日本国内のリゾート地として人気の沖縄県。青い海に白い砂浜、そして海外のような風景に憧れ、「いつかは沖縄に住みたい」と思う方は少なくありません。
しかし、移住を考えたときに気になるのが「沖縄は子育てに向いているのか」ということ。
そこで今回は、沖縄で子育てをするメリット・デメリットを解説します。また、沖縄在住の子育て世帯に嬉しいサービスもご紹介しているので、ぜひチェックしてみてください!
もくじ
まずは知っておきたい!沖縄で子育てをするメリット
沖縄で子育てをするメリットは以下のとおりです。
温暖な気候で過ごしやすい
沖縄の年平均気温は、那覇市で23℃前後です。
夏の時期は35℃を超えることが少ないため、気温が40℃前後になる静岡や埼玉、東京などに比べて過ごしやすいといえます。冬の時期は10℃を下回ることがなく、雪はほとんど降りません。これまで沖縄本島で雪が降ったことがあるのは、2016年1月24日〜25日に名護で1回だけといわれています……!
このように、沖縄は夏になると北日本を除いたほかの地域と気温があまり変わらず、冬は日本のどこよりも暖かくなるため、大人も子どもも過ごしやすい環境といえるでしょう。
子育てに理解のある人が多い
沖縄は子どもの割合が全国的に高いため、子育てに理解のある方が多いのもメリットです。
2021年10月の総務省統計局のデータを見てみると、沖縄県が16.5%ともっとも高く、次に滋賀県の13.4%、佐賀県の13.3%となっています。
子どもの割合が高い沖縄だからこそ、「みんなで協力して子どもを育てていく」という意識が根付いており、子育てに理解のある方が多いのです!
会社だと、たとえば気を遣わずに産休・育休を取得できたり、子どもの行事や体調不良で快く休みを取らせてくれたりすることは珍しくありません。
お店だと、買い物中やレジ待ちでおじいちゃんやおばあちゃんたちが気さくに声をかけて、子どもたちを可愛がる姿を目にすることも多々あります。
周囲の方たちが子育てに協力的なため、沖縄では子育てがしやすいのです。
参照:都道府県|総務省統計局
すぐに海に遊びに行ける
沖縄は海に囲まれている島国のため、「海に行きたい」と思えばすぐに足を運べます。
たとえば、沖縄県内で唯一海に面していないエリアに南風原町(はえばるちょう)がありますが、そこから車を30分ほど走らせれば近くのビーチに辿り着けます。それほど沖縄では海が身近なのです!
海では子どもと一緒に砂浜で遊んだり海水浴を楽しめるだけでなく、マリンアクティビティも満喫できます。シュノーケルやカヤックであれば、比較的小さい子どもでも楽しめるのでおすすめです!
なお、海に行くときの持ち物は以下の記事でご紹介しているので、あわせてご覧ください。
子連れで沖縄を楽しむために必要な持ち物とは?海に行く場合・旅行の場合別でご紹介!
スギ・ヒノキが原因の花粉症に悩むことがない
「沖縄は花粉がないから花粉症に悩まされることがない」という噂を見聞きしたことがある方は多いのではないでしょうか?
厳密にいうと、沖縄にも花粉はあります。ただし、花粉症の原因で有名なスギ・ヒノキはほとんどありません! そのため、スギ・ヒノキが原因で花粉症に悩んでいる方は、沖縄に来ることで症状が緩和されるようです。
花粉症に悩んでいる人からすると、これは大きなメリットといえるでしょう。
あわせて押さえておこう!沖縄で子育てをするデメリット
沖縄で子育てをするメリットがある一方で、デメリットもあります。ただし、工夫次第では回避することもできるので、あわせて押さえておきましょう!
