!新感覚ワークショップ「ラクガキ -Art Project-」

【自由研究におすすめのテーマ④】沖縄の歴史を学ぶ

沖縄 自由研究 テーマ

小学校中学年〜高学年のお子さんなら、沖縄の歴史について学ぶのもおすすめです!
「沖縄は昔『琉球』と呼ばれており、首里城には王様が住んでいた」ということはよく見聞きしても、「琉球の時代にどのようなことをやっていて、なぜ琉球から沖縄になったのか」というところまでは知らないお子さんが多いでしょう。そのため、沖縄の歴史を自由研究のテーマにすれば、お子さんの沖縄への理解をグッと深めることができます。

沖縄の歴史について学ぶなら、首里城へ行ってみるのがおすすめです。現在復元中の首里城正殿が見れるだけでなく、世界遺産である首里城正殿遺構も見ることができますよ!
昔の沖縄の暮らしについては、琉球村おきなわワールドでも学べます。これらの施設には古民家が立ち並んでいて、その中で三線や機織りなどのさまざまな体験をしつつ、当時の人々の暮らしを垣間見ることができるでしょう。

エイサーや琉球舞踊、組踊など沖縄の伝統芸能について学ぶのもよいかもしれません。沖縄市にあるエイサー会館では太鼓の展示やエイサー体験を行っていますし、国立劇場おきなわ沖縄県立博物館・美術館では琉球舞踊や組踊の公演を行っていることがあります。実際の公演を見に行くことで、お子さんの感性を養うことができますよ!

このほか、唯一の地上戦が行われた沖縄戦について学ぶのもよいでしょう。
悲惨な戦争について調べることで悲しい気持ちになることもありますが、親子で平和について考えることは非常に重要です。二度と戦争をしないために自分たちにできることは何か、家族で考えるきっかけになりますよね。
なお、沖縄戦については糸満市にある平和祈念資料館ひめゆり平和祈念資料館、那覇市にある対馬丸記念館で学ぶことができます。

ちなみに、あんまーる編集長のゆーりんちーは沖縄本島にある世界遺産をすべてまわる自由研究をしたらしいですよ! 家族で県内にある世界遺産巡りをするのも楽しそうですよね! ぜひ参考にしてみてください。

自由研究のテーマがなかなか決まらないときは……?

お子さんの年齢や性格によっては、自由研究のテーマがなかなか決まらないこともあるでしょう。もちろん、自分でテーマを決めて自主的に動くことは大切ですが、あまりにも自主性に委ねすぎると、「気がついたら夏休みも残りわずか……!」ということにもなりかねません。

自由研究のテーマがなかなか決まらない場合は、ママやパパがお子さんの「好き」や「興味」からいくつかテーマを提案してあげるとよいでしょう! 動物や生き物が好きなら水族館や動物園に行ってテーマを探すのもよし、歴史に興味があるなら沖縄の歴史にまつわる施設に出かけてみるのもおすすめです。

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自由研究のテーマの決め方とは?子どもと一緒に参加したいイベント情報もご紹介

沖縄に関する自由研究で地元について理解を深めよう!

自由研究で沖縄について学ぶことで、沖縄の自然環境や歴史、文化について理解を深めることができます。図書館やインターネットを使って調べるのもよいですが、せっかくの夏休みなので、実際にさまざまな施設へ行ったりイベントに参加したりするのもよいかもしれません。

自由研究はお子さんの宿題ではありますが、親子で協力して沖縄について学びつつ、楽しい思い出作りに活用するのがおすすめです。今回ご紹介したアイデアをぜひ参考にしてみてくださいね。

 


あんまーるでは、沖縄で子育てをしているママとパパの声を大切にしています。

「こんな情報があるとうれしいな」「これについてもっと詳しく知りたい」という意見があれば、どうぞお気軽にお問い合わせください! 皆さまの率直な声を心よりお待ちしております。

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さえこ

小学生の娘を持つ母😀
休日は娘と美味しいもの🍴を食べに出かけるのが大好きです💕
沖縄での子育てがもっと楽しくなるよう、役立つ情報を発信していきます🥺✨

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