車がないと不便
沖縄には電車がないため、公共交通機関で広範囲を移動するとなると基本的にバスを使わなければなりません。ただし、場所によってはバスの本数が少ないこともあるため、車がないと不便に感じることがあります。
また、子育て世帯が多く住む地域は、近隣の保育園がすぐに満員になり預けられないこともあるでしょう。早めに仕事をしなければらない場合は、少し離れた保育園に預けることを検討しなければなりません。その際に車がないと不便なため、沖縄で暮らすなら車はあったほうがよいといえます。
もし車の免許を取れるのであれば取ったほうがよいですが、難しい場合は公共交通機関を利用しやすい場所に住むことであまり不便に感じないでしょう。
たとえば、広範囲を移動したい場合は高速バス乗り場が近いところ、近場でもいろんなところに行きたい場合はゆいレールの駅付近がおすすめです。ゆいレールなら「1時間に1本しかこない!」なんてことはほとんどないですし、駅近くの保育園を利用できれば車がなくても送り迎えができますよ。
台風が多い
沖縄は台風の影響を受けやすい地域です。そのため、暴風域に入ると学校が休みになることが多く、暴風域に入っておらず「夜遅くから雨風が強くなるかな」と思っていても学校側の判断により午前中に途中下校させられることもあります。
そうなると仕事を早退しなければならず、給与形態が時給の方にとっては収入面に影響を及ぼすこともあるでしょう。
収入面が心配な方は、リモートワークができる会社を選ぶのがおすすめです。リモートワークなら子どもがいても家にいながら仕事ができるので、収入が減ってしまう心配がありません。
ただし、沖縄に接近・上陸する台風は勢力が強いことが多いため、住む地域によっては停電することが多々あります。移住する・引っ越しをする際は、台風のことも考慮して仕事と住む場所を決めるようにしましょう。そうすれば、台風による影響をあまり受けずに済むはずです。
沖縄で暮らすなら知っておきたい「おきなわ子育て応援パスポート」
沖縄に在住の方、もしくはこれから沖縄に住む方は「おきなわ子育て応援パスポート」について知っておきましょう!
おきなわ子育て応援パスポートとは、優待や割引、特典などが受けられるサービスのことです。妊婦さんや18歳未満の子どもがいる子育て世帯を対象にしたサービスで、子育てファミリー応援店・施設にて使用できます。
おすすめの活用方法
子どもと一緒にお出かけをする際、「オムツ替えスペースはあるか」「授乳室はあるか」などが気になる方は多いでしょう。それらの情報をホームページで事前に調べたうえで出かける方もいますが、「せっかく遠出したからこの周辺でよい場所ないか」と、外出先で周辺情報をリサーチすることもあるはず。そのような場合、おきなわ子育て応援パスポートの利用が便利です!
おきなわ子育て応援パスポートのサイトでは、「カテゴリ」「エリア」「サービス区分」で検索すれば希望の施設をすぐに探すことができます。
たとえば、「オムツ替えスペースが完備されている場所で食事がしたい」という場合は、カテゴリで“食べる”を、サービス区分で“便利な設備”を選択し検索します。そうすると該当施設が一覧で表示されるので、気になる施設の詳細ページを開き、サービス内容をチェックしましょう。そこに「オムツ替えスペース」と記載されていれば完備されているので、安心してお店に行くことができます。
このほか、お出かけ場所に悩んだ際におきなわ子育て応援パスポートのサイトを開き、施設情報を調べてから行き先を決めるのにも便利です!
使用方法
おきなわ子育て応援パスポートは登録不要で使用できます。ホームページでパスポート画面を表示し、それを対象施設で提示するだけでOKです!
また、パスポート画面をプリントアウトして提示する方法、カード型のパスポートを提示する方法もあります。
なお、カード型のパスポートに関しては市役所や子育て支援センター、児童館で入手できます。
おきなわ子育て応援パスポートはこちらから
◯ 関連記事
おきなわ子育て応援パスポートとは?今日から活用してお得に食事や観光を楽しもう
南国の沖縄で子育てを楽しもう!
沖縄は温暖な気候で過ごしやすく、また子どもの割合が高いため子育てに理解のある方が多いといった魅力があります。「いつか沖縄に住みたい」という方は、沖縄で子育てするメリット・デメリットを押さえて、ぜひ移住を検討してみてはいかがでしょうか?
「すでに沖縄に住んでいる」という方は、おきなわ子育て応援パスポートを今日から利用できます。子育て世帯に嬉しいサービスとなっているので、活用してみてください!
◯ 関連記事
沖縄で子育てをする方必見!支援制度を押さえておこう
沖縄県内で「子育てしやすい」といわれている地域はどこ?上位3市町村をご紹介
沖縄に子連れで移住したい方必見!基本情報から教育事情・移住支援まで解説
意外と知らない沖縄の物価事情!ライフラインの費用や家賃・賃金についても解説
あんまーるでは、沖縄で子育てをしているママとパパの声を大切にしています。
「こんな情報があるとうれしいな」「これについてもっと詳しく知りたい」という意見があれば、どうぞお気軽にお問い合わせください! 皆さまの率直な声を心よりお待ちしております。
ご意見・ご感想はこちらから